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蒲生氏郷「槍の鞘を」

2013年10月08日 19:44

446 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/10/07(月) 21:58:14.24 ID:W0qi+rBZ
天正18年(1590)小田原の陣でのこと。
5月3日、小田原城の東側に陣を張っていた蒲生氏郷は、北条方の太田十郎氏房の夜討を受け、
激戦となりなんとか城まで押し戻したものの、主将の氏郷自身も、胸当てに3,4ヶ所の槍傷を受け、
十文字槍の柄も5ヶ所まで切り込まれており、有名な銀の鯰尾兜には、矢が二筋も立っていた。
それほど激しい競り合いであったのだ。

その夜の戦いで、氏郷の家臣である佃又右衛門は、夜襲と聞くや素肌(鎧を付けないこと)で
駈け出して敵と槍を合わせたのだが、この合戦の後、氏郷は佃に声をかけて

「あの時は汝もいささか狼狽していたようだな。槍の鞘をはずさず戦っているところを見たぞ。」

と言った。佃はこれを聞くと

「!、あの闇夜の中、見ぬかれた殿のご眼力には恐れ入ります。私は前夜、雨模様であったため
槍に鞘をかけていたのですが、火急の事ゆえついそのまま合戦に及びました。」

「えっ?」

「え?」

「何だ又右衛門、それはまことか?」

「…え?」

「オレは冗談のつもりで言ったのだが…。本当に鞘をつけたまま戦ったのか。」

「…え!?」

又右衛門は『しまった!』という顔をしたが、氏郷は又右衛門が正直な事を笑って褒めた。


しかし佃又右衛門は、後に同僚たちに

「空がいかに曇って雨模様とはいえ、鞘をかけたまま敵前に出ては武士の面目に関わる。
あの時私は、ちゃんと鞘は取っていたのだ!
しかし大将が鞘を取っていなかったというのに、取っていたと言ってはかえって自分の功を
言い立てているようでみっともないので、大将に花を持たせてああ言ったのだ。」

と笑って言ったそうだ。

(関八州古戦録)

そんな小田原の陣での、蒲生軍の一コマ。




447 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/10/07(月) 22:15:17.68 ID:odzGeivf
蒲生軍楽しそうでいいなw

448 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/10/07(月) 22:26:29.98 ID:3uUMpy7M
頑張ると蒲生姓がもらえちゃうアットホームな職場です

449 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/10/07(月) 22:29:31.34 ID:+pot8Xa+
もしこの時兜もった近習がいなくなってたら

450 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/10/07(月) 22:44:46.71 ID:gEnjOoDZ
ブラック企業蒲生家「お前さ、二回目は無いって最初に言ったよね?(言ってない)」

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コメント

  1. そら名無しよ | URL | -

    殴り倒すからへーきへーき

    しかし本当に冗談で言ったんだろうか?又さんが嘘言ってたら
    「ちゃんと鞘外してました」「この嘘つきめ!お前は追放だ!」みたいになったりして・・・

  2. 名無しさん@ニュース2ch | URL | -

    重さで殴り倒すから問題ない

    わきゃないわな

  3. 人間七七四年 | URL | -

    胸当てと槍は分かるけど、銀鯰尾兜は目立つから狙われたような気がする。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    ぼくの槍も鞘から出てきません

  5. 人間七七四年 | URL | -

    鞘が大きすぎるのでござろう。切られては如何か

  6. 人間七七四年 | URL | -

    ※5
    出てきました! ありがとう

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