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「すわ、例の音頭が出たぞ!懸かれ!」

2012年08月15日 20:53

81 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/08/15(水) 12:16:24.57 ID:/k4Ik1zx

戸次道雪は若いころ雷にあたったため、歩行することが出来なかった。
そのため常に手輿に乗り、二尺七寸ばかりの高田打の刀、種子島の鉄砲一挺、三尺ばかりの手棒に腕貫をつけて
いつも手奥に入れ、また長刀だけを持った若侍を、定衆と名付け、これを100人、徒歩にて召し連れていた。

合戦が始まると道雪はこの定衆に手輿を担がせ、敵との距離が近くなれば、手棒にて乗り物の縁を叩き、
自身で

「えいとう!えいとう!」

と声高に音頭を取った。この拍子に合わせて

「輿を担ぎ、あの敵の真ん中に担ぎ入れて、そこに捨てよ!」

と、いきり立った。
手棒の拍子より少し遅いと思えば後先の担ぎ手を手棒にて打ち、打たれたものは敵の面前で
逃げたかのように互いに笑われたので、彼らは面も振らずに輿を担ぎ入れた。

輿を担がないものは長刀を抜き先に進んで攻めかかった。
先手の者たちは道雪の拍子が聞こえてくると、「すわ、例の音頭が出たぞ!懸かれ!」と、
優れた勇士たちが斬りかかるので、いかなる堅陣と言えども、駆け破られない、ということはなかった。

しかし戦の習い、道雪の戦において先手が追い立てられることも度々あった。それでも旗本が堅く踏みとどまるため
幾度も追い返し、最後に勝利しない、ということはなかった。
この様であったので道雪の家来には合戦のたびに、今日は幾度も槍を突いた、と言うものが大変に多かった。
(古郷物語)

戸次道雪の戦ぶりについての逸話である






82 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/08/15(水) 12:55:08.40 ID:KpQmkjq1
>>81

無粋でスマンです、戸次音頭の逸話もまとめサイトにあった(ただし別の逸話の中のお話だけど
ttp://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-3445.html

でもどちらの逸話もより詳しく描かれていてGJですよ
古郷物語って黒官のお話ばかりだと思ってたけど道雪の逸話もあるのか
読み応え十分じゃないか

83 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/08/15(水) 13:05:55.34 ID:GYCJKnb3
道雪の本拠地が黒田領になってるから旧臣とかも多かったろうし
いろいろ話残ってたんだろうね
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    九州ってどこも戦闘民族なのにそれぞれ違った凄さがあるな

  2. 人間七七四年 | URL | m.2.LkcQ

    道雪の親衛隊は長巻き…刀と長刀(なぎなた)の中間のような武器を装備していた、と何かで読んだ気がす。

  3. 人間七七四年 | URL | LMs.iqQA

    音頭というから
    浜名ぁ~の海に~


    だと思ってしまった

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