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この時、軍監を務めていた小栗忠政は

2012年08月09日 20:51

896 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/08/09(木) 17:29:25.43 ID:M2QzuxWM

鴫野の戦いの時、上杉景勝は敵の大軍を破って勝利した。
この時、軍監を務めていた小栗忠政は、徳川家康の陣にやって来て、
戦の次第を伝えると御次の間に退いた。

そこで忠政は戦の時の話をし始めた。

「今日の戦で敵を追い討ちする絶好の機会があったゆえ、
景勝にすすめたのだが、もう日暮れだといって聞き入れなかった。

しかし、残った敵も多かったゆえ諦めきれず、直江に兵を貸せ、
わしが行くと言ったのだが、これも同じ様なことを言って断られたわい。

さてさて、残念なことじゃ」

…と言っているところに家康が入って来た。忠政の声がよほど
大きかったのか、家康は話をすべて聞いていた。

「やい、又一。お前の身分で景勝の指揮を非難するはいらざることぞ。

このたわけ者め!」

主に厳しく咎められて、流石の忠政も平伏して恐縮した。

――『徳川実紀』




897 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/08/09(木) 18:07:14.23 ID:G8q1lgcT
小栗さんはこんな年になってもぶれないなw

898 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/08/09(木) 19:25:12.53 ID:nVNH7eNI
もっと若い頃だったら家康に何か言い返したりしたんだろうかw

899 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/08/09(木) 19:52:22.06 ID:6ehqqsG6
言い返せないなんてオレの知ってる又一と違う

理不尽でめんどくさくて大久保彦左とガップリ四つに組める男なのに…

901 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/08/09(木) 20:19:38.27 ID:2zdOeasM
忠政「景勝殿、今こそ追撃の好機にござろう。
兵を貸してはくださらぬか?」
景勝「・・・」
直江「殿は、もう日暮れなので兵は貸せぬ、とおっしゃってます」
忠政「では直江殿、貴公の兵を」
直江「わたしも、日暮れなので兵は貸せませぬな」

そりゃ同じ様な返事になるよな

902 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/08/09(木) 20:30:21.38 ID:e8TeZ/K+
そりゃ景勝がダメっつってんのに直江が貸せるわけ無いだろうと

903 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/08/09(木) 20:30:36.96 ID:M+sQuYa2
小栗さんって大坂夏の陣の戦傷が元で死んだんだよな。

つまりこの発言後まもなく命に関わる負傷をしてしまう。
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    あの又一が怒られて素直に平伏するなんて…!?

    もしかして三河武士にとって素直になる=死亡フラグなのか…?

  2. 人間七七四年 | URL | -

    もしくは、>>903を踏まえると、平伏しながら腹の中では
    「上杉は機を逃すし、殿もそれをまったく分かっちゃくれん。あーもうやってらんねー!討ち死にしたる!」
    って感じだったのかもしれん・・・

  3. 人間七七四年 | URL | -

    表面で平伏して腹の中で文句タラタラなど三河武士らしくないな。
    多分兵を貸せなど間違ってたな自分一人ででも突撃しておけばよかった、辺りだろう。
    景勝は勝敗に関係ない所で無理に兵を押し出して被害を増やすような事はしないから助けてはくれなそうだが。

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