835 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/09/02(木) 18:47:15 ID:HVm8t3IJ
手引き
手這坂の戦い・鳥出台の戦いに敗れて小田城を失った小田氏治は、元亀元年(1569年)
に再度小田城の奪還に向け動き出した。
小田家家臣・菅谷政貞は小田城内にいる旧臣に充てて
「旧主・氏治様に対して志あるものは味方を誘って城内から手引きせよ。」と調略を仕
掛けた。
そして、城内の小田旧臣と呼応して小田城に一気に夜襲をかけて悲願の本拠地回復を果
たした。
時は流れて元亀三年(1572年)の暮のこと。
小田城内はテンプレ通りゆるゆるの状態で、城内では連歌会が連日催されていた。
その情報をキャッチした佐竹客将の太田資正は、
「小田城内には当家に内応するものがおります。彼らの手引きの手筈が整っております
から攻撃の許可を下さい。」と進言し、大晦日に小田城に兵を向けた。
ところが、いざ小田城に到着してみると佐竹軍を手引きする者などいないことが発覚した。
「資正殿。我が方に手引きする者なぞいないではありませんか。話がちがう!」
詰問する佐竹家臣に対して、資正は涼しい顔でこう答えた。
「ははは。『佐竹方を手引きする者がいる』という情報はそれがしのでっちあげですから、
手引きする者などいないにきまってますよ。その情報は小田城攻撃の許可をもらうための
ガセ情報です。
しかし、小田城内が連歌に呆けて、士気がゆるゆるなのはホントですからさっさと小田城を
落としましょう。」
太田資正はそう言うと、正月の夜明けとともに小田城を強襲しやすやすと小田城を奪い返し
たという。
836 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/09/02(木) 19:06:43 ID:tq98CggG
天庵様がいつもどおり過ぎて笑うしか無い。
837 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/09/02(木) 19:09:46 ID:OKrriwjO
舐められすぎワロタw
839 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/09/02(木) 23:11:18 ID:XSFbCDTu
>>835
いい話か?いい話なのかー!?
840 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/09/02(木) 23:16:02 ID:Mu5QAeGa
大事な事なので2回言ってみますたw
手引き
手這坂の戦い・鳥出台の戦いに敗れて小田城を失った小田氏治は、元亀元年(1569年)
に再度小田城の奪還に向け動き出した。
小田家家臣・菅谷政貞は小田城内にいる旧臣に充てて
「旧主・氏治様に対して志あるものは味方を誘って城内から手引きせよ。」と調略を仕
掛けた。
そして、城内の小田旧臣と呼応して小田城に一気に夜襲をかけて悲願の本拠地回復を果
たした。
時は流れて元亀三年(1572年)の暮のこと。
小田城内はテンプレ通りゆるゆるの状態で、城内では連歌会が連日催されていた。
その情報をキャッチした佐竹客将の太田資正は、
「小田城内には当家に内応するものがおります。彼らの手引きの手筈が整っております
から攻撃の許可を下さい。」と進言し、大晦日に小田城に兵を向けた。
ところが、いざ小田城に到着してみると佐竹軍を手引きする者などいないことが発覚した。
「資正殿。我が方に手引きする者なぞいないではありませんか。話がちがう!」
詰問する佐竹家臣に対して、資正は涼しい顔でこう答えた。
「ははは。『佐竹方を手引きする者がいる』という情報はそれがしのでっちあげですから、
手引きする者などいないにきまってますよ。その情報は小田城攻撃の許可をもらうための
ガセ情報です。
しかし、小田城内が連歌に呆けて、士気がゆるゆるなのはホントですからさっさと小田城を
落としましょう。」
太田資正はそう言うと、正月の夜明けとともに小田城を強襲しやすやすと小田城を奪い返し
たという。
836 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/09/02(木) 19:06:43 ID:tq98CggG
天庵様がいつもどおり過ぎて笑うしか無い。
837 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/09/02(木) 19:09:46 ID:OKrriwjO
舐められすぎワロタw
839 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/09/02(木) 23:11:18 ID:XSFbCDTu
>>835
いい話か?いい話なのかー!?
840 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/09/02(木) 23:16:02 ID:Mu5QAeGa
大事な事なので2回言ってみますたw
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コメント
人間七七四年 | URL | -
これでこそ俺たちの天庵さまだぜ!
さらっと佐竹さんに嘘つく三楽斎さんも相変わらず凄いけどw
( 2010年09月03日 00:19 )
人間七七四年 | URL | -
菅谷さんも相変わらずだなw
( 2010年09月03日 00:52 )
人間七七四年 | URL | -
これだけやられてたら兵卒レベルで警戒するように思えてくるがそうはいかんのかw
( 2010年09月03日 01:12 )
人間七七四年 | URL | -
菅谷さんマジ優秀
( 2010年09月03日 02:05 )
人間七七四年 | URL | -
天庵「良かった…内応者なんか、本当にいなかったんや」
いなかったのが凄いな。負けるけど。
( 2010年09月03日 03:38 )
人間七七四年 | URL | -
三楽って豪胆だな
まぁマジギレ謙信に比べたら鬼義重は優しいものだろうけど
( 2010年09月03日 07:00 )
人間七七四年 | URL | -
なんでこんなに結束固いのに負けるんだろう。
なんでこんなにゆるい君臣なのに領民がついてくるんだろう。
なんでこんなに三楽斎は天庵さまをいたぶるのが好きなんだろう。
( 2010年09月03日 09:41 )
人間七七四年 | URL | Aszvn8R.
旧主の恩を忘れず、かつ敵の調略は受けない家臣達のいい話じゃないか!
なんでこれで負けれるんだ
( 2010年09月03日 09:52 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
逆に、下手に勝ってしまうとどうしていいのか分からなかったりして。
ほんと、戦国時代にここまで適応できないのに、どうして滅んじゃわないんだ?
( 2010年09月03日 10:22 )
三 | URL | xtc7akX2
小田城が鎌倉時代以来の屋敷を改造した平城(一応湖沼を利用した水城ともいえなくもないが)で守りに適さないっていうのもあったかもしれない。
三楽斎の子、梶原政景が改造して堅固にしたらしく小田城遺構には当時のものが残ってる。
あとは佐竹氏の戦略として、北で伊達氏と対峙してたので、北条に対しては直接対決をさける為、小田氏を活かさず殺さず残していたのかもしれないけどね。
( 2010年09月03日 11:19 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
むしろ、これこそ天庵クオリティーって感じで安心したwww
( 2010年09月03日 11:43 )
人間七七四年 | URL | -
天庵さまはやっぱり出ると負け君主じゃないとw
( 2010年09月03日 13:25 )
太田資正 | URL | -
リンクを貼らせていただきました
太田です。
記事があまりにも秀逸なので、リンクを貼らせていただきました。
取り急ぎ連絡まで。
( 2010年09月13日 19:15 )
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