9 名前:人間七七四年[] 投稿日:2014/04/18(金) 12:54:24.30 ID:HRysnx+z
四国の戦乙女の話をしよう。
伊予の国、総津の地に立花城という城があった。
最後の城主は大野直周(直昌)と伝わり、長曽我部に攻め滅ぼされたとも、
秀吉の四国攻めで滅んだとも言われている。
一族は猿谷(仙波渓谷)に落ち延び庄屋になった。
落ち延びた一人に大野直周の娘がいた。名を芳我台(はがたい)という。
芳我台は成長すると、容貌醜く、素晴らしい怪力と暴力性を併せ持つようになった。
そして男装して関ヶ原に出陣し、大活躍して沢山の褒美を手に村に帰った。
しかし、芳我台の武威と暴力性を恐れた村人たちは
「次は俺が襲われるのではないか、酷い目に遭わされるのではないか」
と疑心暗鬼になり、とうとう芳我台の寝こみを襲って殺してしまった。
その死に様は、片目が潰れた凄まじい形相で、最期に
「片目の蛇に生まれ変わり、七代お前たちに祟りをなす」
という恐ろしいものだった。
それから暫く後、村には片目の蛇が出るようになった。
その蛇を見た者は、病に臥したり、不意の事故に遭ったりした。
これは芳我台の祟りに違いなしと村人は芳我台を芳我大明神として祀った。
すると祟りは治まったという。
芳我台が持ち帰った宝物は、今も仙波正八幡神社に納められているという。
戦う姫が美しいなんて誰が言った?
10 名前:人間七七四年[] 投稿日:2014/04/18(金) 13:08:33.27 ID:HRysnx+z
9の立花城に由来するものに千人塚がある。
余談ではあるが、合わせて紹介したい。
以下は案内板の文章。
千人塚
天正13年7月、豊臣秀吉の四国征伐が行われ、長曽我部軍に敗れた総津立花城の将兵は、野地越えの
「千人成」に退いた。
だが衆寡は敵せず多くの戦死者を出し、その遺骨を集めて葬ったのがこの「千人塚」である。
そして将兵の休んだ場所を「桜の休場」とも言う。
また、一説によればこの地に仙人が住んだとも伝えられ、「仙人塚」と称することもある。
老杉の浮根が抱ける霧の墓
不可止
11 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/18(金) 18:46:25.14 ID:sc68QPd1
>>9
井伊直虎、甲斐姫、誾千代もそんなんだったんじゃないかなと
ジャイアンの母ちゃんみたいな…
13 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/18(金) 19:53:38.39 ID:Hh03wPku
顔の不自由な姫はごまんといただろうが、さすがに凶暴と表現されるようなのは見たことがない
ゴリラに鎧着せたような感じだったんだろうか
41 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/21(月) 22:50:31.31 ID:tFt7Us4E
>>11
大して名門でもない成田の娘がラスボスコレクションになってる時点で美人
45 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/22(火) 03:32:04.91 ID:c9ZjV2mH
>>13
お前はゴリラさんを誤解している
ゴリラが凶暴だなんてとんでもない!寧ろ臆病で繊細なんだぞ
動物園で飼われていたとあるメスゴリラは尻尾のない子猫を可愛がっていたが
元々病弱だったその猫が死んだ時、涙を流して悲しみに暮れ、食事も摂らななり餓死寸前にまでなった
野生のゴリラも胸板を叩いて(ドラミング)縄張りへの侵入者を威嚇するのは戦いたくないから
傍でクラッカーを鳴らしただけで音でびっくりしてショック死するくらい繊細なんだぞ
四国の戦乙女の話をしよう。
伊予の国、総津の地に立花城という城があった。
最後の城主は大野直周(直昌)と伝わり、長曽我部に攻め滅ぼされたとも、
秀吉の四国攻めで滅んだとも言われている。
一族は猿谷(仙波渓谷)に落ち延び庄屋になった。
落ち延びた一人に大野直周の娘がいた。名を芳我台(はがたい)という。
芳我台は成長すると、容貌醜く、素晴らしい怪力と暴力性を併せ持つようになった。
そして男装して関ヶ原に出陣し、大活躍して沢山の褒美を手に村に帰った。
しかし、芳我台の武威と暴力性を恐れた村人たちは
「次は俺が襲われるのではないか、酷い目に遭わされるのではないか」
と疑心暗鬼になり、とうとう芳我台の寝こみを襲って殺してしまった。
その死に様は、片目が潰れた凄まじい形相で、最期に
「片目の蛇に生まれ変わり、七代お前たちに祟りをなす」
という恐ろしいものだった。
それから暫く後、村には片目の蛇が出るようになった。
その蛇を見た者は、病に臥したり、不意の事故に遭ったりした。
これは芳我台の祟りに違いなしと村人は芳我台を芳我大明神として祀った。
すると祟りは治まったという。
芳我台が持ち帰った宝物は、今も仙波正八幡神社に納められているという。
戦う姫が美しいなんて誰が言った?
10 名前:人間七七四年[] 投稿日:2014/04/18(金) 13:08:33.27 ID:HRysnx+z
9の立花城に由来するものに千人塚がある。
余談ではあるが、合わせて紹介したい。
以下は案内板の文章。
千人塚
天正13年7月、豊臣秀吉の四国征伐が行われ、長曽我部軍に敗れた総津立花城の将兵は、野地越えの
「千人成」に退いた。
だが衆寡は敵せず多くの戦死者を出し、その遺骨を集めて葬ったのがこの「千人塚」である。
そして将兵の休んだ場所を「桜の休場」とも言う。
また、一説によればこの地に仙人が住んだとも伝えられ、「仙人塚」と称することもある。
老杉の浮根が抱ける霧の墓
不可止
11 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/18(金) 18:46:25.14 ID:sc68QPd1
>>9
井伊直虎、甲斐姫、誾千代もそんなんだったんじゃないかなと
ジャイアンの母ちゃんみたいな…
13 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/18(金) 19:53:38.39 ID:Hh03wPku
顔の不自由な姫はごまんといただろうが、さすがに凶暴と表現されるようなのは見たことがない
ゴリラに鎧着せたような感じだったんだろうか
41 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/21(月) 22:50:31.31 ID:tFt7Us4E
>>11
大して名門でもない成田の娘がラスボスコレクションになってる時点で美人
45 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/22(火) 03:32:04.91 ID:c9ZjV2mH
>>13
お前はゴリラさんを誤解している
ゴリラが凶暴だなんてとんでもない!寧ろ臆病で繊細なんだぞ
動物園で飼われていたとあるメスゴリラは尻尾のない子猫を可愛がっていたが
元々病弱だったその猫が死んだ時、涙を流して悲しみに暮れ、食事も摂らななり餓死寸前にまでなった
野生のゴリラも胸板を叩いて(ドラミング)縄張りへの侵入者を威嚇するのは戦いたくないから
傍でクラッカーを鳴らしただけで音でびっくりしてショック死するくらい繊細なんだぞ
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コメント
人間七七四年 | URL | -
美しい姫が戦うから美しいだけで、醜女で体躯豊かな女が暴れればただの妖怪ではないか。その意味では村人の懸念と対応は必ずしも間違っているとは言い難い。
女にかぎらず、戦場での武勇を主君に惜しまれた者が故郷の村に戻ったら逆に折り合い悪く殺された、って逸話も掲載されてた気がする。確か手にかけた村人共の末路も載ってたような?
( 2014年04月18日 20:21 )
人間七七四年 | URL | -
ハガタイってチャガタイやスブタイの親戚みたいな名前ですね
( 2014年04月18日 20:39 )
人間七七四年 | URL | -
なんという女樊噲。
米1
>醜女で体躯豊かな女が暴れればただの妖怪ではないか。その意味では村人の懸念と対応は必ずしも間違っているとは言い難い
フイタwwひでえww
確かに乱暴なブスは嫌だけど
( 2014年04月18日 20:45 )
人間七七四年 | URL | -
真柄のかぁちゃんを見習ってればばさぞ強いサムライが生まれただろうに。
( 2014年04月18日 22:22 )
人間七七四年 | URL | -
※2
御蔭さまで芳我台さんの顔、脳内で朝青龍に変換されました
( 2014年04月18日 22:31 )
人間七七四年 | URL | -
ハガタイとかあんまりにも普通の名前とかけ離れてるが
当時のいわゆるキラキラネームだったんだろうか・・・?
( 2014年04月18日 23:10 )
人間七七四年 | URL | -
ハガタイと書くとハ○レン思い出して、あれにちょろっと出てきたアームストロング少佐の少佐似の姉思い出した。うん、確かにイメージしたらあれだな。少将みたいな女性なら大歓迎だが。
うん、歴史関係なくてすまん
四国で大柄な女性で強いというと、龍馬の姉ちゃんの乙女さんもそうだったな...
( 2014年04月18日 23:17 )
人間七七四年 | URL | -
※1
『尼子経久と松吉』のことかな。
ちょっとどころではない悪い話だったな。
( 2014年04月19日 00:17 )
人間七七四年 | URL | -
チャガタイ汗国の王女に無敗の相撲強者がいたとか…
確か名前はアイジアルクだったと思う
( 2014年04月19日 00:21 )
人間七七四年 | URL | -
実はヴァルキューレというドイツ語自体にも金髪のごっつい体格の女といったニュアンスがある。
( 2014年04月19日 06:42 )
人間七七四年 | URL | XPh8VFiw
体躯豊かだったら声量も凄かったろうに。案外天成の美声の持ち主だったりして
( 2014年04月19日 07:23 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
現代人だとジャガーさんみたいな感じ?
( 2014年04月19日 09:40 )
人間七七四年 | URL | -
ジャガーさんはまだ美人でしょw
アジャさんとか俺は大好きだけど、世間的にはアジャさんのほうがこの逸話には正しいかも
( 2014年04月19日 11:41 )
人間七七四年 | URL | -
戦う姫の美しさなんて、日本人には一番理解出来ない美だろw
牛若丸や桃太郎なんて与太話を有り難がる国民性を考えたらすぐわかる。
ヘラクレスやダビデの美を理解出来ない輩には戦乙女の機能美は理解できやしない。
( 2014年04月19日 13:24 )
人間七七四年 | URL | -
※8
これもちょっとどころじゃなく悪い話だと思うんだがこの経久と松吉のコメントの流れとの違いは一体
彼女が村人に何をしたというだ
( 2014年04月19日 13:59 )
人間七七四年 | URL | -
姫の美醜はともかく、疑心暗鬼にかられた村人の行動は醜いってことで
( 2014年04月19日 14:50 )
人間七七四年 | URL | -
のび太の村にジャイ子が来た。
ビビったのび太が集団心理で
「みんなで殺ればなんとかなるだろ」
・・・こんな感じか?
( 2014年04月19日 17:52 )
人間七七四年 | URL | -
最近部屋整理したら古いビッグコミックが数冊出てきて、『宗像教授~』を読んでたら高知の長宗我部氏を舞台にした七人岬の話があった。
その『七人岬』の伝説(信親戦死で起きた家督争いによる津野親忠謀殺の伝説)もストーリー上矛盾点が多く、
主人公・宗像教授は「執政者からの弾圧を恐れ、本来の物語を全く別の話に改編して伝えたのではないか」と予想する。
なんか四国(つーか土佐・長宗我部)の地元伝説は、今回の話も含めてそーゆーのが多い気がする。
やっぱり一豊が汚い話なのか
( 2014年04月19日 18:07 )
人間七七四年 | URL | -
祀られたぐらいで祟るのやめるとか温厚じゃん、この姫さん。
しかし人間無意識に見た目に左右されるとはいえ、人様のご面相についてとやかく言ってるのって
傍から見てて見やすいもんじゃねーな。
( 2014年04月19日 21:17 )
人間七七四年 | URL | -
確かにこの話は、姫の名前とか、色々不自然だと思う。
他の話が変化して伝わったのかね。
( 2014年04月19日 21:35 )
人間七七四年 | URL | -
やっぱりモンゴル連想するよなwww
( 2014年04月20日 00:29 )
人間七七四年 | URL | -
そもそも、当時と今の美の感覚が違う以上どこが醜いかは分からない。
本当に現代から見ても醜かろうと、この村人たちは自業自得。
( 2014年04月20日 19:25 )
人間七七四年 | URL | ZPZR469g
道雪みたいに歩けなくとも指揮だけで軍神レベルに評価されることもあるわけで、
美人で指揮にも長けた才色兼備の姫武者もいたと思いたい。
( 2014年04月22日 15:03 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
真田信勝「兄嫁のことですね、分かりたくないです」ヽ(*´∀`)ノ
( 2014年04月22日 19:03 )
人間七七四年 | URL | -
※14
で?てめぇは理解できんのか?感性の違いでしかねぇだろ。機能美(笑)フェミナチか(笑)偏狭なフェミニズムだな。
日本人貶す道具にすんなボケ。戦う女自体与太話だろ。
戦う女有り難がる奴に金太郎とかは理解できないね(^^)
( 2014年05月15日 11:35 )
人間七七四年 | URL | -
戦う女好きな反日サヨフェミな奴らに
金太郎とかの雄々しさは理解できないね(^^)
( 2014年05月15日 11:37 )
人間七七四年 | URL | -
>>41
〉大して名門でもない成田の娘が
没落したとはいえ鎌倉以前から続く名門ですが
( 2014年05月17日 19:11 )
人間七七四年 | URL | -
米25、26
池田せんさんが鉄砲隊を率いて向かわれました。
( 2014年05月17日 22:50 )
人間七七四年 | URL | -
ふいたw
めちゃおもしろいな
( 2015年02月18日 18:09 )
人間七七四年 | URL | -
リアル恋姫無双とかそんな感じ?
( 2015年08月26日 13:41 )
人間七七四年 | URL | -
久しぶりに読み返したけど、やっぱり凄い話だなコレ。
( 2016年04月06日 21:52 )
人間七七四年 | URL | -
戦国アイドル・ハガタイ
( 2016年10月17日 20:58 )
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