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山口築山館の怪異

2012年04月27日 21:18

848 名前:人間七七四年[] 投稿日:2012/04/27(金) 06:55:28.68 ID:q7I+YgjL
史料価値なんて知ったことか!
ってことで角川書店の日本の伝説 35巻をソースにして一つ。

かつて応永の乱の主役たる大内義弘が築いた山口の築山館。
その庭園には「月見の松」なる名木があり、
その月影に映える枝ぶりは代々の当主の心を大いに和ませるものであった。

さて、天文十五年。大内義隆公の御世のことである。
この築山館にて松の枝に掛かる秋月を肴に義隆公が月見の宴を開いていたところ、
館の塀の上に怪しげな影の一つ、蠢くものがあった。
義隆公は大いに怪しみ、急ぎ宿直の者を呼びつけてこれを撃つように命じる。
命ぜられた武士、松原隆則は弓矢を取り出してひょうと射放つと、矢は狙いあまたず影を射抜き、
射抜かれた影はどうと庭へと崩れ落ちた。
この時射殺された影を改めて見ると、それはまごう事なき天花畑の山奥に潜む山姥の姿で、
これを見事退治した松原隆則は大いにその面目を施したという。

だが、常日頃になき妖怪の出没は、周防の人々によからぬ事が起きる予兆を強く感じさせた。
そして果たして五年後の天文二十年、陶晴賢の謀叛により大内義隆公は太寧寺に自刃に追い込まれ、
件の松原隆則も主君を守って遭えなく討ち死にを遂げてしまうのである。

大内家の衰運が妖怪を呼び込んだか、
はたまた妖怪の呪詛が大内家を衰亡に導いたか、
どっちにしてもいい話じゃなさそうなお話




849 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 09:10:13.58 ID:iboM5bqg
認知症の婆ちゃんが迷い込んだだけだったりしてな

850 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 12:27:53.45 ID:ElSl2FII
>>849
ありうるw
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    源頼政の鵺退治に似てる。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    いずれにしても、松原隆則としては妖怪を討ち取るしかないし、
    任務を立派に果たしたわけだし、
    これがいい話で終われなかったのは残念だな。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    こう言う不思議な出来事って、結局結果論なんだよね。
    良い事起こればおkだし、悪い事起これば「あれが原因だ」
    と言われちゃう。

    そう言えば、婆さん繋がりで思い出したが。
    地元にはソース婆と言うのがあったわ。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    ご先祖様、山姥退治なんかしてたのか
    残らないもんだなぁ

  5. 人間七七四年 | URL | -

    松原隆則も主を守っての討ち死に故、むしろ士として本望と言えよう

    また、怪異の件に関しても今回はそうならなんだが
    本来殺めてはならぬ怪異を殺めても、その死亡フラグをへし折って生還し
    その者の豪胆・剛勇を賞賛するというパターンもある故、一概に結果論とは言えぬ

    だがしかし、この話には一つだけ致命的な間違いがある・・・よいか、よく覚えておくのだぞ

    弓矢を取り出して『ひょう』と射放つと、とあるが正しくは『ひゃうっは』だ

    人に話をするときに間違った音を使っていては恥をかいてしまうぞ

  6. 人間七七四年 | URL | -

    米5殿
    幽斎さんチーっす!ww

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  9. 人間七七四年 | URL | -

    >6殿
    5殿は幽斎さんではなくて、ベッキーさんでしょう。

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