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北条家、岡部権太夫の指物・いい話

2008年12月18日 00:07

357 名前:人間七七四年[] 投稿日:2008/12/17(水) 20:14:00 ID:Pv7ERzlu
北条と佐竹が、下野において争った折の事

北条方の武士、岡部権太夫は首を一つとって陣へと帰ってきたが、何かおかしい。
よくよく身の回りを見ると、なんと自分の指物がなくなっている。

「しまった!落としてきたか!」

そう悟ると、「ゴメン、ちょっと行って来る。」
北条家の者達が唖然とする間もあればこそ。彼は首を引っさげたまま、再び
佐竹の陣へ向かって馬を駆けた。

敵陣近くまで来ると、岡部は大音声を上げた

「わしは下総の住人、岡部権太夫と申す!今日の戦において敵と組討し、首を一つ取ったが、
そのおり我が指物を落としてしまった。

この首はまだ、実験に入れてはおらぬ。出来ることならこの首と我が指物を、取り替えて
いただきたい!我が指物は猪の紋である!」

すると佐竹側から一騎が進み出てきた。手に、指物を持っている。

「戦場で拾い申した!これの事でござるか!?」

「おお!いかにも!」

そこで、指物と首を交換し、互いに分かれて自陣へと帰っていった。
このことは両陣において、ゆかしき振る舞いであると、評判になった。



358 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 20:30:57 ID:Igwh8dyc
>>357
こういうの好きだなぁ
敵味方とはいえどお互いに敬意を払ってる感じが

上杉憲政と北条氏康の戦いで、負けて落ち延びる上杉方の難波田弾正(?)が、
追っ手に対して和歌を歌って、その心に感じ入った追っ手が追撃を止めた話とか、そういうの

359 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 21:08:27 ID:KsUiq929
互いに信頼感があるんだな。俺だったら指物持って帰るとき
後ろから撃たれそうで怖い。

360 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 21:18:26 ID:cmA7ZGqc
>>359
それを覚悟の上、自分の手柄になる首級を返すという気持ちを見せたからこそ、
佐竹側も気持ちで応えたのだろう。

361 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 21:20:42 ID:jHJ4Odue
武士道だな

362 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 21:22:02 ID:7N5GHXU7
>>267-268と言い、関東にはまだ鎌倉武士の心意気が残ってたんだな…

363 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 21:51:14 ID:v5T2fIZh
これが中央に近くなると後ろから鉄砲で狙撃して「犬とも言え、畜生とも言え」になるわけですね、わかります

364 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 22:27:07 ID:N0e4m/t7
でもあの言葉は響きよくて好き。
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