鬼武蔵の甲州攻め・悪い話

2008年12月18日 00:01

森長可   
430 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 20:59:12 ID:HLRzCECk
鬼武蔵の話に飢えてきた。
何か無い?



431 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 21:36:46 ID:Pv7ERzlu
では、鬼武蔵甲斐攻め編

天正十年、織田による甲斐攻めの折、森長可と同じ信忠隊に配属された河尻肥前守と毛利河内守は、
長可を不倶戴天の敵と憎んでいた。何故か、

例の馬揃えの事件の被害者だったからだ。

さらにこの甲斐攻めの緒戦で鬼武蔵、一人で勝手に部隊を動かし抜け駆けの戦功を立ててしまった。
同僚の野二人への連絡など、勿論ありはしない。腸が煮えくり返るとはこのことである。

「武蔵め…!」

二人は報復を考えた。無論、直接戦うわけではない。怖いし。それよりも「奴が武功を上げたのなら、
こちらはもっと上の武功を上げればよいのだ!」と、これまた密かに飯田城に向かい、それを攻め立てた、

夜になって長可の元に、飯田で交戦中の報が入った。彼は急いで向かったが、城は既に降伏していた。

「おや、武蔵殿、ずいぶんと遅い到着でしたな~」

二人にニヤニヤされた。

長可は自分の陣に帰ってくるなり、命令した
「これから大嶋城に急行し、乗っ取る!命令?無い!やる気の無いやつは構わないから帰れ!」
そうしておいて、織田信忠宛の書状を書かせた

「武田方の大嶋城を乗っ取りました」

乗っ取るどころか、まだ織田軍が近づいてもいない城である。斥候も出ておらず、大嶋城が
どんな防備体制かすら、織田軍はまだ把握していないのだ。
「こ、こんな書状出せるわけありません!だいたい落とせなかった時は嘘をついたことになるでは
ありませんか!」家臣は勿論、同じ陣にいた祖父の林新右衛門も、一生懸命長可を諌めた。

勿論聞かない

「”攻めている”では、ヘタに手間取った時奴らが援軍に来る可能性がある。そんな屈辱に耐えられようか。
先に報告しようが後に報告しようが、攻め取れば同じ事!」

鬼武蔵は心底怒っていた。出し抜く事は大好きだが、出し抜かれる事は大嫌いなのだ。
森軍は、夜を徹して駆け抜け大嶋城に向かった。
が、彼らがそこで見た物は!

なんと大嶋城、既に武田によって放棄された後であった。
結果、信忠に出した書状は嘘偽りの無い物となった。
しかし武功の上げられなかった長可自身は、大変機嫌が悪かったとか。



434 名前:人間七七四年[] 投稿日:2008/12/17(水) 23:58:17 ID:IxcWlthB
>>431
慌てふためく家臣の姿が自分の頭の中で鮮明に像を結びました。

鬼武蔵、こいつ可愛い。

443 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/18(木) 14:19:24 ID:XMbzPyLc
>>431
>勿論聞かない
ここで茶を吹いたw

444 名前:人間七七四年[] 投稿日:2008/12/18(木) 14:37:51 ID:RPX0mpHN
>>443
きっと初代鬼武蔵も…
「良くぞ此処までろくでなしに育った」と喜んでいるに違いないsw
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