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正成が日頃望んでいたのは

2013年07月07日 19:02

629 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/07/07(日) 18:41:06.62 ID:ZcdGcfU1
成瀬正成徳川家康の近臣で、尾張の徳川義直に付けられ、
義直に対しても忠勤を尽くして仕えた。

正成が日頃望んでいたのは「恐れ多いことだが、死後には尊神(家康)の
御かたわらに侍りたいと思う」ということだった。

程なく正成が身罷ると、義直はその志を思って遺言に違えず亡骸を日光山に送った。

その死の三日前の事。天海は「今朝神祠に参ったところ、正成がここに来て
神君の御前に侍っているのを見た。正成は近いうちにきっと身罷ると思う。
まもなくやって来ることだろう。本当に哀れなことだ」と言って涙を落とした。

――『東叡山開山慈眼大師縁起』





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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | B4ff.1Vc

    成瀬正成だと死の直前に、もう死ぬから日光へ行ってそこで死ぬって言い出して、
    家臣が困って輿で藩内をうろうろして日光に向かってるふりをしたってのもあったよな。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    天海さんのコメントが生前の森繁久彌みたいで吹いた

  3. 人間七七四年 | URL | -

    服部正成かと思ったじゃないか

  4. 人間七七四年 | URL | -

    オカルチックな話でも天海さんが言うと妙に説得力があるな。

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