165 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/05(金) 22:00:48 ID:IvAz7A42
京にあるその風呂屋の横には、汗をかき過ぎた客が使えるように、いつも竿に湯帷子や真新しい下帯がかかっていた。
風呂焚きとして二人、垢掻きとして別に二、三人の下男を雇っており、その他に上がり口に屈強な男を一人置き、
他の下男は脱衣所には入れないようにしていた。そのため客は安心して裸になり、衣服・荷物を預けて風呂を楽しんだ。
この風呂屋の主人・睡庵老人の所には毎日のように訪ねて来る者があったので、老人は毎日決まった時間に、訪問客
のみならず、客の使用人にも食事を振舞った。訪問客は、おかげでゆっくりと心行くまで老人との会話に興じた。
また老人は、自分はコタツが嫌いだったが、「顔を突き合せねば、話も弾まぬ。」として、炭の火をごく弱くして
置ゴタツを作らせ、来客同士が遠慮せず近寄って会話できるようにしたという。
備前老人物語に、「今時かく客あしらいする人まれなるべし」とまで書かれた、睡庵こと渡辺勘兵衛の風呂屋の話。
百戦錬磨のご隠居が一緒のコタツに当たらせてくれて、面白い話してくれる銭湯・・・ちょっと行ってみたいかも。
171 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/05(金) 23:43:38 ID:iU7q1OIr
>>165
行ってみてえし、入ってみてえ
昔の生活って、今からやると大変だろうけど、でもなんか憧れちまう
京にあるその風呂屋の横には、汗をかき過ぎた客が使えるように、いつも竿に湯帷子や真新しい下帯がかかっていた。
風呂焚きとして二人、垢掻きとして別に二、三人の下男を雇っており、その他に上がり口に屈強な男を一人置き、
他の下男は脱衣所には入れないようにしていた。そのため客は安心して裸になり、衣服・荷物を預けて風呂を楽しんだ。
この風呂屋の主人・睡庵老人の所には毎日のように訪ねて来る者があったので、老人は毎日決まった時間に、訪問客
のみならず、客の使用人にも食事を振舞った。訪問客は、おかげでゆっくりと心行くまで老人との会話に興じた。
また老人は、自分はコタツが嫌いだったが、「顔を突き合せねば、話も弾まぬ。」として、炭の火をごく弱くして
置ゴタツを作らせ、来客同士が遠慮せず近寄って会話できるようにしたという。
備前老人物語に、「今時かく客あしらいする人まれなるべし」とまで書かれた、睡庵こと渡辺勘兵衛の風呂屋の話。
百戦錬磨のご隠居が一緒のコタツに当たらせてくれて、面白い話してくれる銭湯・・・ちょっと行ってみたいかも。
171 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/05(金) 23:43:38 ID:iU7q1OIr
>>165
行ってみてえし、入ってみてえ
昔の生活って、今からやると大変だろうけど、でもなんか憧れちまう
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コメント
人間七七四年 | URL | -
いたれりつくせりだね。勘兵衛という人、意外に細やかな心配りができるんだな。
( 2010年11月07日 00:20 )
人間七七四年 | URL | -
男塾方向のウホッなサウナというハッテン場、を想像。
( 2010年11月07日 01:09 )
人間七七四年 | URL | -
槍働きだけでなく能吏でもあるだけに、周囲への気配りができる人だったんだね
……と書こうと思ったが、三斎さまに柿プレゼントした人を思い出したので、能吏と空気を読む力は関係ないな、うんw
( 2010年11月07日 02:40 )
人間七七四年 | URL | -
これだけ褒められると、藤堂高虎の悪い話になりますね。
( 2010年11月07日 09:25 )
人間七七四年 | URL | -
そもそも、細やかな配慮も出来ない様な武将なら、戦場で勝利も出来ないし出世も出来ないでしょうね。ホント、こんな施設が有るなら行きたいですね!
( 2010年11月07日 14:00 )
人間七七四年 | URL | -
これは面白そう。手土産に酒でも提げて行ってみたいな。
( 2010年11月07日 19:46 )
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