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宇和島城改築、藤堂高虎はある問題を抱えていた

2010年07月14日 00:00

851 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/07/13(火) 21:30:23 ID:yRyntpwr
慶長年間、三大築城名人が一人・藤堂高虎が伊予半国時代に宇和島城を改築した時のこと。
自らが設計した宇和島城の改築が進むなか、高虎はある問題を抱えていた。

その問題とは、鬼門封じである。本来宇和島城クラスの城となると鬼門(北東)の方向に鬼門封じの
寺院を建立することになっている。
しかし高虎は城の防御のために、どうしても北東方向に防衛拠点となる矢倉を建てたかった。

「とはいえ縁起もあるし、ここの矢倉を無視するわけにはいかないしな……。矢倉か……」

そこで高虎が思いついたことは、
「矢倉、矢倉をなんとかしろ」
家臣の矢倉秀親に丸投げすることだった。

矢倉秀親は高虎が20代の頃から仕えている宿将で、関ヶ原・朝鮮役にも征った歴戦の将である。
建築名人の藤堂家の中でも普請奉行を長年務めていただけあって、高虎の無茶にも
「なんとかしましょう。少し準備をしますのでお待ちを」
と答えた。

さて高虎、どうするのかと見守っていたところ、秀親は三百丁もの鉄砲を持ち出して、

      ./       ;ヽ 
      l  _,,,,,,,,_,;;;;i  <いいぞ ベイべー!
      l l''|~___;;、_y__ lミ;l  逃げる奴は鬼が外だ!!
      ゙l;| | `'",;_,i`'"|;i |  逃げない奴はよく訓練された鬼だ!!
     ,r''i ヽ, '~rーj`c=/ 
   ,/  ヽ  ヽ`ー"/:: `ヽ
  /     ゙ヽ   ̄、:::::  ゙l, ホント 築城は地獄だぜ! フゥハハハーハァー
 |;/"⌒ヽ,  \  ヽ:   _l_        ri                   ri
 l l    ヽr‐─ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| |                   / |
 ゙l゙l,     l,|`゙゙゙''―ll___l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
 | ヽ     ヽ   _|_  _       "l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
 /"ヽ     'j_/ヽヽ, ̄ ,,,/"''''''''''''⊃r‐l'二二二T ̄ ̄ ̄  [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
/  ヽ    ー──''''''""(;;)   `゙,j"  |  | |

残らず鬼門方向にぶち込んだ。一斉射撃である。
「これでさすがの鬼もくたばったことでしょう!とっとと矢倉を完成させてしまいましょう!」

この行動に高虎がどう思ったかは史書には記されていない。しかし、藤堂藩史書(宗国史)の秀親の記録には、
この一件についてわざわざこう記されている。
「  伝  説  に曰く……」
どうやら藤堂家の面々も、この秀親の行動はさすがに無茶だと考えたようだ。

結局寺は建てられず、宇和島城の鬼門に寺が建立されたのは伊達家が入ってからの元和元年(1615年)まで
待つことになる。
鬼門封じに無茶と言うかそもそも三百丁の斉射とか弾代もバカにならないだろうにと思う悪い話。





852 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/07/13(火) 21:57:28 ID:8DVdquRo
矢倉のいい話に思える

853 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/07/13(火) 22:02:26 ID:GOXcTd0/
要塞寺院があるなら矢倉寺院があってもいいのではないだろうか
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    中国では春節に爆竹を鳴らすが、アレも悪魔祓いの一種。
    案外効果はあったのかもしれないな。

    武家の伝統で言えば、弓の弦を弾いた音で魔よけをするし、
    犬の鳴き真似をして魔よけとする場合もある。鉄砲が空砲
    だったなら案外故実を知ってたのかもよ。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    >>2
    書き込んだものですが、どうやら300発の鳥撃ち銃(散弾銃)を実弾こめてぶっ放したみたいですw

  3. 人間七七四年 | URL | -

    頑張って擁護してみる
    寺院(or矢倉寺院)を建てるよりも弾代+矢倉を建てる方が安かったとか?
    矢倉さん、「鬼に鬼会うては~」な感じの人だったんだろうか

  4. 人間七七四年 | URL | -

    アレだ、厄払いと実弾演習を兼ねたんだよきっと

  5. 人間七七四年 | URL | -

    300丁の一斉射撃。きっと凄い轟音と硝煙だったのでしょうね。

    >「伝説に曰く」
    鉄砲で鬼(武蔵)退治ならもうされてるしねw
    厄払いには効果的です!!

  6. 人間七七四年 | URL | -

    >>5
    たぶん信心深い戦国の人々も、「ああ……、これはくたばったな」と納得するぐらいの騒動だったんでしょうね。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    梅雨時にスカッとするいい話だ?
    やるねえ、矢倉!

  8. 人間六七四年 | URL | -

    ※4が正解だと思う。
    高虎が二十代の頃から仕えていたのなら信長にも謁見していた可能性もあるし。
    むしろ信長に仕えていたのに鬼門とか気にする高虎に疑問を感じる。
    高虎は本気で鬼門を信じていたのだろうか?「あの」リアルイマジンブレイカーに長年仕えていて(しかも信長公記によると要職にまでなって)たかが鬼門ごときを本気で信じていたとは思えない。
    たぶん領民相手の「これで安心ですよ」パフォーマンスじゃないかと思う。
    まあパフォーマンスにしちゃ結構なお金かかってる(だろう)けどさ。

  9. 人間七七四年 | URL | -

    バカすぎワロタwwwwww

  10. 人間七七四年 | URL | -

    さすがに本人が火縄を付けた種子島300並べて連射した、ではないわな。

    某モデルガンメーカーの社長も言っていたが火縄銃は自分で整備しないと怖くて撃てないらしい。

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