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他家に厳しい三歳さまが珍しく?気配りするお話

2012年04月23日 21:23

739 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/04/22(日) 22:36:06.75 ID:2/h9/3uV
ではここらで、他家に厳しい三歳さまが珍しく?気配りするお話を一つ。

島原の乱で抜け駆けやっちまった、鍋島勝茂
総責任者の知恵伊豆はそれはもうお冠だったが、
世間では「鍋島やるじゃん」とけっこう高評価だったそうな。

半年余の閉門が解かれて勝茂が世間に出てきた時、
「よっしゃ、お祝いしよう」と真っ先に茶の湯を催した者がいる。
それが、みんな大好き細川三斎様。

三斎様が言うことには、「閉門なんて羨ましい、武門の誉れ」
「鍋島藩邸の前を通りかかった江戸中の人間が
 何でここんちは門が閉まってるの?と思い、
 やがて、鍋島家が一番槍になったことを知ることになる。
 それって、すごいアピールじゃないか」と。

更に、茶の湯を楽しんだ後に催された酒宴で、
当時江戸で流行っていた小唄が演奏された。
その歌詞は、「有馬の城は強いようで弱い。鍋島様にとんと落とされた」というもの
これを聞いた三斎様、
「それじゃ、まるで鍋島勢が弱いみたいに聞こえるだろ」と、
即興で「有馬の城は強いことは強いが」と替えさせたとか。

でも、気配りされた方のナベシマンの方はあまり細かいことを気にしなかったのか、
佐賀では例の小唄は原曲のままで伝わっているそうな。




740 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/04/22(日) 22:48:47.16 ID:Qm+/7Y6C
一番槍は軍法だの道徳だの持ってきたところで一番槍には変わらんからね


が、葉隠武士の偽らざる気持ちだろうね

741 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/04/22(日) 22:52:04.95 ID:SIg7ldaM
三斎様の性根の部分は武人だし
島原後の頃にもなると戦乱の世を強く懐かしんでるからこそ鍋島を褒め称えてる

743 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/04/22(日) 23:22:07.59 ID:8cuJkuPw
三斎様は出陣したかったんだろうなあ
忠利との文通であれこれ心配して忠告しながら手紙で戦場の忠告なんて時間かかりすぎで虚しいと落ち込む
三斎様かわいい

744 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/04/22(日) 23:43:16.82 ID:m+kKtdLC
しっかし知恵伊豆は実戦経験なかったのに、よくも立派に総司令官務めたもんだ

745 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/04/22(日) 23:44:48.83 ID:Vf7bKXic
>>744
相当手際悪かったと書かれた記録を見たことある

746 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/04/22(日) 23:51:38.78 ID:HC73udEE
三斎様はよくわからないなあ。
家族には苛烈だし、部下もたまに死ぬけど、
同僚ってか横並び関係の人には優しい話が多い。
嫌いな人には厳しいけど、同僚にはわりと我慢するね

747 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/04/22(日) 23:59:46.30 ID:N12MMyfo
身分によって扱いが違うのが当然の時代だと思えば不思議じゃないよ

748 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/04/23(月) 00:03:55.59 ID:LSjZqhBx
>>744
西国無双が補佐してたんだから当然だろ

750 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/04/23(月) 00:15:39.74 ID:+wPVkZ8v
>>742
どっちかっていうと、
「二度も大軍出しといて
なかなか農民押さえ込めなかった幕府プゲラ」って唄だけどな
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    鍋島さんじゃなくて黒田が同じ目にだったら…

  2. 三歳「軍規も守れないなんて黒田は取潰しだろ、常考。」
    如水「だから左手で刺しとけって言ったのに……で、天下マダー?」
    黒田家臣団「大殿なら上手くやっただろうにこれだから若殿は…」
    知恵伊豆「私が総大将だと関ヶ原では守れた軍規も守れませんか、そうですか(ビキビキ)」
    忠之「取り合えず親父、隠居しとく?」
    と、なった予感

  3. 人間七七四年 | URL | -

    仙石秀久「結果オーライなら軍規なんて関係ないぜ」

  4. 人間七七四年 | URL | -

    総司令官に必要なのは将としての指揮能力ではなく、前線指揮官と参謀の能力と人格と人間関係を把握してうまく纏められる能力だって、尾張のうつけた殿様が言ってた。

  5. 人間七七四年 | URL | -

    尾張の猿「なるほど、確かに人間関係をきちんと把握して戦に当たらねば、同士討ちして勝てる戦も勝てんからな。
    よし、では次の戦、清正と行長を組ませて出陣させるか!」

  6. 人間七七四年 | URL | -

    >5の猿殿
    市松殿と佐吉殿の組み合わせもお薦めですぞw
    他にも、加藤孫六殿と高虎殿・伊達越前守殿と蒲生飛騨守殿
    が待機しております。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※5
    「であるか。ならばうぬは加賀に赴き、権六の軍神退治の手伝いをして参れ。」

  8. 人間七七四年 | URL | -

    某昨今昵懇にしておる宇喜多直家殿と出征してまいりまする。
    最近大変よくしていただいておりましてな・・・人間関係は最高のはずでござる

  9. 人間七七四年 | URL | -

    ※3
    元親「息子を返せ!信親を返せええ!!(´;ω;`)」
    家臣「殿、落ち着いてくだされ!殿!」

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