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以後は入魂になられたとのことだ。

2013年06月10日 19:50

437 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/10(月) 12:23:49.99 ID:W6c3jPw9
慶長二年十二月二十二日、佑兵は安哈良より豊前の黒田如水翁へと
宮川甚右衛門を使者として用事の旨を含めて遣わされた。

進物は如水翁へ鷹二羽、由地以益老へ鹿皮十枚である。
甚右衛門は豊前に到着し進物を差し出して用事の旨を申し上げた。

如水翁はこれに会い「よき時期に参られた。使者にだけ伝えたい事が
ある」と御前近くに呼び寄せられ「太閤様は殊の外に衰弱されている
その上天下には怪異が度々おこっており、もし乱世になったら佑兵は
小身であるから家を保つのも心許ない。一時も早く島津へ申し入れて
縁辺を組まれるか、または入魂の契約を結び神文を取り交わしておく
べきであろう。この事を早く朝鮮へ罷り戻って申し伝えよ」
と仰せられた。

甚右衛門は畏まって急ぎ船を出し、正月八日に安哈良に到着。
佑兵に御返答一通りを申し上げてから、隠密の御口上がございますと
言った。御前伺候の小姓どもまで引き下がらせてから、島津と入魂に
するべき趣の巨細を申し上げた。

その頃、島津はカトクへ在陣していたので佑兵は彼陣へ出向かれて、
島津に入魂にしたい旨を談ぜられ、互いに神文を取り交わし、以後は
入魂になられたとのことだ。

(日向記)

黒田如水、乱世を予見する




438 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/10(月) 12:28:50.22 ID:UnbnNjc+
如水って、関ヶ原の動乱に乗じて天下狙ってた、て言われるけど
本気で東軍として九州をまとめることで、天下安寧考えてた気もしないではない

439 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/10(月) 12:29:37.05 ID:vG5RRJYo
仇敵の島津と仲良くしろって...

440 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/10(月) 19:07:32.54 ID:/2Mvl9bz
それが戦国の世の習いだろ、相馬といっしょにするなよ
それに佑兵は国を追われてたことで秀吉の配下になれたし、天下取り事業に加われた
その過程で秀吉の懐刀である如水と昵懇になったので、如水を頼るのは自然な理
また領地を接する大大名の島津に潰されないように約定を交わすのも自然な理

441 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/10(月) 20:06:22.24 ID:SAp53zWJ
>>438
むしろ後者だろ
前者は厨二が思いつきそうなネタだ

442 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/10(月) 20:11:44.40 ID:GWHqvamu
しかし大河で後者やったら
「左手のエピ省きやがって、捏造するな!」
といちゃもんがくると予想

443 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/10(月) 20:18:11.17 ID:gOq1FwJe
なお明治になってできた逸話の模様

447 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/11(火) 10:06:27.01 ID:nIBCP0EI
>>438
天下を狙ってたと言うのは大げさだろうが、広家宛の書状とか見てると
天下安寧からはほど遠い気がする

448 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/11(火) 12:59:47.06 ID:oa9WKeCD
島津攻めの準備万端ですよ行っていいですか?
つって家康に止められたんだっけ

449 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/11(火) 13:15:47.73 ID:nIBCP0EI
>>448
一応、家康が薩摩出陣を延期するように要請した書状が届く前に
島津が謝罪してきてたので如水の主導で延期してる。

ちなみに清正は八代攻めを島津に邪魔されたので戦いたかったらしい。

450 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/11(火) 17:43:19.96 ID:26GGUzHn
島津攻めの先鋒を受けて開城した立花宗茂が、
島津宛てに徳川と和睦するように勧める書状を10月28日の日付で送ってるし、
これは、状況的に如水か清正の許可を得て送っただろうから、
全体的に積極的には島津を攻める気はなかったんじゃないかな。


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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    >>439
    これよりだいぶ後の話だが、息子さんに「三斎殿と仲良くしろ」って言うくらい無茶な話だと思うわ、俺。 >島津と仲良く

  2. 人間七七四年 | URL | -

    この助言もあって、これに繋がったのかな



    『島津家と伊東家の縁談に』
    ttp://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-2399.html

  3. 人間七七四年 | URL | -

    人返しについて約した年次不詳の島津義弘宛伊東佑兵書状(島津家文書 965)にも
    「其上別而致御入魂儀候間~」とあるから、ちゃんと「入魂」にするべく双方の
    合意は出来てたようですね。

  4. 人間七七四年 | URL | mQop/nM.

    えっと…えっと…入魂て同盟と言う事でいいのかな?

  5. 人間七七四年 | URL | -

    入魂は「親しいお付き合い」程度のニュアンスですね。
    起請文とかで良く使われます。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    入魂(にゅうこん)じゃなくて入魂(じっこん=昵懇)と読めばわかりやすい

  7. 人間七七四年 | URL | -

    相馬義胤さんに伊達政宗と仲良くしろと言うようなもんか…

  8. 人間七七四年 | URL | -

    中央の庇護がなくなるから地域最大かつ最も危険な島津と仲良くしとけ、
    という合理的なアドバイスなんだろうけど、
    なにも宿敵・島津と手を組まなくても他に方法が…とか思ってしまう

    これが隆景さんの言う
    「如水殿に何か相談すれば、速やかに事の善悪を分別し、これはこれと最も良い配慮、判断を下してくれるでしょう。
    その判断に聞いた時、例えば秀吉公のように聡明な人には、その分別の正しさを汲みとる事ができるでしょうが、
    大抵の者はその分別の速さ深さについて行けず、大丈夫だろうかと無用の不安や不信に駆られてしまうのです。」
    ttp://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-6875.html
    というヤツだろうか。

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