818 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/10(月) 21:00:34.92 ID:B+lr4YVI
妻を手篭めにされた男の復讐
筑前国・豊後国の境にある針目山(現在の福岡県朝倉市杷木)には
筑前国側に針目城があって、戦略的に重要な拠点だった。
この事件の起きた当時は秋月氏の支配下にあり、
初山九兵衛と大山源左衛門の2人が交代で城番にあたっていた。
天正9年(1581年)正月、初山家の与力・高久保彦次郎は妻を伴って
上司の屋敷へ年始の挨拶に上がった。酔いがまわった初山九兵衛は
常日頃から気になっていた彦次郎の妻の美貌に我慢できず、
その夜ついに、待ち伏せをして手篭めにしてしまった。
「亭主にばらすぞ」と脅された彦次郎の妻は誰にも言えず
その後も好きにされていたが、あるとき初山九兵衛の奥方にバレてしまう。
奥方は旦那を問い詰めるかと思いきや「夫を奪われた」と嫉妬に狂った。
ある日、与力の妻たち5人が奥方に食事の席に呼ばれた際、
他の妻たちには労いの言葉や土産物を与えたのに、彦次郎の妻は自分が呼んだのに完全無視。
彦次郎の妻は初山九兵衛との関係が奥方に気付かれてしまったことに気が付く。
819 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/10(月) 21:02:41.72 ID:B+lr4YVI
奥方の仕打ちに悩み、夫に上司との関係が知られてしまうのを恐れた妻は
悩んだ挙句に首を吊って自殺。驚いたのは高久保彦次郎である。
妻の死について調べていくうちに事件の真相を知った彦次郎は怒り狂った。
そして事の発端であり全ての元凶である上司の初山九兵衛へ復讐を誓ったのである。
城番を破滅させるにはどうするか…城を敵方に奪われてしまえばいいのだ。
そう思った彦次郎は大友側である長岩城主・問註所統景を頼った。
突然の来訪に統景は敵の城を難なく奪えるのならばと喜び、
針目城奪取の計画を念入りに練り、チャンスを待った。
ある日、城番のもう一方である大山源左衛門が秋月本城に所用で出かけた。
好機と見た彦次郎は城が手薄になっていることを統景に伝え、問註所軍が急襲。
初山九兵衛は少ない味方で防戦したが多勢に無勢、
さらには高久保彦次郎が混乱に乗じて初山九兵衛を殺害。
針目城は問註所軍に奪われてしまった。
復讐を果たした高久保彦次郎は逐電。その後、彦次郎の姿を見た者はいないという。
820 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/10(月) 22:22:42.92 ID:B1b1xfXe
陰湿な復讐だなあと思ったら普通に殺してた
生かしたまま追い込みかけるのかとw
妻を手篭めにされた男の復讐
筑前国・豊後国の境にある針目山(現在の福岡県朝倉市杷木)には
筑前国側に針目城があって、戦略的に重要な拠点だった。
この事件の起きた当時は秋月氏の支配下にあり、
初山九兵衛と大山源左衛門の2人が交代で城番にあたっていた。
天正9年(1581年)正月、初山家の与力・高久保彦次郎は妻を伴って
上司の屋敷へ年始の挨拶に上がった。酔いがまわった初山九兵衛は
常日頃から気になっていた彦次郎の妻の美貌に我慢できず、
その夜ついに、待ち伏せをして手篭めにしてしまった。
「亭主にばらすぞ」と脅された彦次郎の妻は誰にも言えず
その後も好きにされていたが、あるとき初山九兵衛の奥方にバレてしまう。
奥方は旦那を問い詰めるかと思いきや「夫を奪われた」と嫉妬に狂った。
ある日、与力の妻たち5人が奥方に食事の席に呼ばれた際、
他の妻たちには労いの言葉や土産物を与えたのに、彦次郎の妻は自分が呼んだのに完全無視。
彦次郎の妻は初山九兵衛との関係が奥方に気付かれてしまったことに気が付く。
819 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/10(月) 21:02:41.72 ID:B+lr4YVI
奥方の仕打ちに悩み、夫に上司との関係が知られてしまうのを恐れた妻は
悩んだ挙句に首を吊って自殺。驚いたのは高久保彦次郎である。
妻の死について調べていくうちに事件の真相を知った彦次郎は怒り狂った。
そして事の発端であり全ての元凶である上司の初山九兵衛へ復讐を誓ったのである。
城番を破滅させるにはどうするか…城を敵方に奪われてしまえばいいのだ。
そう思った彦次郎は大友側である長岩城主・問註所統景を頼った。
突然の来訪に統景は敵の城を難なく奪えるのならばと喜び、
針目城奪取の計画を念入りに練り、チャンスを待った。
ある日、城番のもう一方である大山源左衛門が秋月本城に所用で出かけた。
好機と見た彦次郎は城が手薄になっていることを統景に伝え、問註所軍が急襲。
初山九兵衛は少ない味方で防戦したが多勢に無勢、
さらには高久保彦次郎が混乱に乗じて初山九兵衛を殺害。
針目城は問註所軍に奪われてしまった。
復讐を果たした高久保彦次郎は逐電。その後、彦次郎の姿を見た者はいないという。
820 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/06/10(月) 22:22:42.92 ID:B1b1xfXe
陰湿な復讐だなあと思ったら普通に殺してた
生かしたまま追い込みかけるのかとw
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コメント
人間七七四年 | URL | -
宗麟「人妻を手篭めにするとは何たる外道」
( 2013年06月11日 19:59 )
人間七七四年 | URL | -
TERU「復讐される前に消してしまえばよかったんだお」
( 2013年06月11日 20:18 )
| URL | -
今でもありそうな話だ
人の感情はいつの時代も変わらんな
( 2013年06月11日 20:47 )
人間七七四年 | URL | -
殺すのは大前提にあって、さらに城を奪われたという負の実績をも上司の死後にまで残したかったんじゃないかな。
相手の名誉を汚しつつ息の根は自分の手で止めるという完璧な復讐劇。
大友方につかず逐電したのは裏切って下剋上するのが主目的ではなかったことの証明でもある。
( 2013年06月11日 21:12 )
人間七七四年 | URL | -
覚悟の程から見て再仕官は無さそうだし
後を追って自害したか、仏門に入ったかだろうな…
( 2013年06月11日 21:25 )
人間七七四年 | URL | -
結果的に女房失ったんだ、家云々に拘る理由はないし、かといって仏門へって誰を弔うんだ?ぶち殺した初山?それとも手篭めとはいえ不義密通の妻?
そういえば嫉妬した初山の妻の話は出てないね。旦那が他人の女房に手を出したくらいだ、他に手篭めにはされていまい。何事もなかったように実家でのほほんと過ごしてるのが想像できる。
( 2013年06月11日 21:31 )
人間七七四年 | URL | -
手ずから復讐を果たした事も含めて一つのお話みたいだ。
( 2013年06月11日 22:25 )
人間七七四年 | URL | -
※6
それじゃ男として了見狭すぎだろ
( 2013年06月12日 00:16 )
名無しの日本人 | URL | -
>その後、彦次郎の姿を見た者はいないという。
ここだけ笑ったw
( 2013年06月12日 01:31 )
人間七七四年 | URL | -
大友方に寝返らなかったのは宗麟から復讐相手と同じ穴の狢の臭いを感じたからかもw
( 2013年06月12日 04:05 )
人間七七四年 | URL | -
※6はちょっと病院にでも入院してくれ。
( 2013年06月12日 07:48 )
人間七七四年 | URL | -
男が道を誤る三つの要素、「酒」「金」「女」。
心せねばのぅ。
( 2013年06月13日 14:54 )
人間七七四年 | URL | -
※6
・・・・・・これが処女厨ってやつか
( 2013年06月14日 09:47 )
人間七七四年 | URL | -
すごいね、強姦被害に遭った人とか性的虐待を受けてた人とか、弔う価値も無いって事?
( 2013年06月15日 08:49 )
人間七七四年 | URL | PdoZQN3w
西村寿行に小説化して欲しい逸話だ。
( 2013年07月02日 21:29 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
のさばる悪をなんとする 天の裁きは待ってはおれぬ この世の正義もあてにはならぬ...
己で裁いて仕置きする 南無阿弥陀仏
( 2013年07月03日 02:43 )
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