103 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 00:31:27.45 ID:o3jiBe39
細川越中守忠興が徳川家康の上杉征伐に従軍するとき、大阪に留守として置いた侍の中に、
稲富喜太夫(祐直)という者があった。
忠興の内室(ガラシャ)が大阪で自害した時、留守居であった小笠原少斎以下の士が尽く討ち死にした中、
稲富はその場を落ち延び命生き延びたのを、忠興は殊の外立腹し、捜し出して必ず罪に問うと言っていた。
この事を徳川忠吉が聞き、忠興に直接に会ってこのように言った
「侍の死ぬべき場所を逃げ出したというのは、情けない侍というものであり。あなたの憤りは
尤もだと思います。ですが、稲富を助け置いてほしい。
彼は天下一の鉄砲の名人です。武勇を習うのではなく、鉄砲を習う者のために、命を助けてほしい。
臆病は、稽古によって身につくものではないでしょう?
鉄砲一流の断絶というのは、如何にも残念だと思うのです。」
この言葉に忠興は、「稲富にとってありがたい仰せです」と、彼を赦した。
これによって稲富は武士をやめ一夢と名を改め、稲富流を指南した。
そして彼の発展させた稲富流砲術により、大阪の陣の折、幕府軍の大筒は
大阪城天守の二層目に撃ち入れる事に成功したのだ、との事である。
(武野燭談)
104 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 00:47:49.19 ID:6Fr+uPii
鉄砲と大筒じゃ全く別物だろ。。。
105 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 01:24:07.44 ID:RaGpenIm
大鉄砲みたいなのを撃つ砲術もあるだろうし
火薬で飛ばすやつの放物線を測る技術なら延長線上じゃないの
106 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 01:48:36.72 ID:TRnvXtCj
稲富さんの臆病は天下に認められちゃっているんだな
そこだけ見ればカッコ悪い話
107 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 01:49:40.19 ID:Z8d0eTj6
世の中うまく出来てる部分もあるな
窮地でも必要な人材には助け船出す人がいる
108 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 04:20:56.30 ID:1TRjSzFU
武勇も臆病も大事にする名将のお話なのかな
細川越中守忠興が徳川家康の上杉征伐に従軍するとき、大阪に留守として置いた侍の中に、
稲富喜太夫(祐直)という者があった。
忠興の内室(ガラシャ)が大阪で自害した時、留守居であった小笠原少斎以下の士が尽く討ち死にした中、
稲富はその場を落ち延び命生き延びたのを、忠興は殊の外立腹し、捜し出して必ず罪に問うと言っていた。
この事を徳川忠吉が聞き、忠興に直接に会ってこのように言った
「侍の死ぬべき場所を逃げ出したというのは、情けない侍というものであり。あなたの憤りは
尤もだと思います。ですが、稲富を助け置いてほしい。
彼は天下一の鉄砲の名人です。武勇を習うのではなく、鉄砲を習う者のために、命を助けてほしい。
臆病は、稽古によって身につくものではないでしょう?
鉄砲一流の断絶というのは、如何にも残念だと思うのです。」
この言葉に忠興は、「稲富にとってありがたい仰せです」と、彼を赦した。
これによって稲富は武士をやめ一夢と名を改め、稲富流を指南した。
そして彼の発展させた稲富流砲術により、大阪の陣の折、幕府軍の大筒は
大阪城天守の二層目に撃ち入れる事に成功したのだ、との事である。
(武野燭談)
104 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 00:47:49.19 ID:6Fr+uPii
鉄砲と大筒じゃ全く別物だろ。。。
105 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 01:24:07.44 ID:RaGpenIm
大鉄砲みたいなのを撃つ砲術もあるだろうし
火薬で飛ばすやつの放物線を測る技術なら延長線上じゃないの
106 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 01:48:36.72 ID:TRnvXtCj
稲富さんの臆病は天下に認められちゃっているんだな
そこだけ見ればカッコ悪い話
107 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 01:49:40.19 ID:Z8d0eTj6
世の中うまく出来てる部分もあるな
窮地でも必要な人材には助け船出す人がいる
108 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 04:20:56.30 ID:1TRjSzFU
武勇も臆病も大事にする名将のお話なのかな
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コメント
人間七七四年 | URL | -
同じ火薬を使っていたら大砲にも鉄炮の計算は応用できるはず。
ただ、そもそも当時はそんな精密な計算をして撃ってたのかは知らんけど。
( 2012年10月29日 04:04 )
人間七七四年 | URL | -
まあ、位に合わない仕官をしたのが間違いのもと。
心のどこかに細川分家の嫁なんかに命なんか賭けられるかって侮りもあったんだろ?
鉄砲の腕というより、たかが明智の娘の命のために名だたる武将を葬るのが惜しかっただけじゃね?
( 2012年10月29日 08:32 )
人間七七四年 | URL | -
三歳「しかし嫁に色目をつかった(?)ことは別」
( 2012年10月29日 10:41 )
人間七七四年 | URL | -
まあ「武将」ではなく「砲術の専門家」として評価されたのでしょうね。
ナチスのフォン・ブラウンが米国に三顧の礼で迎えられるようなもの。
( 2012年10月29日 10:50 )
人間七七四年 | URL | -
そもそも祐直さんが生き残った過程その物にも幾つかの説が有るのに、
立腹も何も。忠興さんにしてみれば、彼が「生き延びた事自体」を許
せないのでしょうね。
習った人物達がその後活躍してるから、少なくても専門家としての面
目は保ってると思う。
( 2012年10月29日 11:33 )
人間七七四年 | URL | Hble4PXk
※4
フォン・ブラウン自身はナチスとは無関係でしょ
( 2012年10月29日 13:01 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
フォン・ぶらうんより上司のドルンベルガー将軍の方が例えとしては適切だな
まあブラウン自身、熱心ではないにしても忠実なナチの支持者ではあったようだが
( 2012年10月29日 13:24 )
人間七七四年 | URL | m.2.LkcQ
オービルライト(ライト兄弟の弟の方)「なぜフォンブラウンばかりが評価され、巡航ミサイルを作った私は評価されないのか」
( 2012年10月29日 15:21 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
といいつつ、糸川教授は武豊へダッシュした。
( 2012年10月29日 21:21 )
人間七七四年 | URL | -
ルーデル「総統は尊敬してましたが、A-10を監修しました。後、アルゼンチンの独裁者とは友達です。脱出にはバチカンが協力してくれました。こういうことを公演でいったら西ドイツ空軍の将軍2人の首が飛びました。とばっちりで、国防大臣も辞任しました」
( 2012年10月30日 06:48 )
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