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加藤左馬助嘉明は武辺の吟味残る所のない人である

2013年07月24日 19:51

756 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/07/23(火) 20:12:06.54 ID:BTaLqH8H
左馬助嘉明は武辺の吟味残る所のない人である。

家中の士が具足甲冑頬当をすれば戦場で見ても誰だか判らなくなる
だろうと、家中の士の具足冑前立までそっくり違わぬように極彩色で
描かせて、その者の姓名を記した。

会津城広間の番所から書院に至るまで屏風を何双も立て置き、諸士
が互いにこれを見知るようにされた。

もし誰かが具足を威しなおす等、品の変わる事があれば役人までこれ
を届けさせ、絵師がかの士の許へと行って、とくと見届けさせてから
前々の絵を書き改めさせて張り直した。

六尺の六枚屏風に六人づつ描かれていたが、大大名であったので
全ては描き尽くせず、侍大将・組頭・物頭・物奉行・小荷駄奉行・目付・
横目・あかし・使番等が出されていた。

馬廻の士は一手一手の旗指物、相印で区別が付いた。

その頃、諸家においてはこれを取沙汰して、もっともよい格式である
と評判であった。

(当代奇覧)




757 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/07/23(火) 20:39:07.47 ID:pLWRatP9
この屏風が残っていればものすごい史料的価値があっただろうに

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    ある意味描かれた人の名刺でもあり、描かれるだけ凄い人物である
    と言う誉れでもあるかも?
    でも、具足直したら絵も書き直させるってのはやり過ぎじゃないかな。
    当時の姿が無くなってしまう気がする。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    いや戦場で味方を判別する為に描いたものだから
    最新にしないと意味がないと言う。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    戦国時代のデータベースか…データの最新化が課題なのは古今を問わないようだ

  4. 人間七七四年 | URL | B4ff.1Vc

    ただの屏風じゃなくて戦場の味方識別表だったわけだな。
    この屏風が盗まれたりしたら大事件だっただろうし、そういう訳で現存しないのかな。

  5. 人間七七四年 | URL | -

    まぁ、子の明成が改易された時点で処分されたろうな…

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