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小西行長、平壤からの撤退の模様

2013年12月24日 18:55

100 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/12/24(火) 15:06:35.56 ID:jofXKJj4
朝鮮の役の事

小西行長が籠った平壤城の外2里ばかりに、牡丹台という出城があり、ここにも小西は兵を籠めていたのだが、
唐人にこれを奪い取られ、平壤の本城ばかりとなってしまった。

大明の大勢がこれを取り囲んだ。大砲を多く放ち、その音は山岳に響き、異国の路程で数十里にわたって聞こえた。
また火矢を隙間もなく打ち掛け、その煙は天を覆い、火矢は城中に入って所々焼失したため、敵勢はその勢いに乗り
大勢が城に向かって攻め上がった。

城中からも矢狭間より鉄砲を激しく撃ちかけ、剣乾を連ねて防いだが、敵は激しく攻め戦ったため、敵味方に
討たれた者多かった。城中は既に危うい状態に見えたため、敵将の李如松の謀により、後ろの囲いを解いて、
逃げ道を開けて攻めた。これは城中の兵が必死になって戦えば、大明人に多くの被害が出ると考え、このように
したのである。

小西は勇猛であり、よく防戦したのだが、大敵に攻められ、城中の兵多く討たれ、初めは1万5千の兵で籠城
していたのだが、今では残兵わずか5千人を過ぎないばかりであった。
「この少勢で20万の大軍を防ぐことは出来ない。こうなっては明日には必ずこの城は攻め落とされるであろう。
ここで止む無く敵に討たれるよりは、一旦落ち延びて、後陣の味方と一緒になって防ぎ戦おう!
14里後方に大友(義統)の城がある。そこまで引き退いて、大友勢と一つになって籠城すれば、暫くは敵を防ぐ
事もたやすいことだ!」
そう兵たちに伝え、敵の囲んでいない方向から、正月8日の夜半に、密かに城を出た。前後に鉄砲・騎馬の兵を
立て、中に小荷駄・陣夫を包み、引き固まって退いた。

明朝卯の刻(午前6時頃)、大明の兵は平壤の城に攻め入ったが、一人の兵もなく、皆撤退した空き城であった。
このため、急ぎ撤退中の敵を追うべしと、手分けをして追手をかけたが、時刻が隔たっていたため追いつくことは
出来なかった。引き遅れた雑兵が少々あった程度で、戦闘には至らなかった。

小西が大友の城まで引き退き城中に入った。ところがそこでは、大友勢は既に一人残らず撤退した後で、小西勢は
皆力を落とした。これまでの戦いで士卒の力も尽き、まともな道も通らなかったため、ここで暫く休息を取ったが、
この城にあまり長く留まっては、敵に追いつかれると思い、また夜中に城を出、終夜撤退した。

ようやく夜が明けると、先の山中に中白の旗が見えた。それは黒田長政の家臣・小河傳右衛門の籠もる龍泉の城
であった。

小西行長はこれを見て、黒田は未だ撤退していないことを知り大いに悦び、諸卒に向かって言った
「さても軟弱なる大友かな!日本一の大剛の大将は黒田である!もはや黒田が城近し。一同賑わえ兵ども!」
これに士卒皆力を得て悦んだ。
(黒田家譜)

この小河傳右衛門の救援に寄って小西軍は明の追撃舞台を撃退し、撤収に成功する。
小西行長の、平壤からの撤退の模様である。




101 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/12/24(火) 16:10:31.67 ID:zbFvnxAt
こないだ小西をこき下ろしたばかりなのに、今回は小西を持ち上げて黒田ageさせるとは…
さすが黒田家譜はブレない

102 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/12/24(火) 21:07:27.45 ID:R3dz8tgk
黒田家譜は登場人物が如水と噛ませ犬しかいない1ビット構造だから

103 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/12/24(火) 21:48:55.47 ID:CLsMyCiE
そして安定の大友吉統sage
輝元、三成とならぶ黒田家譜御用達の噛ませ犬がまた登板

104 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/12/24(火) 23:30:51.26 ID:PEnnqzNe
大友って改易される程やらかしたか?

仙石みたいに領国まで逃げ帰ったのか?w

105 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/12/25(水) 00:29:19.82 ID:hKuDfixh
>>104
味方の無事を確認せずに拠点を放棄して撤退だから、同じくらいやらかしていると思う。

106 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/12/25(水) 02:38:53.44 ID:r0eBolej
噛ませも何も義統ちゃんだからなあ
自ら意志薄弱で優柔不断とか言っちゃうくらいみたいだし
ただ朝鮮出兵での処罰などは政治的意図と秀吉の勘気が絡んでくるから何ともね

107 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/12/25(水) 07:38:12.22 ID:pW4X5Oew
まるで社会に適応できないお前らみたいだなw
引きこもって酒浸りとか

108 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/12/25(水) 07:51:20.97 ID:tiqlmTBX
>>102
でも隆景はageるばかりでsageはしないんだよな

110 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/12/25(水) 11:29:41.55 ID:Jmsm6NZG
>>107
市松「夜まで飲もうか」

111 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/12/25(水) 15:29:19.65 ID:mxnu+bBb
一条さん「女子もほしいぞな」

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    義統の名が出た時点でなんとなく展開が読めた

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ※1

    同じく。ただここで大友勢が大明側に寝返っててくれればもっと面白い展開になっていただろうが。その時はこんな話が残る間もなく小西勢壊滅、弱兵なり…で軽く黒田家譜で流されていたかも。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    義統の(悪い方での)安定感は異常

    つーか、確か大友って、誤報真に受けて小西見捨てたから改易されたんだったっけ?だとしたらなんとまぁ...なんと言えば良いのか

  4. 人間七七四年 | URL | mQop/nM.

    黒田家譜ともども安定の義統クオリティ

  5. 人間七七四年 | URL | -

    義統評判記『慌てん坊将軍』



    いや、書いてみただけ・・・

  6. 人間七七四年 | URL | -

    明軍が逃げ道を空けて攻めて、
    実際に逃げられたときに捕まえられなかったって、
    ちょっとこれは失敗なんじゃないか?
    逃げ道は空けつつも、ある程度の規模の軍は
    追いかけて潰すものなんじゃないの?

    これなら損害を出してでも
    完全包囲で城攻めした方がよかったような。

  7. 人間七七四年 | URL | /c2.ISBc

    ※6
    そこは小西が上手いことやった、と言う方向性でw

  8. 人間七七四年 | URL | -

    普通は退路に伏兵を置いとくよねぇ

  9. 人間七七四年 | URL | -

    城壁と内城の区別がついてないあたり、「ああ、後世の史料だなあ」って感じ。
    それとも城壁というものがあること自体知らないのかな。

    ※6、8
    少なくとも日本では普通じゃない。
    信長公記には敵の詫び言を受けて退散を許したって記述が山ほどある。

  10. 人間七七四年 | URL | -

    大友家にはまともな教育係は居なかったのかな?
    幾ら何でも親兄弟と差が有り過ぎる気がする。

  11. 人間七七四年 | URL | -

    黒田家譜はデキの悪いラノベか何かかな?

  12. 人間七七四年 | URL | -

    ※5
    「余の顔を見忘れたか!」悪人に名乗った瞬間に斬られて最終回の気配あり。

  13. 人間七七四年 | URL | -

    ※6
    対峙している敵軍が闇夜に紛れて撤退したのに気づかないのはよくあること
    毛利を相手にした大友なんかまんまと相手を取り逃がしてものすごく体裁が悪いから大嘘記録してるし

  14. 人間七七四年 | URL | -

    ※3
    九州出兵時点でラスボスから「こいつ役にタタネ」と半ば見限られていたからねえ(立花と同レベルの扱いという時点で、旧主としてのメンツズタズタだし)
    ちょうどいい整理だと、失態を上手く利用されたわなあ。

  15. 1 | URL | -

    ※6
    この時、明軍は3000人の死傷者をだして弱腰になってる。
    また討ち取ったとされる小西軍1280余の首級の半分は
    朝鮮人のものだと問題になってる。

  16. 人間七七四年 | URL | -

    >>10
    大友義鎮「息子たちよ、よくぞろくでなしに育ってくれた」ヽ(*´∀`)ノ

  17. 15 | URL | -


    わかりにくかったかも知れんので訂正。

    1280余の首は半分が小西兵で、
    半分は明軍が朝鮮人を殺害してこしらえたもの。


  18.   | URL | -

    しかし小西は宗や松浦みたいない現場のたたき上げの意見は無視して
    何度も明側を信じて騙されるし、国書は偽造するし
    なまじ優秀なだけ厄介だ。
    なんか社会党の代議士って感じ

  19. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    んで、義統やから
    やっぱり碧蹄館でまとめて蹴散らされる⇒さすがは隆景さまや!!

    といつもの黒田家譜的様式美に落ち着くわけだなw

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