881 名前:人間七七四年[] 投稿日:2012/02/12(日) 20:25:55.08 ID:73pbmnvl
1577年、北陸地方の平定を任されていた柴田勝家のもとに援軍として派遣された羽柴秀吉は
勝家と意見を対立させた末に無断で戦線を離脱した。この事に激怒した織田信長から秀吉は謹慎を命ぜられてしまう。
この時秀吉の弟の秀長も謝罪と釈明の為に安土城を訪れた兄に同行し、控えの間で待機していたのだが、共に来ていた浅野長政は
「秀吉は切腹させられるのではあるまいか・・・」
と気が気でなく、蜂須賀正勝に至っては
「もはや生きて城を出られぬかも知れぬ。だが、わしは無抵抗で死ぬつもりはない。」
と短刀を握りしめる始末で、室内の緊張感は高まっていた。すると、兄の窮地であるにもかかわらず冷静さを保っていた秀長は
おもむろに扇を開き、庭に咲く菊の香りを室内に届けるかの様に無言で仰いだのである。続いて竹中半兵衛が
「控えめに咲くあの菊の様に、我々も驕らずにいれば誠意は通じるでしょう。」
と静かに語ったため周囲も落ち着きを取り戻し、やがて秀吉が許されたこと知った一同は手を取り合って喜んだという。
「武功夜話」より、扇で皆を落ち着かせた秀長の逸話である。
882 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 20:57:40.35 ID:IO/178gk
武功夜話での蜂須賀を始めとした川並衆の信長嫌いは話として面白い。
荒くれ河川労働者と信長じゃ気が合わなさそうだし
884 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 21:45:40.24 ID:k1kweMZi
確かに、荒くれ河川労働者じゃ秀吉の方が相性良さそうだね
荒くれ労働者の後家なら家康にお任せだけど
885 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 21:53:30.47 ID:4B0umsjS
蜂須賀、前野は秀吉と苦労を共にしてそうなのに扱い悪いな
886 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 22:02:42.52 ID:PvSieo2p
>>885
蜂須賀さんなんて明治に至るまで盗賊の子孫扱いだったはず。
887 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 22:13:34.71 ID:pxMPt5Z8
蜂須賀さん明治には侯爵まで上り詰めているぞ
明治天皇に冗談でからかわれはしたけど(笑)
888 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 22:22:54.04 ID:9xgL0Bcx
明治天皇にからかわれた蜂須賀さんは、徳川家から養子に入ったので、蜂須賀の血筋じゃ無いのに可哀相に。
889 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 22:26:07.24 ID:XQmJY4nL
そもそも蜂須賀の盗賊伝説は江戸中期以降、絵本太功記の創作から。
890 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 22:55:37.70 ID:pxMPt5Z8
蜂須賀侯爵
「陛下、お言葉ですが、
そもそも蜂須賀の盗賊伝説は江戸中期以降、
絵本太功記の創作でございます。
まして私は徳川から蜂須賀に養子に入った身。」
明治天皇
「・・・・・(いや、実際煙草とられてんだけど)」
な三河武士な展開にしてほしかったなw
891 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 22:57:04.31 ID:DQbO/mcF
まとめサイトのその話の解説では
実は明治天皇に蜂須賀小六の血が流れてたという、衝撃の事実が
892 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 23:02:19.91 ID:XQmJY4nL
要は家風の問題であって血が云々ってあまり関係ないんだけどね、日本では。
893 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 23:25:04.25 ID:aZe8Uzdl
家柄も教養もばっちりな幽斎さんが油を盗んだり柿を盗んだり(ry
894 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 23:53:05.26 ID:PvSieo2p
結局どこも戦国からの血筋は残ってないんでない?
大名家も養子ばかりだしな。幕末なんか水戸家からの
養子ばっかり
そういう意味で水戸家最強だな。水戸藩は幕末前半で消えたけど
そのあとの将軍や主要な藩の藩主は水戸藩系ばかり会津や桑名の
松平、尾張の徳川も親父かその祖父が水戸家出身だから
それ含めると越前松平を超える最強の連枝集団だな
895 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 00:06:43.93 ID:8f2U2jKn
島津とか毛利などの外様大名は血が残ってるんじゃ?
896 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 00:30:16.11 ID:selISkyR
足利(喜連川)は養子入ってるのかな?
897 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 00:40:15.83 ID:TgcyyrdD
本多忠勝の家は女系の子孫を必ず養子にしてる
榊原家なんかも血族は続いていたはず
898 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 02:25:19.42 ID:A27AQDfe
それはそうと大和守△
風流過ぎる
899 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 06:12:44.45 ID:LGIIVCVg
センゴク絵のイメージになってるから
風流されると戸惑う
1577年、北陸地方の平定を任されていた柴田勝家のもとに援軍として派遣された羽柴秀吉は
勝家と意見を対立させた末に無断で戦線を離脱した。この事に激怒した織田信長から秀吉は謹慎を命ぜられてしまう。
この時秀吉の弟の秀長も謝罪と釈明の為に安土城を訪れた兄に同行し、控えの間で待機していたのだが、共に来ていた浅野長政は
「秀吉は切腹させられるのではあるまいか・・・」
と気が気でなく、蜂須賀正勝に至っては
「もはや生きて城を出られぬかも知れぬ。だが、わしは無抵抗で死ぬつもりはない。」
と短刀を握りしめる始末で、室内の緊張感は高まっていた。すると、兄の窮地であるにもかかわらず冷静さを保っていた秀長は
おもむろに扇を開き、庭に咲く菊の香りを室内に届けるかの様に無言で仰いだのである。続いて竹中半兵衛が
「控えめに咲くあの菊の様に、我々も驕らずにいれば誠意は通じるでしょう。」
と静かに語ったため周囲も落ち着きを取り戻し、やがて秀吉が許されたこと知った一同は手を取り合って喜んだという。
「武功夜話」より、扇で皆を落ち着かせた秀長の逸話である。
882 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 20:57:40.35 ID:IO/178gk
武功夜話での蜂須賀を始めとした川並衆の信長嫌いは話として面白い。
荒くれ河川労働者と信長じゃ気が合わなさそうだし
884 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 21:45:40.24 ID:k1kweMZi
確かに、荒くれ河川労働者じゃ秀吉の方が相性良さそうだね
荒くれ労働者の後家なら家康にお任せだけど
885 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 21:53:30.47 ID:4B0umsjS
蜂須賀、前野は秀吉と苦労を共にしてそうなのに扱い悪いな
886 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 22:02:42.52 ID:PvSieo2p
>>885
蜂須賀さんなんて明治に至るまで盗賊の子孫扱いだったはず。
887 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 22:13:34.71 ID:pxMPt5Z8
蜂須賀さん明治には侯爵まで上り詰めているぞ
明治天皇に冗談でからかわれはしたけど(笑)
888 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 22:22:54.04 ID:9xgL0Bcx
明治天皇にからかわれた蜂須賀さんは、徳川家から養子に入ったので、蜂須賀の血筋じゃ無いのに可哀相に。
889 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 22:26:07.24 ID:XQmJY4nL
そもそも蜂須賀の盗賊伝説は江戸中期以降、絵本太功記の創作から。
890 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 22:55:37.70 ID:pxMPt5Z8
蜂須賀侯爵
「陛下、お言葉ですが、
そもそも蜂須賀の盗賊伝説は江戸中期以降、
絵本太功記の創作でございます。
まして私は徳川から蜂須賀に養子に入った身。」
明治天皇
「・・・・・(いや、実際煙草とられてんだけど)」
な三河武士な展開にしてほしかったなw
891 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 22:57:04.31 ID:DQbO/mcF
まとめサイトのその話の解説では
実は明治天皇に蜂須賀小六の血が流れてたという、衝撃の事実が
892 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 23:02:19.91 ID:XQmJY4nL
要は家風の問題であって血が云々ってあまり関係ないんだけどね、日本では。
893 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 23:25:04.25 ID:aZe8Uzdl
家柄も教養もばっちりな幽斎さんが油を盗んだり柿を盗んだり(ry
894 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/12(日) 23:53:05.26 ID:PvSieo2p
結局どこも戦国からの血筋は残ってないんでない?
大名家も養子ばかりだしな。幕末なんか水戸家からの
養子ばっかり
そういう意味で水戸家最強だな。水戸藩は幕末前半で消えたけど
そのあとの将軍や主要な藩の藩主は水戸藩系ばかり会津や桑名の
松平、尾張の徳川も親父かその祖父が水戸家出身だから
それ含めると越前松平を超える最強の連枝集団だな
895 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 00:06:43.93 ID:8f2U2jKn
島津とか毛利などの外様大名は血が残ってるんじゃ?
896 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 00:30:16.11 ID:selISkyR
足利(喜連川)は養子入ってるのかな?
897 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 00:40:15.83 ID:TgcyyrdD
本多忠勝の家は女系の子孫を必ず養子にしてる
榊原家なんかも血族は続いていたはず
898 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 02:25:19.42 ID:A27AQDfe
それはそうと大和守△
風流過ぎる
899 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 06:12:44.45 ID:LGIIVCVg
センゴク絵のイメージになってるから
風流されると戸惑う
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コメント
人間七七四年 | URL | -
信長て曹操とイメージ被って家臣の才能を愛するイメージがある。
才能と家柄を愛した(信長ゆかりの姫君を愛した)秀吉は孫権で家康は…
( 2012年02月12日 23:09 )
人間七七四年 | URL | -
秀長は特技「鎮静」を持っていたに違いない。
( 2012年02月13日 01:44 )
人間七七四年 | URL | -
考えてみれば戦線離脱を決意した秀吉って本当に肝が据わってるよな
この時点で林佐渡や佐久間信盛クラスの重臣すら追放されてるのに、
いくら勝算があったとしてもなかなかできる事じゃない下手したら
首が飛んだかも知れないのにこういう所も天下人たる所以なのかね。
( 2012年02月13日 08:58 )
人間七七四年 | URL | bH1htKmU
曹操=信長
そう思ってた時期が確かにありました
てか…孫権って、ラスボス程激情家じゃないだろ
( 2012年02月13日 09:45 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
孫権はねぇ
二宮の変の詳細を追うと判断能力を失った人間がトップに居る組織の悲劇
ってやつを嫌というほど味わせてくれるよね。
老いたというのもあるだろうけど旧孫策系の家臣団の扱いを見るに感情を
政治化する能力だけはやたらある最悪な主君というイメージが強いな。
( 2012年02月13日 11:02 )
人間七七四年 | URL | -
人間の歴史は独裁者との戦いだからな
人間の繁栄は独裁者が消えてから加速度的に進んだしね
個人が歴史に及ぼす影響なんて微々たるもんだ
( 2012年02月13日 13:13 )
人間七七四年 | URL | -
チンギスハーン、アレキサンダー、ナポレオン、ヒトラー、微々たるものか?
( 2012年02月13日 19:04 )
人間七七四年 | URL | -
>7
スターリン「確かにあのチョビ髭はたいしたことなかったな」
( 2012年02月13日 20:04 )
人間七七四年 | URL | -
衆愚政治→独裁政治Or寡頭政治→衆愚政治でサイクルになってるだけだと思う
しかし秀長の家が続いていればなぁ…
( 2012年02月13日 20:54 )
人間七七四年 | URL | -
にっちもさっちも行かなくなったら独りが強権振るうのが正解だからな
賢い奴らは群れるとアホになるから
つまりドイツ人はよくヒトラーを全否定出来るよな。と
( 2012年02月13日 21:11 )
人間七七四年 | URL | -
尊敬する人間 アドルフ・ヒトラー(虐殺行為はNO)
( 2012年02月13日 21:38 )
人間七七四年 | URL | -
結局、ヒトラーなんて戦争に負けた挙句、国土ボロボロにしたような奴ジャン・
否定されても仕方ないと
( 2012年02月13日 23:19 )
人間七七四年 | URL | -
まぁヒトラーは言われてる程強権発動ってタイプじゃないけどな
割と官僚や軍人に気を使ってる感があるし
あの末期のドイツ立て直したってだけで英雄と呼ばれる部類の人間だと思うが
今の日本を財政黒字にするより難しいぜ
( 2012年02月14日 09:17 )
人間七七四年 | URL | -
銀河英雄伝説だったか、行き詰った共和制を打破するのは独裁者(革命者)によるものが簡易で、その後の独裁政権はその資質に左右されやすいから(多くは悪い方に)、結果、共和制に戻る時期が来る、みたいなことが書いてあって、納得した記憶が。北朝鮮見ててもそうかなと
( 2012年02月14日 09:18 )
人間七七四年 | URL | -
ポリュビオスの政体循環論っぽい
確か
民主制→独裁制→寡頭制→民主制
のサイクルになるとか
( 2012年02月14日 10:31 )
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