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聚楽城の生身魂祝

2013年09月06日 19:51

280 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/09/05(木) 16:42:56.15 ID:n8IVE67a
聚楽城の生身魂祝

天正十九年七月、秀次公から生身魂の御膳が聚楽へと差し上げられ、
秀吉公、北政所、松の丸殿、淀殿が座を共にして祝われ、その日の
御馳走として観世今春方松に能を仰せ付けられていた。

秀吉公は「今日は秀次の馳走であるから客人の望み次第であるな。
能の番組は何であろうか」と仰せられ、方松は「白髭・忠度・野の宮
でございます」と申し上げた。

秀吉公はこれを聞いて「脇能は誓願寺をいたせ」と告げたが、方松は
「古より脇能は目出度い神祇の能を用います。誓願寺などは如何かと
存じますが」と答えた。

秀吉公が再び仰せられたのは「阿弥陀如来は九品の浄土の主である。
その主たる身が喜び踊り上がるのは、ますます目出度い事だろう。
さすれば今日の能は誓願寺を脇能に致すべし」との事で、その通りに
相勤められたと言う。

(翁草)

なお生身魂(いきみたま)は御盆の前に生きている目上の人に対して
馳走すると言う習慣だそうな。

秀次の孝行ぶりと秀吉のちょっとだけ我儘な話





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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    誓願寺って話の筋的には悪い話ではないから良いんじゃないと思うけど
    幽霊が出るからめでたくないのかな

  2. 人間七七四年 | URL | -

    誓願寺は分類としては鬘物だからでしょう

  3. 人間七七四年 | URL | -

    タイトルが生身魂呪に見えたので
    秀次の怨霊の話かと思ってしまった…

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