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前田家中、佐々成政を笑う

2011年01月11日 00:00

365 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/01/10(月) 20:43:10 ID:kdkuQA1B
天正13年(1585)、佐々成政は秀吉自身が出馬した越中平定作戦により遂に降伏した。
そして秀吉のもとに、供の者十人ばかりを連れただけで、秀吉を主君として
初めての出仕をすることとなった。

この時成正は秀吉のもとに向かう途中、前田利家の陣の前を通った。すると前田家の者たち、
成政に向かって一斉に、どうと笑い出したのだ。

言うまでもなく「笑われる」というのは、この時代の武士にとって最大の侮辱である。
賤ヶ岳以降、成正と争い続けていた前田家の者たちは、ここぞとばかり降服した成政を
嘲笑したのだ。

しかしこの侮辱に、少数の供を連れただけの成正は何もできず、屈辱に耐え
笑われるがままにその前を通り、秀吉の元へと向かったという。


『利家夜話』より、前田家中、佐々成政を笑う。と言うお話。




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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | 9tOW2obo

    なんか守銭奴もとい利家だけじゃなく、前田家そのものが小物の集団にみえてしまうのは、このサイトに毒されてるからだろうか?

  2. 人間七七四年 | URL | -

    つか、柴田勝家の与力は前田も佐々も佐久間もみんな、小者臭がすごい気がする

  3. 人間七七四年 | URL | -

    気持ちのいい話ではないけど、はっきり敵と認識している相手に「最大の侮辱」を味合わせるのは普通だったんじゃないかな
    まあ、前田は佐々を嗤える立場ではないと思うけどw

  4. 人間七七四年 | URL | JalddpaA

    え、ここは利家が出てきて「成政ほどの勇士を笑うな、我々と対等に戦ったのだぞ」
    とかいう場面じゃないの?

  5. 人間七七四年 | URL | -

    まあ、秀吉に散々反発した上に、末森城での戦いで苦汁を舐めさせられた相手が、秀吉に頭を下げに来る様には前田の家臣も胸の空く思いだったんだろうけどね

  6. 人間七七四年 | URL | -

    金だけを信じて、神仏を信じず、強者にへつらい、敗者を嘲い、弱者を虐げる
    超リアリスト集団前田家。
    偽善性がなくてすがすがしいとも言える。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    悔しかったら勝てばいい。
    そういう時代だから。

  8. 人間七七四年 | URL | -

    前田家も笑える状況じゃなかったような

    太閤亡くなるちょい前くらいまでは

  9. 名無しさん@ニュース2ちゃん | URL | 0Q3WCu86

    米6
    そういう明快さが、秀吉や家康に受け入れられたんだろうな。

  10. 人間七七四年 | URL | -

    ホントにカスみたいな大名家だな

  11. 人間七七四年 | URL | -

    まあ利家と成政は利家が笄泥棒斬った時以来、仲が悪いって話もあったし
    両家の家士同士にも敵愾心がみなぎっていたんだろうなぁ。

    てかこんなんばっかり率いさせられて上杉を戦わされた権六さんには同情だわ。

  12. 人間七七四年 | URL | -

    米4
    確かに普通は主君が出てきて家臣を咎める場面だよな。
    さすが利家、逸話でも半歩出遅れてるw

  13. みつる やく | URL | -

    最近はコメント欄に「オマエが言うな」の身の程知らずな批評家が多くなったような・・・

  14. 人間七七四年 | URL | -

    利家が出てきて諌めたでも成政が死ぬ気で暴れたでもないのか

  15. 人間七七四年 | URL | -

    花の慶次なら、慶次が出てきて皆朱で一薙だなw

  16. 人間七七四年 | URL | -

    >米6
    何て正直者な集団なんだろう(棒読み)
    いやホント、言われてみればそんな人達だわwww
    佐々さんとの関係は、やっぱり十阿弥殺害に起因してるんでしょうね。

  17. 人間七七四年 | URL | -

    出典利家夜話なのかよw
    ぜひ大河で見たかったなあ(棒読み)

  18. 人間七七四年 | URL | uDQxLeJQ

    敵対者が弱っているのは気分がいいかもしれないけど
    こういう逸話を読んだ方は気分が良くないねえ
    この記述は残さないほうが家のためだったんじゃないのか

  19. 人間七七四年 | URL | -

    ※6が言ってるほど酷いか?金は確かに大事だと思ってるだろうが、神仏はこの時代並の信仰心はあったろ。
    敗者や弱いもの虐げるのはリアリストとは呼ばん
    偽善でもないし別に清々しくもない。勝つことだけが全ての時代でもないだろ。

  20. 人間七七四年 | URL | -

    ※19
    佐々前田の両家は上でも書かれている通り、若い頃からの確執や信長貴下の黒母衣と赤母衣、
    また北陸軍団内でもライバル関係でしたし、家臣同士思いが募ってる部分はあるでしょう。
    そんな中で、やっとこさ白黒付けたのですから前だけ側にしてみれば「ざまあ見ろ」と
    言いたくもなるのでしょう。人の心の嫌な話だとは思いますがね。

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