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中馬大蔵必殺の技

2011年08月18日 23:01

121 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/17(水) 20:48:06.59 ID:C/obvjCI
関が原の戦いの時のこと。いわゆる『島津の退き口』の際、島津義弘は福島正則の陣中を横切った。
百戦錬磨の正則は、死兵と争う愚を避け、家臣に深追いを禁じたが、正則の養子・正之など一部の将は
これを猛追した。

中でも穴沢某なる武者の勢いは凄まじく、大長刀をあたかも小枝の如く右に薙ぎ、左に払って道を作り、
義弘目がけてまっしぐらに迫ってきた。
「あれは尋常の武辺者ではない。大蔵、お前で無ければ相手になるまい。征けっ!」
「承った。」
義弘の指名に一言で応じた中馬大蔵少輔壱重方は、前線に飛び出ると自慢の強弓を番え、「来い!!」
と、穴沢に呼びかけた。

「おい、本当に向かって来たぞ。中馬殿、早く矢を射ぬか!」
「まだまだ。」
同僚の心配する声をよそに、中馬は微動だにしなかった。
「中馬殿!」「まだ!!」
もはや穴沢の顔がハッキリと分かる距離になっても、中馬は矢を射ようとしない。

ついに目前に迫った穴沢は、大長刀を一閃させ、中馬の弓を真っ二つに斬り折った。

と同時に、穴沢はバタリと倒れ伏した。その胸板には、中馬の放った矢が深々と突き立っていた。
(想古録より)


実はこの零距離弓術こそが、『良き敵』のみに使用する中馬大蔵必殺の技であり、彼は戦に臨んで
矢を二筋しか持って行かなかったという。




122 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/17(水) 21:08:07.47 ID:5Cq6PbZZ
大坂の冬の陣で活躍した薙刀使いの穴沢主殿助と関係あるの?

127 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/18(木) 08:58:21.15 ID:CGWfRhLy
>>121
そこは普通に種子島使うべきだろ
戦国時代は成功した厨2病は語り継がれるが、きっと何万何千もの厨2病患者の屍の上に築かれた栄誉なんだろうな…
義弘も若かりし時に刀じゃ無く大剣もってヒャッハーしようとしたら大怪我負ってたな…

128 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/18(木) 09:56:16.34 ID:pENoDK33
戦が始まる前の心得としてはごもっともだが
戦中なら自分が最も自信のある武具を用いるのがベターでないかい

130 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/18(木) 11:57:50.79 ID:bRnA5TpI
>>121
中馬 大蔵少輔 壱 重方 だよな?


この壱ってなんだ?

131 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/18(木) 12:22:53.26 ID:uiONzrgf
>>130
つい、中馬大蔵少輔・壱、中馬大蔵少輔・弐、中馬大蔵少輔・参…と続くのを想像してしまったw

132 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/18(木) 20:09:35.90 ID:N1SgclVI
義弘「中馬が量産の暁には徳川など(ry


133 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 05:52:01.27 ID:drJIDQhw
中馬「殿の食事なぞ(ry


134 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 13:47:16.82 ID:vSpXtfY8
>>132-133
仲良すぎだろ二人共

135 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 20:51:42.44 ID:LciVYVec
中馬大蔵も食うに困って藩庫に入る年貢米を奪って居直ってみたり、
義弘が見初めた娘を見に行かせたら「ワシの嫁だった」(←勿論まだ知り合いでもない)と報告して嫁にしちゃったり、
西日本一のめんどくさい侍だよなw

これに対抗できるのは三河もんか曲淵庄左衛門ぐらいだろうな


136 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 21:13:59.83 ID:m4CNpvlm
作佐と鳥居元忠を合わせた感じ

137 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 21:21:28.79 ID:vSpXtfY8
>>135
それ、面倒臭いって類かな? 扱いに困る というのもまた何か違うし

138 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 21:33:17.01 ID:v0YceKF1
>>135
めんどくさいというかただの人格破綻者のような

めんどくさいというのは一応根本に主君愛なり自頑固さみたいな自分なりの哲学あってのものだけど
こいつの場合は自分の欲望最優先なだけで本人なりの哲学とかなしに主君に迷惑かけてるだけでないかい

139 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 21:43:32.47 ID:vSpXtfY8
義弘が関ヶ原から退散した時に
殿は馬乗ってるんだから、肉食うなって言って、渡さなかったのもこいつだっけ?

140 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 22:39:53.03 ID:vXom+iIq
こんなのが居るんじゃ悪久も部下を処分したくなるわな

144 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/20(土) 03:18:33.37 ID:nVPNeU8d
>127
ぶっちゃけ種子島は不発の危険性があるので・・・
弓なら弦が切れない限りは大丈夫だし。
零距離射撃にこだわらなければ別にいいんだけどね。

ギリギリまで引き付けるのは威力と「絶対外れない距離で射る」ってのが狙いなのかな。
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コメント

  1.   | URL | -

    中馬が量産されたら義弘はどれだけ米泥棒のお詫び行脚をしなきゃいけなくなるか…

  2. 人間七七四年 | URL | -

    中馬が量産されてたら・・・こえぇよ・・・

  3. 人間七七四年 | URL | -

    中馬10人居たら戦場では心強いけど、平時は大変過ぎるわ。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    量産型中馬
    デザート中馬
    中馬ライトアーマー
    中馬スナイパーズカスタム
    中馬キャノン

    やっぱいらない

  5. 人間七七四年 | URL | -

    コストも低く抑えられ期待通りになる可能性の高い実写化よりもアニメ化希望。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    中馬同士で共食いしかねんな

  7. 人間七七四年 | URL | -

    津山症候群の島津版か

  8. 人間七七四年 | URL | -

    あれだ、めんどくさい三河者に対抗するための中馬量産計画
    まあ義弘の配下は量産しなくてもみんな似たようなもんだけど

  9. 人間七七四年 | URL | qRE2mams

    ああ、やる夫関ヶ原では義弘はドズルだしな

  10. 人間七七四年 | URL | -

    董○元
    「はい。その当時は20万の大群を率いていましたので、
    いくら日本兵が屈強だとしても四川攻略は容易だと思っていました。

    しかしなんと敵の半数ほどが全く同じ人物で・・我が将兵の動揺が・・
    しかも、その人物はとんでもない強さで・・いや、あれは人ではなかったの
    かもしれません・・
    気づいた時には既にたった七千の敵に包囲殲滅されていました・・・」

  11. 人間七七四年 | URL | -

    >>132
    家久「W重方の量産の暁には、義弘や義久など(ry」

  12. 人間七七四年 | URL | -

    その性能はシャア専用機ならではだから量産は無理

  13. 人間七七四年 | URL | -

    悪久「あえて言おう、(伊集院は)カスであると!!!」

  14. 人間七七四年 | URL | -

    戦場では仕方のないことなんだろうけど、こういうエピソードを見るたびにもったいないなー、って思うんだよね…
    せっかくの一騎当千の武辺の士をぶつけ合わせて死なせちゃうなんてさ…

  15. 人間七七四年 | URL | -

    壱って誤字ですかね?

    弓の方が戦場では怖いのに。何でこんな事で「厨2病患者」呼ばわりなんだろう?最近何にでもイチャモン付けたがる参加者多いですね。そもそも鉄砲だって暴発・不発の可能性があるのだから、確実性なら弓だろう。

  16. 人間七七四年 | URL | -

    確実性を言っちゃうなら、最後はやはり刀かなぁ。
    弓は、弦が切れたりするよ。

  17. 人間七七四年 | URL | -

    米16
    米15は鉄砲に対してって話だろ?ちゃんと逸話と米読めよ。
    刀なんて戦場では首捕る時位にしか役に立たないのだけど・・・

  18. 人間七七四年 | URL | -

    鉄砲を軽んじて突撃したら大軍に包囲戦滅させられた赤い勇者達がいてだな…
    合理性がある以上はイチャモンには当たらないかとヤボではあるけど
    >16
    刀もいずれ折れるし最後は肉弾戦だな

  19. 人間七七四年 | URL | -

    >17
    君も槍が強い、弓が強いって不毛な議論が好きそうだね

  20. 人間七七四年 | URL | -

    ヤボかもしれんがこんなに近いと弓の最低射程割りこんで、矢が弦から放たれる前に敵に当たっちまって殺傷力無さそうなんだが。

    相手が突進してきた、そのすれ違い様に撃ったと考えるのなら大長刀の間合いの外(おそらく2~3m位?)からかもだし、それならありかな?
    なんか自己解決

  21. 人間七七四年 | URL | -

    たぶん斬撃中に命中、惰性で弓両断って感じでしょうね。

    惰性の斬撃に弓両断する威力があるか否かは射抜かれた経験が無いのでよくわかりませんが。

  22. 人間七七四年 | URL | -

    >射抜かれた経験が無いのでよくわかりませんが

    そんな経験あってたまるかw

  23. 創造力有る名無しさん | URL | 0Q3WCu86

    命中率と貫通力を極限まで高める為に、長刀の間合ギリギリまで引き付けたんだろう。
    完全に心を落ち着け、生死を超越した心境で必殺必中の間合までひたすら粘る。
    こう考えると、示現流と同じ思想の戦闘術だな。

  24. 人間七七四年 | URL | -

    19は何を言ってるんだ?誰もそんな議論して無いだろう?
    他人にケチ付けたいのなら他所行けよ。最近頭の悪い奴が多過ぎ!

  25. 人間七七四年 | URL | -

    書きもらしてましたが長刀で弓両断した経験もありません。


    最近ちょっと荒れ模様なのはやっぱり夏休みだからですかね。

    まったく羨ましい。

  26. 人間七七四年 | URL | mQop/nM.

    近づいて射つのはゼロ距離射撃じゃないじゃん

  27. 人間七七四年 | URL | -

    某島津奔るの中馬夫妻は
    すっっっげえ気持ち悪くて虫唾もんだった
    あの小説は典型的な「主役サイド以外は面白い」話だった気がする

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