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秀次事件の政宗顛末

2011年04月20日 00:00

745 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 00:02:46.51 ID:IvUUzrV3
文禄4年(1595)7月15日、関白豊臣秀次切腹。すなわち秀次事件である。
この時伊達政宗に秀次と通じていた嫌疑がかけられたこと、有名であるが、この時の顛末を
「武功雑記」収録の、政宗自身の証言から見てみよう

『秀次公御生害の時である。それがし(政宗)の事を太閤殿下は疑われていたが、それがしは
十騎ばかりで上京した。

牧方で石田(三成か?)、岡田(不明)、施薬院(全宗)の三人が御使としてやって来た。
彼らは言う

「その方が秀次公と別して親しいというのは、世に隠れ無き事である。それにより
殿下より、その委細を尋ねよとのご命令である!」

これにそれがしは申した
「ええいかにも、私は秀次公と親しかった!しかしそれは太閤殿下のご賢明でさえお目がねが違った故、
このような事になったのだ!

太閤殿下は秀次公に天下をお譲りになり、関白にまで任じられたほど信任されておられた。
ならば、私のような片目が見損じるのは道理というものではないか!

その上太閤殿下は政務万事を秀次公に仰せ付け、ご隠居なさるとおっしゃった。
そう存じたからこそ私は早速、秀次公に取り入ったのだ!

これを罪だと太閤殿下が思われるのならば致し方ない。我が頚を打て!本望である!」

施薬院はこれを聞くと流石に慌てた。
「そのようなにべもない事、殿下に申し上げること出来ません!」

それがしは施薬院をはたと睨み
「その方は病人のことについては功者であろうが、武士の道は知らん!ありのままに申し上げよ!」

この言葉で三人は、這々の体で帰っていった。

翌日、富田左近(富田左近将監知信)より使いが来て、明日、太閤殿下が山里(大阪城山里曲輪)にて
お茶を下されるとの御意を伝えた。

それがしはただ二騎だけを召し連れ大阪に向かった。
大阪にて、富田左近より遣わされた案内だという侍一人が来たのでそれを連れて大阪城に入った。

そのうちに案内者はどこかに姿が見えなくなり、それがしはただ一人森の中に残された。

「さてはここで私を殺す気か!ええい、なるようになれ!」

と思っていると、そこに茶頭らしきものが来てそれがしの刀脇差を所望した。
しかし「侍の刀脇差をよこせとは何事だ!」と聞き入れぬ体でいた。

と、そこに太閤殿下がいらっしゃり、「和尚、もう(政宗は)来たのか?」おっしゃった。
殊の外機嫌の良いご様子であった。
そこでそれがしは刀脇差を投げ捨てお側に寄り、奥へお供した。
そしてお茶を賜り、その後「奥州の情勢は心もとない。帰国を許す。」と、お暇を賜ったのだ。』


秀吉の前で二度目の、刀脇差を放り投げた話である。




746 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 00:07:37.66 ID:np7GJo4D
和尚に渡せばいいだけだろうに何故投げ捨てるw

748 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 00:12:22.72 ID:Pc+zvZwd
>>746
「侍の刀脇差をよこせとは何事だ!」と言ってしまった相手に渡すわけにはいかないんだよ!!

761 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 11:32:06.66 ID:4b3N9qcY
>>745-746
世人其れを、いたて殿二度眼の厨弐びやうと言ふ
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    秀吉の前で投げ捨てパフォーマンスしなきゃならんのに、坊主ごときに渡せるかw

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ラスボスや秀忠に聞こえるところでゴネる様式美

  3. 人間七七四年 | URL | -

    「オレも昔はな」先輩の武勇伝キター!

  4. 人間七七四年 | URL | -

    正宗公は、一々発言や行動にポーズを決め込まないと気が済まないのだろうか?
    と勘ぐってしまう行動が多いですね。だけど、そこが魅力なのかな?www

  5. 人間七七四年 | URL | -

    伊達者ですからwww

  6. 人間七七四年 | URL | IwZaysKE

    「牧方」ってなってるのは枚方(ひらかた)の、の誤字ですよね
    投稿者さんが打ち間違えたのか、はたまた原文からして間違えているのか?

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