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そんな市松の、読み書きの先生

2011年11月11日 22:02

477 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/11/10(木) 20:16:35.75 ID:Mpi9uJ2N
そんな市松の、読み書きの先生の話。

尾張国に生まれた市松は、武士になる前、
同国の甚目寺釈迦院の智慶という尼の世話を受け、読み書きを習ったという。

が、市松が12歳になったある時、甚目寺普請手伝い中に、殺人を犯してしまい
追われるように故郷を去ることに。

だが運命は不思議なもの、やがて時が経ち、
市松は、福島正則と名を改め、出世して尾張国清須を拝領し、故郷へ再び戻ってきた。
立派な大名に成長したかつての市松を、智慶尼は見ることが出来たのだ。

甚目寺は秀吉の意向もあり、手厚い保護を受けている。
正則もまた甚目寺に仁王像二体を奉納している。

そしてまた時は流れ、関ヶ原後、正則は安芸備後二国を得て、尾張を去るが、
地元の生駒氏らに、釈迦院への供養を重々頼んで行ったという。

その後も二人の交流は続いたらしく、正則が智慶尼に宛てた書状がのこされている。
進物の礼と、上洛して自分に会いに来るよう誘う内容で、親密ぶりが伺える。

参照:「甚目寺観音展図録」





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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    ヤッパ市松さんは良いな。酒さえ入らなければ…

  2. 人間七七四年 | URL | -

    最近戦国時代に興味持ち始めた自分は、12歳で殺人が気になった。
    武将達は槍働き以外で元服前でもこんなもんなのかな?
    当時の時代の人は子供でも普通に人斬っちゃったりしてたの?

  3. 人間七七四年 | URL | jtwaJ13Q

    (//∀//)初恋の人でした

  4. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    野良犬見かけたら追い回してぶっ○す程度には物騒だったらしい

    で、そんな風潮を改めようとして出された法令が「生類憐れみの令」で、実はあれは悪法でもなんでもなく意識改革の取り組みなんじゃないかって最近は言われてるらっすぃ

  5. 人間七七四年 | URL | -

    幼い頃に父親の桶屋家業を継ぐために修行していたが、大人と喧嘩をして鑿で相手を殺害した(wikiより)

    大工の喧嘩か

  6. 人間七七四年 | URL | -

    市松は人生の最後は何を思ったのかな

    清正死んで、豊臣滅んで、息子も死んで、減封されて

  7. 人間七七四年 | URL | -

    近代に入る前って、人も含めて生き物全般の命は今よりも軽いものだったという印象がある。
    無法ではなかったにせよ、今の時代と比較すれば野蛮だったのは間違いないだろうとも思う。

    「カッとなって殺った」なんて人は、現代じゃ短絡的思考・社会不適合という烙印を押されるけれど、
    そういう蛮性を本来人間は持っているのだと考えたほうがむしろ自然なのかと、最近は思ったりするよ。

    ちなみに、このサイトで見かける数々の御乱行ってのは、やっぱりそんな野蛮な時代の人々でも
    顔を背けたくなるような事だから逸話として残ってるんだろうと思うわ。鬼武蔵の武勇伝とか。

  8. 人間七七四年 | URL | -

    >>7
    第一次世界大戦であほほど人が死んで、ようやっと極一部で「人命がそう簡単にほいほい失われて良い訳がありません!」って考え方が出てきて(第一次世界大戦が基本的に「人死にすぎで国力マジヤバイ!」レベルになったという政治的理由があるにしろ)第二次世界大戦のころがまだ「人命はタダだがモノには値段がつく」と「モノは作り直せるが人命は作り直せない」が7:3くらい。ヴェトナム戦争で共産主義者が「労働者こそ国の礎であり柱です(キリッ」と言い出した頃から一気に人命尊重の時代がやってきてる。
    照沼某の米欄でやってた身代金は「殺したらタダ。生かしたら金になる」から生かしていたというレベルのお話。
    人命尊重は実は20世紀半ば以降の「歴史的には瞬きほどもない」短い期間しかない。

  9. 人間七七四年 | URL | -

    >8
    人命尊重の思想は、仏教、キリスト教、(イスラムも?)のなかでずっと昔から教えられてきたけど、
    つい最近まで、守る人がやたら少なかったってことかもな。

  10. 名無しさん@ニュース2ちゃん | URL | 0Q3WCu86

    >>3
    女教師か。案外そうかもしれんな。

    >>8
    第一次大戦はイギリスがやばかったんだっけ。
    ノブレス・オブリージュが残ってたせいで、大学出た優秀な若者が根こそぎ死んだとか。
    一部軍人を除いて、日露戦争の死傷率とか全く気にも留めてなかったらしいな。

  11. 人間七七四年 | URL | -

    人が死にづらくなったというのも重要だと思う。
    太平洋戦後に、ペニシリンが普及して、人が死にづらくなったんだわ。それまでは、結構、病気で人が死んだりすることが多かったんだけど、ペニシリンの普及で、手術後の経過も格段に良くなったり。あと、1970年代に超音波診断技術が普及して、女性の難事とされていた出産の負担が軽減したのも大きかったり。
    で、このころより前の人はどうだったかというと、物凄くあきらめがいい。江戸時代になると、前世の因果とか、後世の幸福のために現在ひどい目にあっているとの認識が広まり、今の状況はしょうがないという諦観の境地を開く人が多かったそうな。近松門左衛門の心中天網島にそのようなセリフがあったりする。

  12. 人間七七四年 | URL | -

    >>11
    隆元兄さんの鬱手紙思い出した
    「今がつらいのは前世の報いと思い諦めております
     来世のためにできる限りの善行を積んでいます」とか
    諦めんなよ! おコメたべろ!! と言ってやりてーわ

  13. 人間七七四年 | URL | -

    前世とか来世とか考えだした人はスゲーな。
    人生のお悩み解決の一つとしては、かなり優秀な部類に入ると思う。

  14. 2 | URL | -

    レスくれた方?
    人命尊重の時代になったのってまだまだ浅いんだね。

    そう考えると、生類憐れみの令って時代的にもかなり画期的な法案であり、考え方になるね。動物には行き過ぎだがorz…

    生類憐れみの令が作られるきっかけになったのは、
    死傷者3万?4万?近く出た島原の乱がきっかけになったとEテレ「さかのぼり日本史」でやってたなぁ。

  15. 人間七七四年 | URL | -

    でもカを殺したら島流し、燕殺したら親子斬罪が善法とはとても・・・
    そもそも綱吉のお袋さんだが北の方だかが坊主に物を尋ねたのが始まりじゃないのか?

  16. 人間七七四年 | URL | -

    蚊とか燕ってただ単にハードル上げな感じはしてる。
    ショッキングでセンセーショナルなテレビ屋的な手法。
    実際問題、そこまで厳密に取締まれないだろうし。
    交通違反みたいに運が悪かったの如く、たまたま捕まって処罰された人は居るだろけど。

  17. 人間七七四年 | URL | -

    法は賞罰を明らかにしてこそ効果かありますからね。
    秦の商鞅も中国初の法治国家を作るとき苦労しています。
    法はちゃんと賞罰を下しますよ、という事を示すため、
    軽微な告知に従った者に報奨金を渡したり、些細な罪で
    皇太子の眷属を厳罰に処しています。
    法の施行には見せしめを作り上げたお陰で秦は軍事・生活
    において極めて厳しい法に従う近代的な国家へと変貌します。

    その末路から色々避難されている商鞅ですが、価値観を
    変える法の施行時にはこういう生贄が必要なんでしょうね。

  18. 人間七七四年 | URL | -

    微笑ましい市松のコメントばかりと思って開けてみたら、真面目なコメント多数で驚きました。勉強になりますm(__)m

  19. 人間七七四年 | URL | -

    綱吉「命を大切にしないやつなんて、ブッ殺してやる!!」

  20. 人間七七四年 | URL | -

    鬼武蔵「おい、勘違いしてんじゃネーゾ」

  21. 人間七七四年 | URL | -

    >9 逆に守る人が少なかったからこそずっと説き続けてたのかもな。

  22. 人間七七四年 | URL | -

    市松のこういう面は好きだなぁ。

  23.   | URL | -

    尊敬できる先生に出会って、先生も生徒を大事に思う
    ってかなり難しいことだよなあ。
    これはお互いにとっていい出会いだなと思った。

  24. 人間七七四年 | URL | -

    つうか、江戸時代の記録調べたら、生類憐れみの令で死罪食らったのって、「法律なんて怖くねーぜ!」って挑発的な理由で犬殺した町人だけだった、なんて話があったような。

  25. 人間七七四年 | URL | -

    命が軽いとかいう言い方が不遜。野蛮でもないし蛮性もない。
    アカの毒々しい長文とか読みにくい。人命尊重とか今もねぇよ。好き嫌いで決めてんだろ。今でも守ってねぇよ。労働者をクソみてぇに扱うのが「アカだろ。」
    何でアカの手柄になるんだよw人命クソみてぇに扱うのがアカ。人道主義者に偽装すんなよ人殺しし。気にも留めてないってわけじゃないだろ。勝利したのがまず大きかった。
    死ににくくなったとか機械的な理由で語るな。

  26. 人間七七四年 | URL | -


    まずはお前程度の器量で世の中を語るな!

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