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何を思って声を掛けたのか

2013年09月09日 19:53

84 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/09/09(月) 10:54:05.28 ID:j9AOOZfr
昔日、東武御能に諸侯が威儀を調えて着座し静まり返っていた所へ
その頃の観世太夫が幕から出てきたのを、列席のなかからイヤと声
を掛けた人があった。

おごそかな席で軽率な事をしでかしたのは誰であろうか、御不興を
蒙るのではないかと、各自が唾を飲み互いに顔を見合わせたが誰が
言ったのかは判らなかった。

案の定、御能が終わってから「先ほど列席のなかから声を聴いたが
誰であるか、何を思って声を掛けたのか」とのお尋ねであった。

その時、柳生但馬守が進み出て「先刻、観世太夫が切幕から出てきた
のを見た所、その気満ち満ちて一身の固めが隙もなく、中々容易には
立ち向かい難く見えましたので、御前を忘れ思わず声を掛けてしまい
ました」と申し上げると

「流石は但馬守、相応の褒めようだ」と言い、何の咎めも無かったと
言う。

(翁草)





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コメント

  1. 名無しさん@ニュース2ch | URL | -

    よっ!征夷大将軍!

  2. 人間七七四年 | URL | -

    なんか江戸っ子みたいな但馬守だな

  3. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    高杉晋作ですか?

  4. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    但馬守って結構アレな人ですよ。特に能に関しては

  5. 人間七七四年 | URL | -

    >イヤと声を掛けた人があった。
    福君の歌を思い出しちゃったよ。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    これって、不注意な誰かをかばった話なのかも?

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