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吉弘加兵衛尉のご利益

2013年08月14日 19:54

883 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/08/13(火) 19:39:14.86 ID:y6xeEluy
豊後国石垣原の合戦の時、大友修理大夫の味方、筧の城主・吉弘加兵衛尉という侍が、黒田如水入道の備へ物見に向かったが、
如水の郎党・井上九郎左衛門と渡り合うことになり、討死を遂げてしまった。

里人は後に、石垣原の近所の別府という所の浜に石塔を立て、吉弘加兵衛尉と書き付けて安置した。
加兵衛尉は名高い武士であったので、心ある侍はこの石塔を拝しながら通ったという。

一方、近所の人たちは、瘧で震えが止まらなくなると塩垢離をとり(海水で身を清め)、洗米やお神酒などを供えて、石塔を拝した。
すると、瘧はたちまちのうちに治ったそうだ。

後に、加兵衛尉の子どもがこの話を聞いて別府に行った。
そして、父の石塔に向かって語りかけたのである。
「父上!手向けられた洗米や神酒のせいで、墓所がめちゃくちゃ見苦しいことになっているではありませんか!
今後は、手向けなど取らず、塩垢離のみで本復させるようになさってください!
さもなくば、瘧を治すようなことなど、一切お止めになってください!」

それ以降も瘧治しの御利益は続いたが、息子の言葉通り、塩垢離をとるだけで治るようになったという。
(播陽諸所古今物語)





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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    聞き分けのいい石塔だこと。確かにお供え物はありがたいと思うけど、ちょうどこの時期の墓地とか見ると何とも備えた食べ物を食い散らかされた無残な姿(地元的には100パーカラスのみ)ばかりが目立つ。環境美化にとってもいい話。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    祟りだ御利益だ~って話は数あれど
    息子の突っ込みが入るのは珍しいなw
    しかも素直にきいてるしw

  3. 人間七七四年 | URL | -

    お供え物には動物が寄ってくるからなぁ
    エサ場になって糞まみれになってたのかも
    息子としては見過ごせなかったんだろうねw

  4. 人間七七四年 | URL | -

    加兵衛尉さんの律儀な人柄がうかがえるw

  5. 人間七七四年 | URL | -

    確かこの人宗茂さんの従兄だよな?

  6. 人間七七四年 | URL | -

    高橋紹運の兄である吉弘鎮信の息子、吉弘加兵衛統幸さんかと。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    旧主筋の大友義乗が徳川家預かりだから、立花宗茂に暇乞いして東軍に付こうとしたのに
    途中で義統にバッタリ会っちゃったもんだから大友軍として石垣原で戦う羽目になった人

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