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鷺森合戦

2011年09月22日 22:04

顕如   
62 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/22(木) 14:01:05.83 ID:Iv38V+0w
織田信長を苦しませ続けた本願寺との戦い、所謂石山合戦の最終局面において、法主顕如
朝廷の仲介による講和を受け入れた。にもかかわらずその息子、教如はこれに従わず
石山本願寺に残り猶も抗戦を続けた。

これを恨みに思った織田信長は本願寺の殲滅を決意。天正10年(1582)6月2日、突如として
顕如らが大阪から退去した紀伊の国鷺森に大軍を向かわせた!世にいう鷺森合戦の勃発である。

織田の大軍に完全に包囲され、顕如は慨嘆した

「このように信長の軍勢に取り巻かれたが、信長の怒りは無理も無い事で、これは当然の報復である。
ああ、本願寺の真の敵は信長ではなく、(講和の後も抵抗を続けた)教如だったのだ!」

そして自害を覚悟した。その時である!

何と言う事であろう、織田軍が一斉に退却して行くではないか!?
おかげで顕如たちは命を永らえた。だが、一体何が起こったのか!?

天正10年6月2日。そう、本能寺の変の起こった当日である。
この変の勃発を伝えられた織田軍は、急ぎ帰っていったのだ。
阿弥陀如来がお守りしてくれたのだろうか?本願寺はこうして、危うい所で滅亡から逃れたのである。


…と、この鷺森合戦ですが、実はこれ寛永15年(1636)に西本願寺より刊行された「本願寺表裏問答」という本で
捏造されたつくり話なのです。
実際の信長は、鷺森に退去した顕如一行の身の安全を保証し、才賀で当地の有力者である
鈴木孫一と土橋若太夫の紛争が起こると、わざわざ家臣を派遣して顕如達の警護をさせたほどでした。

この本の刊行当時、西本願寺と、教如によって始められた東本願寺との対立が激化し、西本願寺はこの話を
作ることで、「本願寺を滅亡の瀬戸際に追いやった教如に正当性はない!」と批判したのです。
実にくだらない話ですが、この鷺森合戦は後に陰徳太平記や明智軍記というような軍記物にも取り入れられ
あたかも実際にあった出来事のように語られてしまい、後々まで石山合戦のイメージ形成に
大きな影響を与えました。

そんな、つくり話が事実のように扱われてしまったお話。




63 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/22(木) 14:13:24.91 ID:PhWsnRKn
宗教って本当にくだらない…
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    ちょいズレるけど一向宗の戦い方って陣形とかなく突っ込むだけなの?
    違うと思うけどそれで織田軍と十年だとしたら凄いなぁ

  2. 人間七七四年 | URL | -

    関ヶ原の際にあわや死にかけたのは、教如さん?それとも准如さん?失念した

  3. 人間七七四年 | URL | -

    >宗教って本当にくだらない…
    だからこそ「信じる者は救われる」んでしょうね、心では無く頭がw

    >1
    当時の坊さんは、軍事も教養として学んでました。坊官の類も居た。
    元坊さんの武将も沢山居ますね(雪斎・継潤・玄以等々)

    一向宗は浄土真宗なので、立場的には僧侶は半農半僧の地侍。
    だから本願寺側も兵を統率出来る坊官(七里や下間氏)も居ました。
    ただ仰る通り、下に居る農民は数や勢いで押す戦い方だったかもしれ
    ませんね。

    >2
    美濃で襲われたのは、教如の方ですな。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    自分に都合の悪い事実を捏造糊塗したいという心情は人間一般の通有性であって
    宗教は関係ないと思うけどね。

  5. 人間七七四年 | URL | -

    指揮官クラスの坊主は武将的な思考が出来るだろうね
    末端は微妙だけど…戦ってるうちになれるだろうし

  6. 人間七七四年 | URL | -

    江戸初期は物凄い歴史捏造ブームだからな
    大名は家系図や軍功を捏造するし、庶民は講壇なんかで逸話を捏造する

  7. 名無しさん@ニュース2ちゃん | URL | -

    この頃には教如も石山から退去してるしね

  8. 人間七七四年 | URL | -

    宗教勢力なのに大名みたいに血や家にこだわるんだな

  9. 人間七七四年 | URL | -

    下間一族は元々源氏だから根っからの坊主ではない

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