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「大膳崩れ」

2010年08月16日 00:00

467 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 09:45:01 ID:R3Ll5W6J
マイナー武将のマイナーな逸話ではいかがでしょうか?

「大膳崩れ」

栗山大膳(利章)。黒田八虎の一人栗山利安の子で、黒田家の重臣である。
筑後川中流・杷木町の北方に標高300メートル足らずの麻底良山(まてらやま)がある。
その軍事的必要から山頂にお城の本丸が築かれ、福岡城の支城となり、一帯を任されたのが栗山大膳だった。
ある日、大膳の元に民の代表がやってきた。
「この近所の池に棲む巨大な亀が、最近になって街道(現朝倉街道)を通る旅人を襲い始めたんです。
何とかして下さい」
「は?亀?」
半信半疑の大膳は家来に偵察に向かわせた。家来は、一日中池を見張ったがそれらしいものは見なかったと報告した。
「でも近所の茶屋の主人の話だと、最近、夜中に不気味な唸り声が聞こえて目が醒めることがよくあるとのことです」
そこで大膳は腕の立つ家来3人と、出入り自由の百姓万造を連れて香山の麓に向かった。

万造「香山の池に棲む亀は、むかしから村の守り神とも言われております。何とか手荒なことだけはしないで下さい」
大膳「一方では旅人の安全のために退治しろと言うし、お前は大事な神さまだからダメだと言う。
俺はどうすればいいんだ?」

やがて見上げるような大楠が前方に見えてきた。その大楠の下が目指す大池である。
大池に着くと、池の中央に浮かぶ岩の上に、牛か馬ほどもある大きな亀が甲羅干しをしていた。
この瞬間、大膳の武士としての戦闘本能に火がついた。

大膳「鉄砲をもて!」
万造「ちょ、殿様!?」

ズドーン!!
弾丸は見事亀の首筋を貫き、水中に転げ落ちた。
その瞬間、あっという間に空一面を黒雲が覆い、稲光が幾筋も走った。
降り出した豪雨は香山を覆い尽くし、地響きとともに香山の東半分が削り取られ、
崩れた土砂は麓の民家を押し潰していったという。
以後、この災害は「大膳崩れ」と伝えられ、山崩れにも耐えた楠の大木を「大膳楠」と名づけたという(現存!)

退治してもしなくても、悪い話にしかならないという可哀想な話……




468 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 09:53:50 ID:2UIbZ9Yf
やりすぎw

469 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 10:25:04 ID:lkGOq4ev
まてまてwwwさっきまでの迷いはどうしたwww

470 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/08/15(日) 10:46:03 ID:9ChOW38O
反射的にやっちゃったんだろう
Q(急に)B(BIGな亀が)K(来たので)

471 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 11:40:47 ID:a02nxmoC
なんか亀の妖怪は退治される話ばっかりだなw

どっかに亀を助けて恩を返してもらった話でもないものかな、
竜宮に行く以外で。

472 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 17:46:57 ID:Vf0htymN
亀だけにいきり立ーとる ってな
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    鬼武蔵「最初から悩む事じゃないだろ?」

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ↑あなたは少しは悩んで下さい!!www

    しかし、この話の中でこの亀に対して説得という選択肢は全くないのが武士らしくもあるね(守り神なら一応ね)。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    これがホントの(ズ)ドンガメ

  4. 人間七七四年 | URL | -

    >472の亀を撃ち抜きたいなw

  5. 人間七七四年 | URL | -

    後の世にアダマンマイマイとして伝わったんだろうね。
    ブリザガの魔法を用意しとけと。

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