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『土気古城再興伝来記』から康治さん涙目な悪い話

2010年11月27日 00:01

759 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 01:47:27 ID:BUtYr6Ey

ラスボス殿下の関東仕置きの時の事。
北条氏は配下の武将を全て小田原に呼び寄せ、篭城するという策を取った。
それに対して豊臣軍は圧倒的な戦力で小田原城を囲んだ上で、別働隊に関東各地に
散らばる北条方の城を虱潰しにさせるという作戦に出る。

酒井康治の上総国土気城もその例に漏れず、浅野弾正少弼らの軍勢に囲まれてしま
う。
上方軍は開城を命じるラスボスの書状を持ち、無条件降伏を呼びかける。
それに対して土気城は、
「今、うちの殿様、留守なんですよ。ちょっと待っててくれます?」
いやまぁ、そりゃ留守だろう。小田原に篭城してるんだし。

が、土気城の酒井家臣、単なる時間稼ぎのつもりではなかったようだ。
浅野から預かったラスボスの書状を持ち、使者を小田原に向かわせた。
本気で「主君に開城の許可を貰ってきますね。それまでちょっと待ってて」と言う
のである。

当然、小田原城は上方軍に包囲され、簡単には入城出来ない。
しかし酒井家中から選びぬかれた使者であり、勇者である。戦場での不測の事態に
備え、水練の訓練もしっかりと行っていた。
そう、彼等は迷わず水に飛び込み、海側から包囲網を突破、見事小田原城に忍び込
んだのである。

困ったのは篭城中の主君・酒井康治である。
わざわざ居城から使者が来たと思ったら、敵の総大将からの手紙を持って、
「開城しても良いっスか?」
と言うのである。
「うん、いいよ~」
などと返事の出来よう筈がない。
当然、北条氏からも疑いの目を向けられる。
必死の弁明で許しては貰えた物の、守備の受け持ちは交代させられ、城内では孤立
してしまう羽目となった。


『土気古城再興伝来記』から康治さん涙目な悪い話。つかお留守番の人達、もうち
ょっと空気読んであげて。
「攻撃に耐え切れず部下が開城を決めちゃった」なら康治さんの顔も立つんだから!
忍城の成田さんほど面の皮厚くないんだから!

ちなみに関東仕置き後、酒井康治は小田原で蟄居&病死。二人の息子が家康に仕え
たと言います。




760 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 15:54:22 ID:AqGeQn5v
家来が真面目すぎたんだな。

761 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 16:21:46 ID:ndPVmgoe
攻撃が始まったら皆殺しにされる可能性が…
前田や上杉も降服開城させたら「何勝手に助けてんの?」とか
ラスボスに脅されてるし
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    「形だけの抵抗儀式」
    とかやる発想はないのかね。
    良くも悪くも朴訥だなぁ。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    くそ真面目だけど、上意をしっかり守るから家康に気にいられたんだろうか。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    この場合、真面目だったのは家臣や領民。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    米1
    もうこの時期のラスボスなら、「わしも形だけの応戦をしよう」と37564にしそうな気もする

  5. 人間七七四年 | URL | -

    >1
    相手がそれに載らなければ意味が無いでしょうね。
    むしろ、それに対して難癖付けそうな気がする。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    ラスボス相手じゃ仕方ないな

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