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上杉謙信、死の直前の怪異

2013年08月24日 19:53

207 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/08/23(金) 20:20:26.38 ID:c/pxcuqn
夏らしい怖い話
上杉謙信公が亡くなる前、数々の怪異があった。

天正5年の11月頃から6年の正月にかけて、謙信公の姉君・善道院の居所では
様々な怪異が起こったが、その内の一つは、或夜、大きさ4,5尺にも足らない人形が、
小馬に乗って何処かから飛び出し、そのあたりを徘徊した。

人がそこに近寄れば影も形もなく、しかし遠くから望むと姿が見えた。このことは数日間続いた。

また春日山城内の毘沙門堂のあたりでは、頭の毛の逆さまに生えた者が、
その髪の毛で顔を覆い、毎夜その辺りに出現して、行人を悩ませた。
これは先に、謙信公によって非業の死を遂げた柿崎景家の怨霊だと噂された。

天正6年3月朔日には、深夜、皆寝静まっている時に、城下の侍屋敷のあちこちで突然、
老若男女の悲鳴の声、遠くからも近くからも響き渡り、人々に戦慄の念を抱かせた。

恐怖に囚われた番卒は、それでも震える足元を踏みしめつつ、役目のため嫌々ながら、声のした方に
向かっていったが、すると悲鳴はパタリと止んで、その他人の声もなく、またどこから
その声が上がったのかも解らなかった。

3月3日の戌のころ(夜8時頃)には、春日山城大手の下乗場側に立ててあった大石が、
俄に二つに裂けて互いにぶつかり合い、暫くの間奮闘突撃しているように見えたが、
破片が霰のように飛ぶためそちらを見ることも出来なかった。

ややあって片方の石が微塵に砕けたかと思うとその石の戦いは終わり辺りは静まり返って
そのまま夜は開けた。
石の戦いの場に通りかかった3,4人の者達は、有り有りとこの様を見て恐怖の念に駆られ、
声も立てずに逃げ帰った。

やがて夜明けに成ってその場に行ってみると、石には少しの変わりもなかった。
ただ、その付近一帯は、血を流したかのように一面赤く染まっていた。
上杉謙信言行録)

上杉謙信の死の前に起こったとされる怪異についての逸話である。





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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    4尺5尺となればソコソコのサイズだけど、
    一寸法師サイズのサムライ目撃談って良く聞くね。
    つーか、髪の毛が逆さのイメージが出来ないんだが、
    まさか、月代の前後ろが逆とかじゃないよね?
    それで柿崎さんがイメージされるとかだったら生前の髪型・・・。
    たぶん怒髪の逆立ちやとは思うけど・・・。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    >頭の毛の逆さまに生えた者
    騙し絵みたいなのを想像した

  3. 人間七七四年 | URL | -

    髯かとおもったら髷だった…とかだったりして

  4. 人間七七四年 | URL | -

    逆髪が今いちイメージ出来ないのでググったらただのスーパーサイヤ人状態なだけの妖怪だった…;

    つか、まさか軍神様も心の師(?)半将軍様の真似して呼び出しちゃった、なんてことは…

  5. 人間七七四年 | URL | xxSijg7g

    >※4
    逆さまに生えた髪の件、最初そういうイメージで納得しかけたんだけど
    その髪の毛で顔を覆うっつー記述でまたわからなくなった…

  6. 人間七七四年 | URL | -

    毘沙門天に踏みつけられてた餓鬼が悪さしてたんだろう。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    柿崎さんって最近は誅殺でなはなく病死説が濃厚と言われてるけどなぁ

  8. 人間七七四年 | URL | -

    この禍々しさ、細川政元みたい

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