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高虎の「ほととぎす」

2012年07月29日 20:54

739 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/07/29(日) 16:47:36.73 ID:IxhoET8D
高虎の「ほととぎす」

藤堂高虎も晩年には和歌をたしなみ、意欲的に創作に取り組んだ。

ある日、帰城した高虎はゴキゲンであった。
「ずっと心に思いとどめておったが、今日、ついに十分に整ったぞ。」
八十嶋道除にそう言うと、四句詠んだ。
そしてさらに
「これは伊達殿に聴いてもらうんだ。」
と、もう一句詠んだ。

なけ聞かん わが領分のほととぎす


これを聞いた伊達政宗は、古今比べるものがないと、再三感心した。
気を良くした高虎は、これを発句に百韻(連歌の一種)を催おし政宗に見てもらおうと八十嶋に提案、
夕食時から初更(午後八時頃)まで八十嶋と二人で吟じあって、記録させた。

さて翌日、脇坂淡路守がやって来た。
「できたてじゃぞー。」
さっそく百韻を見てもらうと、脇坂もひとかたならず感心し、書き写して持っていった。


数日後、脇坂がまたやって来て高虎に言うには、
「あの百韻、花の本昌琢殿にお見せしたところ、
古今にない生きた作品であると頭を振って感心されましたぞ。
句作の参考にと、すべて書き写して持ち帰られた。」とのこと。

高虎はそりゃもう大喜びで、
「で、どの句をそんなに誉めておったのかの??」と
さらに突っ込んだという。
                     (玉置覚書)


手持ちの史料にはこうあるが、ただこの「ほととぎす」は
どう調べても加藤清正の作になっている。真偽のほどはよくわからない。





740 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/07/29(日) 20:39:32.95 ID:FWAfCW3I
藤堂の 鼻高々の発句して 虎狩武者に とられける

741 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/07/29(日) 20:47:27.01 ID:FWAfCW3I
ちょい語呂が悪いので書き直し こういうのはさっと書いて逃げるべきなんだが

藤堂の 鼻高々の発句して 虎狩武者に 首(しゅ)とられける

742 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/07/29(日) 21:13:25.49 ID:GMrEdJ/g
>>741←このおかた ゆうさいさまの 転生か?

743 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/07/29(日) 21:14:18.94 ID:3BMsO3c2
藤堂高虎を織り込むなら、
鼻高々の→高き鼻して
首とられける→とられける首
な感じで「高」「とら」は最初においたほうがいいかもしれない
自分ではうまく捌ききれなかったけど

744 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/07/29(日) 21:24:17.30 ID:tM1AqnF1
秀吉「どこもかも わが領分の ほととぎす
なかぬならば なかせてみよう」


745 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/07/30(月) 01:49:09.15 ID:5bfu0Q5k
「鳴かぬなら 分かっておろうな 不如帰」

こうですか?太閤様

746 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/07/30(月) 06:38:42.75 ID:ayx0Ezqt
羽柴秀吉が詠んだなら普通に
「じゃあ鳴かせちゃるわ!」
と聞こえるのに、豊臣秀吉だと>>745にしか聞こえない!不思議だね!
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    では私も一句。「虎」を外して詠んでみましょう。
    ほととぎす 和泉守が 詠めれども 世人藤堂(とうとう) しかと主計(かずえ・数え)ず

  2. 人間七七四年 | URL | -

    まーくんて和歌を教えるときは結構いい先生っぽいよね

  3. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    いい感じだな。んじゃ、その下の句にあわせて上の句だ。

    発句して 百韻よめと ほととぎす

  4. 人間七七四年 | URL | Nv1Rlw66

    ではその上の句に添えて。

    啼く間も共に 募る言の葉
    (な熊本もに 津のることのは)

  5. 人間七七四年 | URL | -

    な、なんちゅう歌人ぞろい

  6. 人間七七四年 | URL | -

    ※4
    んでは、

    あの津まで 日毎飛びつる ほととぎす

    (安濃津まで 肥後と飛びつる ほととぎす)

  7. 人間七七四年 | URL | -

    なぜ効かん わが領分の ほと(女陰)伽す

  8. 人間七七四年 | URL | Nv1Rlw66

    ※6殿に

    鳴くまで待つる 主を慕いて

  9. 人間七七四年 | URL | -

    ※1・3・4・6・8で連歌興行になってるw

  10. 人間七七四年 | URL | -

    此処歌人多すぎねwwwwwww

  11. 人間七七四年 | URL | -

    ちなみにここに出てくる脇坂淡路守は時期的に安元(安治次男)のことだね。歌道に優れ林羅山の歌道の師だったらしいよ。

  12. 人間七七四年 | URL | -

    ※8の解説所望

  13. 人間七七四年 | URL | Nv1Rlw66

    ※8

    三傑が 我が忍び音を 待ちかねる

    ほととぎすの気持ちとしてはこんなもんではないかと 。

  14. 人間七七四年 | URL | -

    てやんでい 詩など詠めるか ほととぎす

  15. 人間七七四年 | URL | -

    ※13,14
    上の句でしまいってんじゃ、尻のすわりがよかねーやな。てなわけで


    鳴き声きけば 天下泰平

    おあとがよろしいようで。

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