FC2ブログ

『御前相撲』

2010年06月27日 00:00

944 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/25(金) 22:03:16 ID:RzAGyi7B
朝鮮征伐の頃のこと
本営名護屋において豊臣秀吉は無聊をかことうと、御前相撲を開催した。

さてその相撲において、加藤清正家臣、毛谷村六助(貴田孫兵衛)が強い強い。
その勝ちに興をそえようと、秀吉の御伽衆、曽呂利新左衛門は六助が勝つたびに
負けた相手の狂歌を作った。

石田三成の家臣太山伯耆(ふとやまほうき)は、六助に突き飛ばされると三成の前に吹っ飛び
なんとその頭を蹴り飛ばしてしまった。そこで曽呂利

『ほうきだけ 土俵の砂をかき下がり 主人の頭けるはふと山』

次に挑戦したのは渡辺勘兵衛了、これは六郎にあっさりと土俵の外に掴み出された。
そこで曽呂利

『渡辺は かねて手取りと聞きたるに つかみ出されてくやしカンベエ』

今度は可児才蔵が挑戦、こちらははたき込みで敗れた。
ここで曽呂利

『はさみ手を 取られてカニ(可児)の負け相撲 横にはうのを前にはうとは』


以上、落語『御前相撲』の一席でございました。




945 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/25(金) 23:31:01 ID:B5OrUO8B
うまいなあ、よくもまあすぐに作れるもんだ

946 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/26(土) 00:30:50 ID:eXmJn4T4
可児才蔵だったら相撲で負けた後に「次は槍で勝負するぞ」とか言い出しそう。

947 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/26(土) 00:38:10 ID:YkMKvMQV
「次は槍で勝負しようぜ、ただしお前は一人で来いよ」ですね。

962 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/26(土) 16:50:47 ID:sFb48Sr4
>>944
太山伯耆って大山伯耆のことだよね
落語ではふと山になってるのか?

963 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/26(土) 22:56:36 ID:iKXMu6ng
>>962
実在人物を歌舞伎や浄瑠璃にする時に微妙に名前を変えるのと同じなんじゃない。
武智日向守とか真柴久吉とかさ。

964 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/27(日) 00:43:36 ID:ggZ+o18t
杉原親憲「その程度の表記の違いはよくあること」

966 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/27(日) 13:35:53 ID:cETv7P+I
>>964
秀忠「うむ。杉と水のような間違えやすい字の場合はいたし方あるまい」
スポンサーサイト





コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    太山には、幕府を憚る必要はないかと。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    面白い話だけど
    「無聊をかことう」
    というのは変じゃあるまいか…
    「無聊をかこつ(暇をもて余す)」→「無聊を慰める(暇潰し)」
    ならわかるんだが…
    いや、細かいことだけどさ。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    いやこれは上手い!と思えた。
    駄洒落も聞いてるし、一発で何が起きたか想像し易いですね。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    つーか限りなく顔ぶれの豪華な相撲だなw

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://iiwarui.blog90.fc2.com/tb.php/4353-fb4dbabc
この記事へのトラックバック