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戦国時代の殿様のツイッター

2013年03月03日 19:01

799 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/03/03(日) 16:30:09.41 ID:fRz+AZVj
播磨の歴史・地理に関する書物を集成した「播陽万宝知恵袋」(宝暦10年)に、
「赤松則房雑談聞書」というものが収録されている。
これは、赤松則房が、「日頃聞き及んでいる俚諺や、土俗の話を思い出し、土地の話・都の話・
田舎の話・戦の話などを色々と取り交えて、
雨の暇にまかせて書き連ねた」ものを、家臣・堀五郎左衛門に清書させたものである。

その内容は、則房の言葉通り多岐にわたり、

「志水氏、将軍家、渇水(の)時、水を奉し功とて、清水を改(め)下さる」
「赤松は伊豆にはりまをとられじと あしき新二郎嘉吉年中」(一般的に流布しているのは、
公方の首を嘉吉元年)
「多淫の女は三十歳余。藤井の小松 高尾身なし つねや(恒屋)家執 松原(の)女「その女」」
「高尾の野沢ハほうしころし(法師殺し)」
「三宅の小藤は見越女(大女?)と云。」など、赤松家の身内ネタから、

「風呂へ入は、左の足より入る也。」
「輿へめ(召)す女臈ハ、右の足より入る。」
「主人にハ、笠をさすは右の方。」
「馬上へかさをさすハ、左の方より。」
「手をつくハ、入と形せよ。」
「渡り橋(箸)、塩の十でん、つまみくらひ、端にぎり、かきこミ箸ゆるすまじ。」
「酒をしいるに、中扱(なかくみ)に三盃のますもの。」
「かまいなきハ何の助。允、大夫、介、進、私ならず。はゞかるべし。」
といった、作法や有職故実に関するもの、

800 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/03/03(日) 16:31:18.41 ID:fRz+AZVj
「都鳥、業平をいふか。」
「百千鳥ハ百官百敷の座。」などの和歌・文学に関するもの、

「大明神 おゝあきつかミとよむ。」
「腰おりかゞむ、おがむとか。」
「今の鳥居といふハ天の字を形る。」
「和銅銭は日本製。」
「ひより(日和)をば天気晴れたると云。もとハ、よき、あしきと付ねばならず。」
といった、豆知識的なものや、

「爪につめなく、ふり(瓜)につめあり。」
「石山寺ハ景石多し。」
「峯相記(中世播磨の地誌)七巻、見るべし。多具山(沢山)になし。」
「よしあし 二物 一物か。」
といった「つぶやき」までもが、短文の箇条書きで、合計186条も書き連ねられている。
まるで、戦国時代の殿様のツイッターである。

中には、こんな一文も・・・。
「四天王とておこがましき者あり。頼光朝臣の。木曽氏(義仲)の。当家。」

・・・則房さん、自虐的過ぎないかい?
ってことで、こっちに投下。




801 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/03/03(日) 16:37:39.20 ID:ery+cQl2
ちょっとしたメモは楽しいな、赤松則房のファンになりそうだ

802 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/03/03(日) 16:42:17.89 ID:MCHlR11e
忠利くんへ、この前コイツ狐でも憑いてるんじゃないかって奴が…#まさむね

803 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/03/03(日) 18:26:15.96 ID:8Dup4I0A
このころには和同開珎が日本の銭なのか大陸の銭なのかも不分明になってたんだなあ

804 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/03/03(日) 20:08:07.61 ID:k2ycYb5M
江里口「四天王と聞いて」

806 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/03/03(日) 21:02:31.46 ID:+JSIyBKe
>>799
「手をつくハ、入と形せよ。」
実践しよう


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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    でも何気にこう言う物が当時の考証に役立つのだから面白い。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    全くその通りです。

    こんな事廃れたり、
    忘れられたりしないだろうと思うような地域の慣習でも、
    気づけば過去のものとして、
    忘れられてるもので…。

    歳を重ねれば重ねるほど感じますね。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    ※1,2
    確かにそうですよね。前のまとめにも有りましたが、貫高、石高がどうやって決められたのが判らなくなっていたりとか有りますからね。
    三斎さんのお蔭で江戸初期の政治の状況について知る事もできますし、(●д゜)のトンデモ行動(書いている人も大概なの有るがw)で我々が楽しむ事が出来るのも記録が残っているからですし。
    確か孔子が夏や殷(商)の事を知りたくてもなかなか資料が得られ無いてボヤいているとか。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    こち亀なんかは後世かなり重宝されるんじゃないかと思う

  5. 人間七七四年 | URL | -

    私的につけられてた日記や手紙って、形式にこだわる必要がないからか、割と赤裸々にぶっちゃけて書かれてる(※3さんの言うように忠興⇔忠利間の手紙とかここ的に代表格かな?w)し、そういう意味でも後世の俺達にとっては有り難い

    文字として残してくれるお陰で、武将の正確な名前の呼び方や意外な一面が解ることも多いしなー

  6. 人間七七四年 | URL | -

    ※5
    こういった文章がなければ、義光公はずっと「ヨシミツ」と呼ばれてただろうしな。
    逆に明石さんはこういうのがないから今だにデスノートで殺せない状況なわけだしなw

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※6
    そういや、こないだ「全登」は洗礼名に漢字を当てたのでは
    無いかと言う説を見たよ

  8. 人間七七四年 | URL | -

    「明石全登」は洗礼名とな。
    それでは「ジュスト」が「全登」かな???。

    案外、明石全登⇒明石ぜんと⇒セイント明石・・・だったり・・しないわなw

    (横すまん、キリスト者の美人奥方の庭にちょっと忍んでくる)

  9. 人間七七四年 | URL | -

    ちょっと気になったんだけど、
    「かまいなきハ何の助。充、大夫、介、進、私ならず。はゞかるべし。」
    は仮名の付け方の話だから、”充”は”允”の誤字ではなかろうか。

  10. 人間七七四年 | URL | -

    ※8
    「史伝 明石掃部 ー最後のキリシタン武将ー」と言う本に書かれてるそうな

  11. 人間七七四年 | URL | -

    秀家「彼の名前には72通りの読み方が有るから、何て呼べばいいのか…」

  12. 人間七七四年 | URL | -

    ※9
    投稿者ですが、ご指摘の通りです。
    お手数ですが管理人さん、訂正お願いします。

  13. まとめ管理人 | URL | wZ.hFnaU

    ※12
    直しておきましたー!

  14. ※12 | URL | -

    ありがとうございます。

  15. 人間七七四年 | URL | -

    ※10
    情報ありがとう。読んでみます。

  16. 人間七七四年 | URL | -

    結城氏法度なんかも大名が愚痴を延々垂れ流してるみたいで面白いよ

  17. 人間七七四年 | URL | -

    身内ネタの部分は一歩間違えたら炎上しそうだが、
    リアルタイムで見たのは堀さんだけなんだろうか…

  18. 人間七七四年 | URL | -

    日記に記録してた所為で、400年後の後世の人間にまで痔持ちだったことが伝わってしまった上井覚兼さんには同情を禁じ得ない

    いや、自分は痔持ちではありませんがね…

  19. 人間七七四年 | URL | -

    ※18
    現代でたとえるとHDの中身みたいなもんかw

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