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前田利常、儒者について・その後

2013年01月15日 19:51

165 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/01/15(火) 18:24:11.03 ID:E1QPnyG9
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-7192.html
↑このお話で、儒者や学問に対して否定的な見解を述べた前田利常。これに対し家臣の岡田将監がこう尋ねた

「殿の仰ることは御尤もだと思います。ですが御前は、太平記・東鑑などをいつもご覧なされ、
その他日本の古筆や珍しいものを集め、ご覧になっています。これはどうしてでしょうか?」
(御尤に奉存候。去ながら御前には太平記、東鑑など毎度御覧なされ、其他日本の古筆珍敷物を被召上て
御覧被成候。如何之御事に候)

これに利常
「それはな、日本に生まれたものは、日本の古今の風俗を知るべきだと思って見ているのだ。」
(夫は日本に生る者は、日本古今の風俗を知たるが好と思ふに依て見たる物也)

すると将監が申し上げるには
「それは学問ではありませんか?」
(夫は学問にて無御座か)

「えっ?」

利常は少し言葉に詰まり、

「いやいや、世間でいう学問というものは、そういうものだとは考えていなかった。」と、少しして仰った。
(いやいや、世間の学問は左様の事とは不思と、良有て御意被成)
(拾算名言記)

前田利常の学問についてに認識みたいなことが、少し見えてくるお話である。


関連
前田利常、儒者について
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-7192.html


166 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/01/15(火) 19:43:35.63 ID:U6QVPNwk
利常にとっての学問は歯食いしばって寝不足になりながらやるもの、だったんかね
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    学問というより当然の教養として考えていたのかしら。
    却って「それでは学者というのは普通に知っておくべきことをしたり顔で語る輩か」となりそう。

  2. 利家「学問(笑)自分の考えた銭の増やし方を実地で実践する方が百倍ためになるわ。」

  3. 人間七七四年 | URL | 0Q3WCu86

    赤門のせいか教育大国のイメージがある前田家。
    俺の先祖も公費で師範学校に留学させてもらったらしいしなあ。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    利家「(藤原惺窩の講義を聞き)へー、学問っておもしろいんやねー」→でも実用的な銭の方が大切。戦国人らしい価値観。
    利常「学問?やり過ぎるとよくないよね。え?日本古来の風俗を知るのも学問なの?知らなかったよ」→やはり戦国人らしい価値観だけど、やや学問の重要度が増している。
    綱紀「学問は大切だね」→東寺百合文書の保存など学問的事業を積極的に実行。完全に学問重要。
    この三者の言行に、戦国時代から江戸時代への移行が象徴的に表れているような気もする。

  5. 人間七七四年 | URL | -

    太平記はどうだろう

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