614 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 23:26:47 ID:wyKiaCDM
ある年の正月元旦、下野国唐沢山城下の事。
「おい、あれ……殿様じゃあねぇのかい?」
「あ、本当だ。正月早々、鎧兜を持ち出して、まるで戦にでも出るみたいじゃない
か」
そう、唐沢山城主である佐野宗綱が、完全武装した姿で沢山の兵士達を引き連れて
城から出てきたのである。
流石に正月元旦の事。目撃した誰もが戦とは思わず、何らかの祭儀でも執り行って
いるのだと考えた。
「それにしても……」
「あぁ、それにしても、なぁ……」
「「あの女、一体何なんだ……?」」
宗綱の侍行列の先頭には、白い帷子を着た若い女が歩いていたのである。
何となく気味の悪いその様子に、城下の誰もが眉をひそめていたのだが、誰一人と
して気付かぬ内に、その女はどこかへと消え去ってしまったと言う。
>>http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-1555.html
の数時間前。
宗綱さんが出陣した時の不吉のお話。
ちなみに宗綱の戦死を受けて、まず佐野家の家臣達が行った事は、
「正月の出陣は縁起が悪い」
と反対していた大貫越中守を攻撃して切腹に追い込む事だったそうです。
「お前が不吉な事言うから、殿が死んじゃったじゃねぇか!」
という事でしょうか?
100%とばっちりだよなぁ。
615 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/02/03(木) 20:49:47 ID:kazh4hMp
>>614
大昔、不吉な予言して殺された女予言者がどっかにいたな
そういうのは古今東西かわらんのだろうね
616 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/02/03(木) 21:01:08 ID:74hw9emm
んでそういうの見てるから
知恵の回る占い師は権力者に悪い予言をしない
で後で知人に実はこう・・・と漏らす
って話も類型的だな
617 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/02/03(木) 21:14:35 ID:lB3tLnOl
一方、ノストラダムスはどっちにも解析出来る曖昧な予言詩を書いた
618 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/02/03(木) 21:23:38 ID:s2e/+OAb
>>616
だけどこの手の縁起担ぎって意外とはったりが効くから不思議
あの伊達のDQNも小さい頃はエライ上人様の生まれ変わりだから行く末は名君!ってもて囃されたらしいし
まあ転生した時になんかとんでもねー事故があったんだろうな
619 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/02/03(木) 21:39:57 ID:oudl8WKh
>>615
エリヤ「ユダヤ人たちに危機が訪れる、と予言したのに聞いてもらえませんでした」
カサンドラ「トロイの敗戦を予言したのに狂人扱いされました」
安倍泰親「地震や源平合戦を予言したのに狂人扱いされました」
田豊「袁紹の敗戦を予言して当たったのに殺されちゃいました」
620 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/02/03(木) 22:48:03 ID:vogiO29P
>>619
カッサンドラは予言しても誰も信じてくれないようにさせられたんだけどな
よりにもよって未来を見通す力を選んで、その力使われた結果カッサンドラに逃げられて
その腹いせにカッサンドラの予言を誰も信じないようにしたアポロンはホントどうしようもない
でも物語としては面白いんだよな、ギリシア神話
ある年の正月元旦、下野国唐沢山城下の事。
「おい、あれ……殿様じゃあねぇのかい?」
「あ、本当だ。正月早々、鎧兜を持ち出して、まるで戦にでも出るみたいじゃない
か」
そう、唐沢山城主である佐野宗綱が、完全武装した姿で沢山の兵士達を引き連れて
城から出てきたのである。
流石に正月元旦の事。目撃した誰もが戦とは思わず、何らかの祭儀でも執り行って
いるのだと考えた。
「それにしても……」
「あぁ、それにしても、なぁ……」
「「あの女、一体何なんだ……?」」
宗綱の侍行列の先頭には、白い帷子を着た若い女が歩いていたのである。
何となく気味の悪いその様子に、城下の誰もが眉をひそめていたのだが、誰一人と
して気付かぬ内に、その女はどこかへと消え去ってしまったと言う。
>>http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-1555.html
の数時間前。
宗綱さんが出陣した時の不吉のお話。
ちなみに宗綱の戦死を受けて、まず佐野家の家臣達が行った事は、
「正月の出陣は縁起が悪い」
と反対していた大貫越中守を攻撃して切腹に追い込む事だったそうです。
「お前が不吉な事言うから、殿が死んじゃったじゃねぇか!」
という事でしょうか?
100%とばっちりだよなぁ。
615 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/02/03(木) 20:49:47 ID:kazh4hMp
>>614
大昔、不吉な予言して殺された女予言者がどっかにいたな
そういうのは古今東西かわらんのだろうね
616 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/02/03(木) 21:01:08 ID:74hw9emm
んでそういうの見てるから
知恵の回る占い師は権力者に悪い予言をしない
で後で知人に実はこう・・・と漏らす
って話も類型的だな
617 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/02/03(木) 21:14:35 ID:lB3tLnOl
一方、ノストラダムスはどっちにも解析出来る曖昧な予言詩を書いた
618 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/02/03(木) 21:23:38 ID:s2e/+OAb
>>616
だけどこの手の縁起担ぎって意外とはったりが効くから不思議
あの伊達のDQNも小さい頃はエライ上人様の生まれ変わりだから行く末は名君!ってもて囃されたらしいし
まあ転生した時になんかとんでもねー事故があったんだろうな
619 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/02/03(木) 21:39:57 ID:oudl8WKh
>>615
エリヤ「ユダヤ人たちに危機が訪れる、と予言したのに聞いてもらえませんでした」
カサンドラ「トロイの敗戦を予言したのに狂人扱いされました」
安倍泰親「地震や源平合戦を予言したのに狂人扱いされました」
田豊「袁紹の敗戦を予言して当たったのに殺されちゃいました」
620 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/02/03(木) 22:48:03 ID:vogiO29P
>>619
カッサンドラは予言しても誰も信じてくれないようにさせられたんだけどな
よりにもよって未来を見通す力を選んで、その力使われた結果カッサンドラに逃げられて
その腹いせにカッサンドラの予言を誰も信じないようにしたアポロンはホントどうしようもない
でも物語としては面白いんだよな、ギリシア神話
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コメント
人間七七四年 | URL | 1TUEP0pQ
>620
ギリシャ神話は基本、四天王やラスボスみたいなDQNやヒャッハーばっかだしな。
マトモなのってカサンドラやプロメテウスくらいだろ。
( 2011年02月04日 00:11 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
大乗南拳の人が思い浮かんだ
( 2011年02月04日 01:08 )
人間七七四年 | URL | -
>ギリシア神話
冥王ハーデス様は弟に似ず良識派で奥さんにベタ惚れ
どっかのお兄ちゃんとキャラ被るね、と無理矢理スレに紐付けてみる
( 2011年02月04日 01:14 )
人間七七四年 | URL | -
ギリシャ神話と日本の神話には人間臭さと辻褄の合わなさがあって、ここの戦国の逸話に通じるものがある。
( 2011年02月04日 01:23 )
人間七七四年 | URL | -
敗北を予言した相手に対する器の大きさが如実に出るオハナシだよねぇ
( 2011年02月04日 02:58 )
人間七七四年 | URL | -
アポロンほんと性格悪いからな
オイディプスの生誕から没落まで弄んだ意図がさっぱりわからん
( 2011年02月04日 03:34 )
人間七七四年 | URL | -
ギリシャ神話
最高神が女を見ると見境無く腰振る絶倫親父。
ちなみに奥さんは重度のヤンデレ。
日本神話
高天原の主神はDQNな弟に悩んだ挙句に引き篭もる元祖ヒッキー。
ちなみに孫もかなりのDQN。
神様の世界も、人間の世界も、一番上の奴ほどまともじゃないね。
( 2011年02月04日 04:51 )
人間七七四年 | URL | -
<ギリシャ神話
そして、そのヤンデレ女神は家庭の守り神です・・・。
6月は彼女の月だからとかで、6月に結婚したら幸せになれるとかいう話があるが、ヘラを見てると、どうしても幸せになれる気がしない。
・・・いや別に独り身の恨み節とかじゃn(ry
( 2011年02月04日 05:02 )
人間七七四年 | URL | -
日本神話とギリシア神話に限らず古代多神教神話には多くの類似点が見られるしなー
岩戸伝説はギリシアの四季の発祥に似てるし(女神デメテルが兄神ハデスのDQNな行動に怒って隠れた)、
あの世の食物食べたら生き返れないとか、死者を連れ戻す道の途中で振り向いたら連れ戻せないとかまんまだ
( 2011年02月04日 09:01 )
人間七七四年 | URL | -
ときどき知恵の神(笑)と化するオーディンも忘れずに
狂ったDQNやただの百姓に知恵比べで負けたり騙されちゃうんです
( 2011年02月04日 09:14 )
人間七七四年 | URL | -
佐野氏って
同時代に佐野天徳寺と佐野佑願寺と言う剣豪を輩出した一族だから、
この殿様にも豪勇の血が流れていたのかもしれないね。
( 2011年02月04日 10:08 )
人間七七四年 | URL | -
米3
そのイメージだと
奥さんの小松姫の父親はそのお兄ちゃんの弟とか訳のわからないことにw
だがそれがいい
( 2011年02月04日 12:02 )
人間七七四年 | URL | -
それでこの白い帷子の女は佐野さんが用意したカモフラージュ要員だったのか、
それとも討ち死にの予兆として現れた死神だったのかどっち?
( 2011年02月04日 13:01 )
人間七七四年 | URL | -
何だか途中で、この女がどうでも良い存在に早変わりしちゃったね?
本来一番気になる部分なのに。
人の死の前後には、不思議な事が起こるとも言いますしね。
俗に言う不吉の前兆って奴でしょうか?
( 2011年02月04日 13:55 )
人間七七四年 | URL | -
義光「神話の神々は妹と結婚してるのか!」
( 2011年02月04日 16:09 )
人間七七四年 | URL | -
>15
駒姫「父上、蹴り飛ばしますよ?」
( 2011年02月04日 16:19 )
人間七七四年 | URL | -
ギリシャ神話でゼウスが「うほっ、いいヲンナ」でコマしまくった原因の一つに、各武将が「おれさぁ、先祖たどるとゼウス様なんだぜ。」と言いたいが為、ご先祖の女性が一発やられた伝説を作ったから、らしい。・・・流石に日本神話ではなかなかその手の話しはないけど。
( 2011年02月04日 16:24 )
人間七七四年 | URL | -
※15
義姫「藤次郎、構いません、てってーてきに、ヤっておしまいっ。」
( 2011年02月04日 16:26 )
人間七七四年 | URL | -
ペルセフォネ拉致事件は絶倫主神が奥手の兄貴をけしかけた説もあるらしい。でも、2神の仲は悪くなかったらしい。
ただ、ハデスには1件、浮気がばれた神話がある。ペルセフォネが浮気相手のニュムペをミントの樹に変身させたという事件らしいんで、お江と秀忠の関係かも。
( 2011年02月04日 16:31 )
人間七七四年 | URL | -
*17
そりゃ日本の武家の場合、源氏平氏は皇室通じて天照大神に繋がるから作れないわなw
それ以外の公家出自も、全部祖先は既存の神様だし(藤原家だったら建御雷命とか)
( 2011年02月04日 17:07 )
人間七七四年 | URL | -
>※16
駒姫様マジ天使!
>※20
そのかわり、遡れば源平の家系図がやたら多いイメージ
( 2011年02月04日 17:39 )
人間七七四年 | URL | -
>>20
なるほど、考えてみれば日本ではリアルに神の子孫(と主張可能な血統)がごろごろいたのか・・・
聖なる武器が神社に祭られてたり、人工呪術都市が首都だったり、神話から続く皇帝にして最高司祭の家系があったり、ファンタジー作家涙目だな。
( 2011年02月04日 20:27 )
人間七七四年 | URL | -
源頼朝の子孫…は多い印象
頼朝の夜伽に自分の嫁を出すわけだし同時代から狙ってたんだろうね
( 2011年02月04日 23:17 )
人間七七四年 | URL | -
とある大家の奥方が、一休宗純禅師に「一発やらせて」って言い寄られた
話しを思い出した。天才的へそ曲がりが生まれるかも。
( 2011年02月05日 08:37 )
人間七七四年 | URL | -
>>21
藤原氏をお忘れなく。ウチもそうだが、北家秀郷流なんてもう…
( 2011年02月05日 10:21 )
774 | URL | -
>>転生した時になんかとんでもねー事故があったんだろうな
邪教の館では良くあること
( 2011年02月05日 14:12 )
人間七七四年 | URL | -
大貫越中守定行だね。
元々、穏健派らしく対北条強硬派の佐野宗綱とは意見が合わず対立してたらしいね。
この時も出陣に反対したため唐沢山城の留守番をさせられるんだけど、
宗綱が戦死したため定行とは意見の合わない富士源太や竹澤山城守らに謀反したと攻められちゃうんだけど体の良い粛清だよね。
子の大貫越中守武重は、その後も重臣として佐野家に仕えるんだけど、
佐野氏忠(北条氏康の五男)に信頼され、
小田原城に常駐する氏忠の代わりに唐沢山城の城代家老を任されている。
小田原征伐後は降伏を勧める天徳寺宝衍に従わず武重は自害している。
定行の粛清は対北条派と親北条派などの佐野家中の派閥争いもあったんだろうね。
( 2011年02月07日 13:40 )
人間七七四年 | URL | -
ヘラはゼウスには基本何もしません。一回家出したけどすくよりが戻る。ベタボレなんですな。また一年に沐浴一回乙女に若返りゼウスもメロメロに。
情報収集に優れた(浮気限定?)腕っ節の強い(アルテミスを一撃で泣かせる)姉さん(実の姉だが)女房です。
ゼウス結婚歴(抜粋):
一回目メティス:子供が自分を超えるとの予言を聞いて飲み込む。子供はアテナ。
二回目テミス:叔母。子供はモーライとモイライ等。正妻をヘラに譲る。
三回目ヘラ:姉。子供はヘパイトス、アレス、エリス、ヘベ、エイレイテュイア。
愛人(神):
エウリュノメ:子供はカリス。ヘラと結婚前の愛人。被害なし。
ムネモシュネ:叔母。子供はムーサイ。ヘラからの被害なし
レト:子供はアルテミス、アポロン。ヘラに出産妨害を受ける。
デメテル:姉。子供はペルセポネ。ヘラからの被害なし。
マイア:子供はヘルメス。ヘラに敵視されるも実害なし。
愛人(人間、ニンフ):
セメレ:アレスの孫で曾孫。子供はデュオニッソス。人間に化けるゼウス。ヘラに唆されて神のゼウスを見て焼死。
ダナエ:子供はペルセウス。雨となってやってくるゼウス。被害なし。
アルクメネ:子供はヘラクレス。夫に化けるゼウス。出産妨害を受ける。
レダ:子供はヘレネとポルックス。白鳥となってやってくるゼウス。被害なし。
イオ:子供エパポス。ゼウスに牛に変えられて隠されるが、気付いたヘラに虻を放たれエジプトまで逃げる羽目に。
カリスト:子供はアルカス。ゼウスのせいで子供が出来たのでアルテミスに追い出された上、ヘラに熊にされ狩人になった子供に狩られそうになる。ゼウスに息子共々星座(大熊、小熊座)にされる。ヘラの依頼によって海に沈むことなく北極星近くを回り続ける羽目に。
エウロペ:子供はミーノースやラダマンテュス、サルペードーン。牛に化けたゼウスに誘拐され彼方此方連れ回されヨーロッパの語源になるが、ヘラには迫害されていない。
一方のポセイドン。アンピトリテと結婚するがこちらも無類の女好き。もっともこちらだれも迫害されてませんが。
( 2011年02月08日 02:17 )
人間七七四年 | URL | -
>うほっ、いいヲンナっ
ここまでヤリチンにされた主宰神もなかなか居なかろう。
ってか、主宰神に血統を繋げたいヤシが大杉・・・www
ハデスなんか、ほぼ、プロセルピナ一穴主義だから、兄と弟で何が違う…
・・・信濃のお兄ちゃんか・・・クロノスなんていう糞親爺が居るくらいだから、近いか?
( 2011年02月09日 21:51 )
人間七七四年 | URL | -
ゼウスはアッーな方向にもご執心だったしね
ゼウス(神々)に愛される=箔が付くみたいなものもあったんだろう
あと異説だとタンタロスもゼウスの子
一番不出来な息子の系統から
ギリシャ神話の人間の英雄に繋がる者達が生まれてる
もっともペロプスの系統は呪われた系統と言ってもいい程
トラブルに巻き込まれやすい家系とも言えるのだが
( 2011年02月09日 22:42 )
bad.?h-95 | URL | -
ヘラの子供達、技術ヲタク、DQNとメンヘラの双子、助産師(それも補佐)、
クビになったパーティーコンパニオン、止めが(異説もあるけど)台風野郎、
と、ロクなもんじゃねぇ。
( 2011年02月10日 17:17 )
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