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学問も悪く学んでは

2014年06月16日 18:58

520 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/06/15(日) 23:23:36.67 ID:JL0uWGGY
学問をするものは、その国その家の知性であるのだから、何よりの宝である。
しかしこれも、悪く学んでは、中国の大内殿のようになってしまう。

どういう事かといえば、大内義隆殿は書籍に関してどんなものでも暗いということがなく、
七書などは空で覚えて、「良将は戦わずして勝つ道理なり、また戦って勝っても不慮の勝ちである」
などと言って、はかりごとの沙汰ばかりをしていた。
そのため大内殿の家中の者達は、近習も外様も皆、はかりごとの吟味ばかりしていた。

せめて一手の大将をするほどの者であれば、はかりごとを心にかけるのも当然であり、
開戦して討ち取れない敵にはかりごとを入れるが、こういう事は大将、あるいは家老、侍大将が
行うことである。
もし外様の侍たちが、計略を心がけて戦場での働きを心がけないなら、その大将の下に槍を突く者は
いなくなってしまうであろう。

学問をするのは良きことである。しかし、大内義隆殿の学問は滅亡の原因となった。
それは、大内家の大身者である相良遠江守、陶尾張守という二人が不和となったが、義隆殿は
相良を愛して、陶を殺そうとした。そのため陶は大軍を擁し義隆殿を攻めると、義隆殿は
かねてから心がけていたはかりごとをすることも出来ず、打ち負けて石見国の吉見氏を頼って、
その勢二千あまりで落ちていった所を、陶が追撃したため落ち延びることが出来ず、ついに
自害した。

しかし、もし日頃から槍の柄を取って戦う心がけのある士がいたなら、時の運で合戦に負けたとしても、
義隆殿の身はつつがなき様に防いで落とすことは容易かったであろう。
ところが、いらざる知略の工夫建てに年を暮らした為に、属し、従う武士まで言い甲斐のない死を
してしまったのである。

このたぐいの学問は、しないほうが良いのである。
(武道心鑑)


「学問で滅んだ」大内家に関してのお話しである。




521 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/06/15(日) 23:44:12.83 ID:27sVN4UV
朝廷や幕府に対するはかりごとだろうな
公家化を戒める内容だ

522 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/06/16(月) 00:41:25.49 ID:isHC7Fml
宇喜多某「謀ばっかやっとったらアカン言うこっちゃ」

523 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/06/16(月) 02:30:02.46 ID:ihIZy5HE
あほう
大内のと田舎侍の宇喜多のとでは次元が違うわ

524 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/06/16(月) 02:37:32.72 ID:Z2Z46jPS
× この類の学問はしない方がいい
○ 直接戦う人間は学問より武芸の方が重要

あと、陶を殺そうとしたことは不問なのが興味深いな。

525 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/06/16(月) 07:09:15.53 ID:2H/v/CvX
謀反を正当化されたら困るでしょ

526 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/06/16(月) 07:38:12.16 ID:wUphW9SS
平安時代には、とにかく大地から芽ばえたものはなかった。
武家が公卿に代わったというは、腕力が観念に代わったという意味にとられてならぬということは、さきにちょっと記した。
武家は腕力をもってはいたが、武家の強さはそれではない。
武家の強さは、大地に根をもっていたというところにある。
武家はいつも大地を根城としていたのではない。武家は腕力はある、武家と腕力とは離れられぬ。
が、大地に根ざさぬ限り、腕力は破壊する一方だ。
公卿文化は、繊細性の故に亡びる。
武家文化は、その暴力性・専横性などの故に亡びる。
腕力と大地とは一つものではない。腕力だけしかないものもある。
公卿たちでも大地が顧みられていたら、平安時代のようなことはあるまい、この点を深く考えなければならぬ。
平安時代に取って代わった鎌倉武士には、力もあり、またそのうえに霊の生命もあった。
力だけであったら、鎌倉時代の文化は成立しなかったであろう。
鎌倉文化に生命の霊が宿っていたということは、その宗教方面に見られる。
平安時代は、あまりに人間的であった。鎌倉時代は、霊の自然・大地の自然が、日本人をしてその本来のものに還らしめたと言ってよい。
『日本的霊性、鈴木大拙、岩波文庫より抜粋』

この文章を第二次世界大戦敗戦直前(昭和19年、東條内閣解散の年)に書いて出版した鈴木大拙

527 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/06/16(月) 07:39:45.02 ID:wUphW9SS
>>526は>>520の関連レスね
もちろん逸話投稿ではない

528 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/06/16(月) 12:31:13.34 ID:L2n+DHhu
>>525
神君氏真公「えっ」

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    元就「外様が計略とか」
    久秀「危険よねー」
    長安「ねー」

  2. 人間七七四年 | URL | -

    経久「ワシって言うほど謀聖?」

  3. 人間七七四年 | URL | -

    まさに机上の空論ここに極まれり、か

  4. 人間七七四年 | URL | ZPZR469g

    >一手の大将をするほどの者であれば、はかりごとを心にかけるのも当然
    だから、大内義隆自身がはかりごとの勉強するのはおかしくないわけで、
    >このたぐいの学問は、しないほうが良いのである。
    じゃなくて、大将は学問するべきだけどそれを下に真似させるな、じゃないと
    ダメだと思うんだが…

  5. 人間七七四年 | URL | -

    政宗「要するに、はかりごとはいくら机上で練っても無意味、ただ実践あるのみ、ということなのだよ!!」

  6. 人間七七四年 | URL | -

    ※5

    お前は頼むから「自重」という言葉を覚えてくれ。
    つ~か余計な謀したばっかりに損しているじゃないか。

    まあ・・・限りなくクロで問答無用で取り潰し食らってもおかしくないにも拘らず、失敗するたんびに保険をこれでもかとかける癖をつけていたお蔭で、最終的にはノーダメージで切り抜けるようになったのは流石だけどさ。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    >>6
    武力や知力よりも時として有効な能力、魅力w

  8. 人間七七四年 | URL | -

    確かに役割の住み分けは必要だけど、大内家の場合は謀云々じゃなくて、
    当主の家中掌握不手際が大きいから、学問云々の問題じゃない気がする。

  9. 人間七七四年 | URL | -

    「戦わずして勝つ」という言葉を知識として学んでいても、戦わずして勝てるかどうかは別の話ってことかな
    「和をもって尊しとなす」の言葉を知っていても家中が乱れていることはよくある話かも

  10. 人間七七四年 | URL | -

    側近政治をするなら検地と城割しないと

  11. 人間七七四年 | URL | -

    ※10殿
    あと大内家では、ケ○を差し出さないとね・・・。

  12. 人間七七四年 | URL | -

    >7殿
    だから天庵様は、どんなに負けても
    生き残れたのですね。

  13. 人間七七四年 | URL | -

    直前に書いたからどうしたと言う話。暗喩にしても下手糞だな
    暴力性・専横性とかあるの書いた奴だろ。

    学問は良いが机上論的になるのが駄目なんだろうな。「戦わずして勝つ」なんて偉そうにほざくのが今にもいるが、それをするために最善の努力をしてる奴を見たことがない。
    戦いたくない言い訳に使ってるようにしか見えない。兵法が泣いてる

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