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正則葬儀の顛末

2012年01月08日 22:00

643 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 19:25:55.79 ID:zGL8/XaS
正則葬儀の顛末

正則死後、遺体は密かに家臣の手によって、荼毘に付された。
が、問題はその後の葬儀のことである。
やらないわけにもいかないが、幕府の検視を待たずに行った手前、大々的に行うのは憚られる。

考えた末に家臣達は、正則が生前、寓居近くの住職も居ない荒寺に、隠遁者のように暮らす
留守僧の事を思い出した。
この僧は正式な出家僧ではないものの、真言宗に属し、多少の学があり、正則はこれに帰依していた。
荒寺を修復し、自身の墓を建てる計画もあったという話だった。
そこで家臣たちは、この僧に頼み、一遍の読経を捧げるのみのごく簡素な葬儀を行おうとした。

が、まさにその時になって、ようやく正則死去を知った岩松院から、葬儀に待ったがかかった。
岩松院は、正則が信州高井野に着た際に、自ら菩提寺と定めた寺であった。
「菩提寺を差し置いて、他に導師を依頼するなど、とんでもない!
そもそも僧侶の資格もない導師に依頼するなんて有り得ない!」
と、猛烈に抗議をした。

まさに当然の訴えであり、家臣達は反論することもできず、岩松院の僧を大導師とし、
これに留守僧も参加して、正式な葬儀を行うことになったという。

(岩松院発行の冊子より)

644 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 19:29:15.07 ID:zGL8/XaS
おまけ。
この上記逸話のあとに、解説がついていて、
この地方の言い伝えに「正則を荼毘に付した時、暴風起こり雷の鳴る中、忽ち鬼が現れ、
骨を掴み上げ北に飛び去り、岩松院内に落とした。その場所に正則廟所を建てた」
( 正則公と杉:http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-2767.html )
とあるのは、おそらく、正則葬儀の顛末を示唆したものではないか? とのこと




645 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 19:56:09.32 ID:1lijqs2s
     )、._人_人__,.イ.、._人_人_人
   <´  鬼じゃ、鬼の仕業じゃ!   >
    ⌒ v'⌒ヽr -、_  ,r v'⌒ヽr ' ⌒
// // ///:: <   _,ノ`' 、ヽ、_ ノ  ;;;ヽ         , ;,勹
///// /::::   (y ○)`ヽ) ( ´(y ○)    ;;|       ノノ   `'ミ
// //,|:::     ( ( /    ヽ) )+     ;|      彡,,,,,  ,,, y ヽ
/ // |:::     +  〉 〉|~ ̄ ̄~.|( (       ;;;|       l`゚   ゚'  ミ |
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646 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 19:58:55.98 ID:cMgbO/ZK
正則は安国寺の復興とかもやってるんだっけ?
そういう方面に熱心だったのかな。

701 名前:人間七七四年[] 投稿日:2012/01/16(月) 00:02:28.49 ID:R+qFYsQV
>>644上古~江戸時代の説話集では、空中から現れた手に殺されるとか、
死体が持ち去られて別の場所に落とされるという伝承は多い。被害者は
恨みを受けて いたか、因業な性格だったとされることもある。例えば
奈良時代の僧・玄が こうした死に方をして、政敵だった藤原広嗣の
怨霊が祟ったのだ、とか。

想像だが、当時から「豊臣恩顧の筆頭格でありながら豊家滅亡の原因を
作った 福島正則は恨まれても仕方がない」と思われていたことが背景に
あるのかも知れない。
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    にほん昔話でそんな話を見たことがあるような・・・ないような・・・

  2. 人間七七四年 | URL | LkZag.iM

    鬼というより火車じゃないかな

  3. 人間七七四年 | URL | -

    本スレ646

    半ば自業自得というか、計算したあげくその計算が外れたとはいえ、豊臣と徳川の間で板挟みになって苦悶していたからこそ、酒や宗教にすがったんじゃないですかね。
    脳筋ぽさといい、人間くさくて好感が持てるキャラだよなーと(正則嫌いな自分でも)思える辺り、悪い人ではなかったのは、間違いないんでしょう。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    ただ、晩年の正則の所業を見るにつけどうもラスボス並みに狂ってたような気もするんだよなぁ…

  5. 山江 | URL | -

    学研の「歴史群像シリーズ」で、太夫さまの「おどろな絵巻」を見たことがあります。
    鬼が屋敷内にいたり、「妊婦の腹裂き」は、悪殿さまの定番でしょうか。

    司馬先生の作品の中に出てくる「太夫どのぼとけ」は、現存しないのでしょうか?
    伊那市の観光課に問い合わせましたが、わかりませんでした。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    豊臣家は秀頼と茶々次第で持ったんじゃないか?正則も福島家と民を守らなきゃいけないしね。酒は前から好きだし宗教も並の信仰心はあったと思う。やりきれなくてすがったって訳でもなさそう。

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