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安藤帯刀三連発その1・いい話

2008年12月03日 00:12

932 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/02(火) 00:01:53 ID:pnG8ccRe
安藤帯刀三連発

(1)盗人侍を許す

安藤帯刀は銀拵えの槍を持っていたが、ある時、帯刀の槍持ちの侍が銀の細工を
盗んだ。
この家来を捕まえた家来は、
「殿から預かった槍を盗むとは言語道断。成敗すべきです。」と進言した。
帯刀はその進言を退け、その侍を自ら尋問した。
「貴様は妻子がいるのか?」
「はい。子供は4人います。」
「禄はいかほどじゃ?」
「15俵です。」
それを聞いた帯刀は
「それなら日々の生活は苦しいのは当然じゃ。15俵の給料なら子供一人分不足だ
。子供が飢えれば親が盗むのは仕方ないこと。
されば、不足の5俵を加増しよう。」
といって盗人侍を許したばかりか加増したという。
(翁草)



933 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/02(火) 00:03:58 ID:pnG8ccRe
(2)遠眼鏡を砕く

ある時、徳川頼宣は父から遠眼鏡を拝領し、毎日城の天守閣から城下町を覗いて
楽しんでいた。
それを知った安藤帯刀は、頼宣から遠眼鏡を奪いこなごなに砕いた。
びっくりした頼宣が帯刀に遠眼鏡を破壊した理由を聞くと、
「遠眼鏡は戦場の偵察、自然の景色を楽しむためにあるものです。しかし、殿は
遠眼鏡で毎日城下町をご覧になっておる。
下々の者が殿様に日常を監視されていると思うと、彼らは息を抜くヒマがありま
すまい。彼らもこの帯刀も、酒を飲んでばか騒ぎすることもあります。
名君という者は家来領民のすべてを直視してはならず、適度に息抜きさせるべき
です。」と答えたと言う。

934 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/02(火) 00:05:58 ID:pnG8ccRe
(3)帯刀の形見

徳川頼宣が若年の頃、自分のわがままで近習を殴り付けた。
それを聞いた守役の安藤帯刀は、頼宣の膝頭を力いっぱい両手で押さえつけて頼
宣が過ちを認めるまで諫言した。
頼宣が非を認めると帯刀はようやく手を離したが、頼宣の袴は破れ膝頭には黒ア
ザが残った。

頼宣は帯刀が死んでからも、行水の際には黒アザの部分に湯を掛けないようにし
た。
近習は「黒アザはまだ痛むのですか?」と聞くと、
頼宣は、
「今日のワシがあるのは帯刀のじいのおかげじゃ。この黒アザはじいの残した形
見ゆえに、生涯アザが取れないようにわざと湯を掛けないのじゃ。」と言ったと
いう。
(名将言行録)



937 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/02(火) 00:36:57 ID:pTMjxlUY
>>934
こういう話大好きだ
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | VTnsEvUk

    >『武野燭談』に拠れば、家綱の将軍就任から間もない幼少期のことであるが、江戸城天守閣へ登った際、近習の者が遠眼鏡をすすめたが、「自分は少年ながら将軍である。もし将軍が天守から遠眼鏡で四方を見下ろしていると知れたら、おそらく世人は嫌な思いをするに違いない」と遠眼鏡を手に取らなかったという。
    ウィキペディアより

    もしかして、>(2)遠眼鏡を砕く を引いて、近臣の誰かが家綱に訓育したのかね ?

  2. 人間七七四年 | URL | -

    最後の話でうるっときた

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