966 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/01/03(木) 16:42:40.97 ID:5WiQ+ghR
阿部忠秋は悪戯好きの面があり、ある時柳営で大久保忠成の弁当をこっそり食べてしまった。
そして素知らぬ顔をして戻し正午を待った。
正午になってめいめい弁当を取り出したがもちろん忠成の弁当は空っぽである。
一同は驚いたが忠成は気にする様子も無く、
「朝食べ過ぎたので別にいいや」と言って淡々としていたが、しばらくして用向きができたと帰ってしまった。
これに忠秋、「してやったり」と大喜び、屋敷に帰って近侍にこの事を語ると、
「さてこそ、それで初めて納得しました」
「先程大久保様がお立ち寄りになり、腹が空いたから湯漬けでも振舞われよ、と仰せられました。
湯漬けだけというわけにもいかず、沢山の料理をさし上げましたが大久保様は全て平らげた上、
供の衆にも振舞われよと仰せられました。
やむなく食事を出したのですが供の衆の食べること食べること、いささか呆れました。
奇怪な事と思いましたが、殿のお話を伺い、これはまさしく先程の仕返しと納得した次第です」
これを聞いた忠秋は「あべこべにかつがれたのう」と笑ったという。
967 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/01/03(木) 21:48:41.97 ID:HQEuFh0X
あべがおおくぼにかつえがられたんです
968 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/01/03(木) 22:56:29.64 ID:pGc6Ni5S
忠秋さんの逸話は良い話でも説教臭くなくて自然体で好きだわ
こんないたずら好きってのはちょっと意外だったけど
阿部忠秋は悪戯好きの面があり、ある時柳営で大久保忠成の弁当をこっそり食べてしまった。
そして素知らぬ顔をして戻し正午を待った。
正午になってめいめい弁当を取り出したがもちろん忠成の弁当は空っぽである。
一同は驚いたが忠成は気にする様子も無く、
「朝食べ過ぎたので別にいいや」と言って淡々としていたが、しばらくして用向きができたと帰ってしまった。
これに忠秋、「してやったり」と大喜び、屋敷に帰って近侍にこの事を語ると、
「さてこそ、それで初めて納得しました」
「先程大久保様がお立ち寄りになり、腹が空いたから湯漬けでも振舞われよ、と仰せられました。
湯漬けだけというわけにもいかず、沢山の料理をさし上げましたが大久保様は全て平らげた上、
供の衆にも振舞われよと仰せられました。
やむなく食事を出したのですが供の衆の食べること食べること、いささか呆れました。
奇怪な事と思いましたが、殿のお話を伺い、これはまさしく先程の仕返しと納得した次第です」
これを聞いた忠秋は「あべこべにかつがれたのう」と笑ったという。
967 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/01/03(木) 21:48:41.97 ID:HQEuFh0X
あべがおおくぼにかつえがられたんです
968 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/01/03(木) 22:56:29.64 ID:pGc6Ni5S
忠秋さんの逸話は良い話でも説教臭くなくて自然体で好きだわ
こんないたずら好きってのはちょっと意外だったけど
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コメント
人間七七四年 | URL | -
吉川広家「関ヶ原で我が軍が空弁当だったのは、忠秋殿が全て平らげたからだったのか」
秀元「ちゃいまんがな(`・ω・´)」
( 2013年01月04日 21:43 )
人間七七四年 | URL | -
速攻でバレてるw
普段からイタズラばっかりしてたのか阿部さん
( 2013年01月04日 22:39 )
人間七七四年 | URL | -
これって、やられる側の解釈によっちゃいじめじゃね?
もしくは嫌がらせ
大久保じゃなくて浅野長矩だったら、後ろから斬り付けられてるレベル
まあ、阿部豊後も相手を見てやってるんだろうけど
( 2013年01月05日 00:32 )
人間七七四年 | URL | -
忠秋「ヒャッハー!忠成の弁当食ってやったぜーッ!!」
忠成「忠秋殿のツケで頼む」
なんだこの小気味良さはwww
( 2013年01月05日 03:38 )
人間七七四年 | URL | -
お互い真面目に取り合ってない節もあるね。タイトル的には、
「突撃!隣の昼ごはん 阿部忠秋邸の回」(出演:大久保忠成、エキストラ多数)
とでもしますか?
( 2013年01月05日 06:23 )
人間七七四年 | URL | -
これは良い仕返しwやる方もやられた方も、してやったり感
がある。
忠成さんって、小田原の陣で驚いていた少年かな?
しかし、この忠成さんって何処の大久保さん家なのでしょ?
調べても江戸後期の人しか出て来ない。
>3殿
悪戯ってのは双方や回りが笑って済ませられる事。いじめは
その両方がただでは済まない事でしょ?
>浅野長矩
あの人がどうしてあんな事したのか?迷惑な理由や背景は出て無い。
( 2013年01月05日 11:43 )
人間七七四年 | URL | -
変だなあと思いつつも供にまでちゃんと振舞ったのかw
( 2013年01月05日 15:03 )
人間七七四年 | URL | /uHYxkhw
米6殿
おそらく七郎右衛門忠世の四男、玄蕃頭忠成かと思われます。
相模守忠隣の弟にあたります。
生年が天正五年(1577年)ですから、まとめに載ってる大久保忠成と同一人物ですね。
歿年が寛文十二年(1672年)ですから阿部豊後守との逸話にも年齢的には矛盾や問題はありませんので、おそらくは間違いないでしょう。
因みに禄高は五千石です。
( 2013年01月06日 01:26 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
※8
95歳!?しかし豊後守とは親子ほども歳が違うのに仲良いなこいつらw
( 2013年01月06日 01:42 )
人間七七四年 | URL | -
譜代徳川家の臣たちらしいエピソードだなw
( 2013年01月06日 11:49 )
人間七七四年 | URL | -
※8
つーことは30も年上相手に悪戯してんのねw
一茂が新人の頃イタズラで先輩のシューズの靴紐をガチガチに結んだら、「あいつか!こゆことすんのはあいつだ!」って一発でばれてた様なもんかな?w
( 2013年01月06日 13:30 )
人間七七四年 | URL | -
>米8殿
御教授頂き本当に助かりました。
大久保さん家は大所帯過ぎて、一端家系を見失うともう調べが付かないw
大久保性の親類縁者多過ぎ!!(笑)
( 2013年01月06日 15:05 )
人間七七四年 | URL | wlh0LWeY
武将の逸話というより、民話の頓知話にしか見えないというw
( 2013年01月07日 19:48 [Edit] )
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