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いつも駕籠の中で

2012年11月03日 19:36

250 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 16:24:57.52 ID:317oAYR8

鍋島直茂が往来するごとに庶人らは皆出てきて拝伏していた。

ある日、直茂は近臣に向かい「衆人が拝しているのに黙しているのは
謙退の道ではない。だから駕籠から降りて答礼しようと思いはするのだが、
かえって下々も難儀ではないかと思い、いつも駕籠の中で目礼している」
と語った。

この話を聞いた庶民らは「尊い君でさえこのようなのだから我々も」と、
互いに謙退辞譲を守り、親睦を深めたのだとか。

――『名将言行録』




251 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 18:05:09.21 ID:y+3vNVB1
当時の人も相手にどこまで礼儀正しくしていいのかは迷ってたのね
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    駕籠から手をだして振ったら
    選挙カーだな

  2. 人間七七四年 | URL | -

    どっかの藩「駕籠が通る時に外に出てはいけないと言う事にすれば良いのですよ」

  3. 人間七七四年 | URL | -

    アジアの他地域ではそうでもないらしいけど、日本は上の人も下の者に対してある程度は丁寧に対応するのが美徳だし、大変よな

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