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小早川隆景、筑前高祖城攻め

2013年11月17日 19:25

804 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/11/17(日) 16:49:15.19 ID:S/k83Ahu
天正14年(1586)12月、豊臣秀吉の九州役の中でのこと。

原田五郎右衛門尉信種は、筑前国怡土郡、高祖城の城主であったが、豊臣秀吉に従わなかった。

ために小早川隆景はこれを討つためその兵を出撃させ、高祖城へと向かった。
この時黒田官兵衛よりも、その家臣、久野四郎兵衛などが目付けとして派遣された。

原田は田舎侍であり、近隣の城持ちとの小競り合いで度々勝利したことを自慢し、
人数千、二千を大軍だと思い、豊臣秀吉の武威の盛んなるを知らなかった。

また上方の軍勢など、例え大軍であっても公家や長袖(僧侶)のような物であり、何ほどのこともないと
侮って、敵の来る前に、高祖城の前方にある大門河原にでて勢揃いをさせた。
その有り様といえば、ちぎれた鎧を着て、縄の手綱を付けた馬に乗る侍が数十騎も居ないような
ものであった。

そんな彼らが、上方勢の来るのを待ち構えていたが、寄せ手の兵は早良郡より日向山を越えて
高祖城を目指して押しかけてくる。

原田はこの軍勢を見て、思った以上の大軍であったため、これと対決するのは難しいと思い、
先ずは籠城して、薩摩からの後詰めが来るのを待とうと、軍勢を城内に入らせた。

このようにして、小早川隆景の軍勢は抵抗もなく高祖城の城下まで押し寄せたが、
鴾毛の馬に乗った武者が、城下に一番乗りをした。小早川隆景がはるかにこれを見て、
「あれは誰か」と問うと、黒田官兵衛の家臣が、「あれは久野四郎兵衛です」と答えた。

この様に城下に小早川の兵が押し寄せる中、原田五郎右衛門尉は本丸の上から
東の方を見渡すと、敵はなおも押し寄せると見え、博多の西、早良郡より城の麓まで
3,4里の間を大勢が続き、旗、指物、馬物の具をきらめかせて、隙間なく行軍していた。

原田はこれに肝をつぶし、評議にも及ばず降参を乞うた。
このため高祖城は城攻めをすることなく落ちた。

(黒田家譜)

筑前高祖城、軍勢を見ただけで落城す。というお話。




805 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/11/17(日) 17:00:09.94 ID:CoBgjqb3
塙直政「九州の名族だから、て原田氏名乗らせられたのに、ただの田舎侍とは」

806 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/11/17(日) 17:09:26.67 ID:a0G8zjJr
原田はなぜいつも負け組に付くのか…

807 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/11/17(日) 17:25:56.65 ID:Mx5XOPoH
長袖って坊主なの?吏僚のことじゃなかったっけ

808 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/11/17(日) 19:43:34.22 ID:TSqbRm15
上方の軍勢かと思ったら中国方の軍勢だった
何を(ry

というか上方の軍勢が公家や僧侶の大軍だったらそれはそれで怖いw

809 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/11/17(日) 23:41:04.10 ID:YjZYDJqw
>>808
近衛信尹「呼んだ?」

810 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/11/18(月) 02:33:06.55 ID:1pf0sxJS
>>806
最後は朝鮮出兵でフェードアウトするように消えたんだよな
サヤカ説もあるけど

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    上方の軍勢の容貌を知識として持っていないのだから、長袖侍が坊主だろうが官吏だろうが区別が付いていたかどうか。案の定数を見ただけで戦意喪失。木っ端武者が頭になっていただけ。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    >人数千、二千を大軍だと思い

    んなわけないわな。
    龍造寺家による大友の荒平城攻めの際、龍造寺勢は都合43,000、
    その中に原田も加わってるのに。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    編纂当時は大名としては断絶してた原田氏だけど、近隣の城持ちとの小競り合いと言っても大友氏を相手に回して龍造寺に組して糸島一帯手中に収めたんだしいくらなんでも
    「人数千、二千を大軍だと思い、」
    はないんじゃないかなあ

  4. 人間七七四年 | URL | -

    敵が来たから迎え撃つべく外に出る → 敵勢が多勢であったので籠城する
    → 敵が寄せてきて支え難く降参する・・・って、これよくある形でしょ

    黒田側が原田側の言動を、手前勝手な憶測で差し挟んでるだけに見えなくもないんだが

  5. 人間七七四年 | URL | -

    少なくても降伏した点はまともだと思う逸話。
    よく物語に出てくる本当にただの無知な田舎侍なら、
    一戦交えてとかしそうだし。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    天庵「今誰かワシの悪口言わなかった?」

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※6
    天庵さまは軍神の大軍にも一戦かますから、ある意味勇者

  8. 人間七七四年 | URL | -

    ※6
    菅谷「殿、帰りますよ」

  9. 人間七七四年 | URL | -

    あの勇気はどう見ても根拠の無い蛮勇の類でしょw

  10. 人間七七四年 | URL | -

    いやいや、史料に無いだけで根拠はあったのかもよ(震え声)

  11. 人間七七四年 | URL | -

    天庵さまは残機があればコンティニュー可能だし

  12. 人間七七四年 | URL | -

    ※11
    いやアレは「天庵様の」じゃなくて家臣達のだし(笑)

  13. 人間七七四年 | URL | -

    確かに敵兵全部が白面の麻呂だったら肝を潰すより先に錯乱するかも知れないな。

  14. 人間七七四年 | URL | 3aXRcdxk

    上方の僧兵って随分アグレッシブなのが多かったような

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