FC2ブログ

茶会での友情・刑部の涙

2010年06月12日 00:02

720 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/10(木) 22:46:13 ID:NfqAiUjE
既出の話だが、まとめにあるのは短すぎるので、補足、相違
点を交えてまとめ、再度紹介したいと思う。 この逸話は大好きなので
許して欲しい。
関ヶ原での挙兵相談を三成から聞かされ、勝算少なしと思いながらも、
義を選んだ吉継の頭にはきっとこの時の事がよぎっであろう。

「茶会での友情・刑部の涙」

石田三成と大谷吉継は幼少の頃から、秀吉に小姓として仕えていたため、
知己を交わし互いを「佐吉、紀之助」と幼名で呼び合う仲であった。
知勇兼備にて秀吉の覚えめでたい吉継の将来は、順風満帆に見えた。
しかし吉継は重いハンセン病に罹い、悪化するにつれ公務以外は内に
籠もる事が多くなった。 そんなある日、秀吉から諸侯を招いた茶会の
招待状が届いた。醜目を晒す事に気乗りしない吉継ではあったが、
主君から直々の招待とあっては断れじと重い腰をあげた。
さて、厳かに茶会は催され、気分を良くした秀吉が自ら茶をたてそれを
廻し飲む事になった。 吉継の病の事は衆知の事であったので、一座に
微妙な空気が流れた。吉継は脂汗をかきながらこの場をどう凌ぐか
思案してる間に、自分の順番が廻ってきた。 「それがしは結構」とは
言えず、吉継は飲むふりだけをして次の増田長盛に腕を渡そうとした所、
安心して気が緩んだのだろうか、茶の中に鼻水がポトリと落ちてしまった。
座席のものがそれを見、既に飲み終えたものは安堵し、未だの者には緊張が
走った。特に次に控える長盛は青くなり、吉継は恥ずかしさ惨めさに
真っ赤になった。 さりとて、中断する訳にもいかず長盛は口をつけないように
飲むふりをし次に廻したので、皆がそれに続いていくかと思われた。
しかし、このままだと問題が起きる。秀吉自らたてたありがたき茶が、
万座を廻したあとに波々と残っていたら大変無礼な話である。
そこへ一人立ち上がり、茶碗に向かって進みよる者がいた。三成である。
「其れがし喉が渇いて渇いて仕方ありませぬ。とても順番まで待てぬ、
失礼仕る」と、腕を奪い取りグビグビと飲み干した。 一同唖然と三成を仰ぐ中、
「やや!これは失念、あまりの渇きと茶の美味さにすべて飲み干してしまいました。
すぐに代わりを」と言い、側の者に代えを所望した。
その際、わざと茶碗を落とし「失礼いたした。皆々様に転げた茶碗では
恐れ多い、お取替えを。」
と腕も交換させ、恙無く茶会は終了した。
その際、わざと茶碗を落とし「失礼いたした。皆々様に転げた
茶碗では恐れ多い、お取替えを。」と腕も交換させ、恙無く茶会は終了した。
事の顛末に一同は安心顔、ご満悦なラスボスはニッコリであったが
一人だけ例外がいた。
吉継は茶会終了後、急ぎ屋敷に立ち戻り家人を下がらせ戸を塞ぎ、
寝所で男泣きに泣いた。そしてこの時に誓ったのである。
「左吉のためならば、この命如何様になりとて惜しくはない!」
これが後々三成との友情をさらに深め、関ヶ原での粉骨砕身の
働きに繋がるという、二人のいい話。





723 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/10(木) 23:28:26 ID:lrOw3eY5
そこに居合わせた福島正則、加藤清正たち
「茶の湯の作法なんて知らねーぞ・・・そうだ、癪に障るが石田たちの真似しよう」
石田が鼻水ズズー
いやいやながら真似をして鼻水入れたり、それを飲んだり
後で細川忠興から笑われ、三成を逆恨みしたことがのちの七将襲撃につながるのであった

↓落語「荒大名の茶の湯」の改変
ttp://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-2990.html

750 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/12(土) 02:51:58 ID:CS1JPUiD
>>720
泣けた。。。。

三成は反豊臣や不正・怠惰には容赦ないが、交友の
ある相手なんかには下手な武将より熱いから
ほんと好き嫌い別れる性格しとるよね。
実際こんな出来事あったら、吉継じゃなくても
心震わさずにはいられない。

751 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/12(土) 11:22:27 ID:5SlyQdyE
行政じゃないほうの殿中政治ができないからなー。
もう少し早く生まれて、秀吉のためには信長やその側近の機嫌を取るために道化演じなきゃいけないとか学んでいればな。
スポンサーサイト





コメント

  1. 御神楽 | URL | -

    >「茶の湯の作法なんて知らねーぞ・・・そうだ、癪に障るが石田たちの真似しよう」
    >いやいやながら真似をして鼻水入れたり、それを飲んだり
     折角良い話だったのに台無しじゃねーかw
     腹痛いw息が苦しいwww

  2. 人間七七四年 | URL | QjSZ2aSY

    しかしこれだと三成の行動はラスボスを怒らせず、ことを丸く収めるためのもの、
    とも取れてしまうな
    三成の珍しくいい方向に気の回る話、になってしまっている気がする
    あと吉継の勘違い話か?

    どうしてこうなった

  3. 人間七七四年 | URL | -

    三成の意図が異なり勘違いだったとしても、衆目の面前で大恥をかかされるところだった吉継が救われたことには違いはないからな。
    もし、後日三成本人から勘違いだと言われたとしても、決意は変わらないだろう。

  4. 人間七七四年 | URL | mQop/nM.

    ラスボスの性格からすると、鼻水落ちたのを見ても
    さて、諸大名共はどうでるかな?と、ニヤニヤしながら
    観察してそうだw
    そこへ窮地に陥った親友吉継へ助け舟を出しつつも、
    ラスボスの機嫌と大名達の危機、三者まとめて収めた
    三成の機転が光るいい話だな。

  5. 人間七七四年 | URL | -

    治部少さんカッケー

  6. 人間七七四年 | URL | -

    同じ親友のばっちいものが混ざった茶を飲み干した話でも
    かたや美談になった三成、かたやオチになった市松

    市松の扱いがよくわかるな

  7. 人間七七四年 | URL | -

    鼻水が落ちなくても、皮膚病(ハンセンかどうかははっきりしてないはず)に罹った吉継が口をつけたものを、みんなが嫌がって飲むふりだけして回していたが、三成だけは一気に飲み干した
    ってバージョンも聞いたことある

  8. 人間七七四年 | URL | -

    三成「なあに、かえって免疫力がつく」

  9. 人間七七四年 | URL | -

    他の武将はこれを見て三成のことをどう思ったのかね

  10. 人間七七四年 | URL | -

    鼻水でなく、梅毒で腐った皮膚だろ

  11. とおり | URL | qbIq4rIg

    有名な話だし、既出かと思った。

  12. 人間七七四年 | URL | -

    ※9
    きったねー。みつなりにばいきんうつったぞー

  13. 人間七七四年 | URL | -

    三成に敵意あるもの
    「治部め、いいかっこしやがって!!小賢しい!
    これで恩でも売るつもりか!?」


    三成に好意あるもの
    「さすが治部よ!常人には出来ない事をさらりと
    やってのける。そこにシビれる!憧れる!!」

    こんな所じゃないかね?

  14. 人間七七四年 | URL | HfMzn2gY

    というか、吉継は江戸期通して人気があって、
    三成は太閤記ブームの煽りを食ったせいか不人気だったから
    (太閤記の三成は秀吉の失策を被らされてるせいかあんまよく書かれなことが多い)
    「なんで吉継が三成に荷担したのかわからない。なんか恩でもあったに違いない。そうとしか考えられない」
    という思考でできた逸話っぽくはあるんだよなw
    それにしても吉継の逸話はグッとくるのが多いなぁ

  15. 人間七七四年 | URL | -

    江戸期でも、上方や三成が治世を敷いた近江あたりは
    隠れ三成人気あったんじゃないかね?
    幕末になって徳川の権威が失墜してくると、それこそ大手を奮って賛美とか。
    三成と吉継の関係は、忠臣蔵にも多少は通じる所もあるし、庶民受けする話ではあるな。

  16. 人間七七四年 | URL | -

    膿って言うのもよく聞くな~
    何にせよ三成かっこいい!
    情けない話だが、今の自分には出来そうな気がしないな。
    例え親友でも…

  17. 人間七七四年 | URL | hRWi1c.Q

    ハンセン病が伝染病だと発覚したのは明治6年にらい病菌が発見されてからで
    それまでは、業病とか言って蔑まれた面もあるけど、まあ家系の病気(遺伝病)だろうなって思われてたはず。
    感染する恐れうんぬんじゃなくて、単に鼻水ばっちい!って避けられたのをフォローされた話なら
    美談として残るかな。
    確認できる初出が1911年の英雄論だし、江戸期どころか明治か大正にできた逸話じゃない?

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://iiwarui.blog90.fc2.com/tb.php/4296-1ce8cfa9
この記事へのトラックバック