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運命は既に極まりました

2014年07月12日 19:30

658 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/12(土) 00:59:22.10 ID:pX+pr7dS
大阪夏の陣。
真田信繁、後藤又兵衛といった諸牢人も討ち死にし、大阪城もいよいよ落城間近となった。
豊臣秀頼は家臣の今木源右衛門に命じ、切腹の準備をさせた。
そして母公(淀殿)の前に立ち寄り
「御一緒に、自害のため殿主に上がりましょう」
そう進めて立ち上がり、殿主へ向かおうと立ち上がった所、淀殿は秀頼の袖にすがって言った

「今少し、心を落ち着けて聞きなさい。源氏の頼朝は朽木の中に隠れ、死ぬべき場所で死なず、
終に本意を遂げた例もある。なのにどうしてそんなに慌ただしく、腹を召そうと急がれるのですか?」

秀頼はこれを聞いて
「母上の仰ることは確かにその通りですが、私達の運命は既に極まりました。
命を永らえて我が世の衰えを見るよりは、私と同じ道に急ぎ、後世を楽しまれるべきです。
百年の栄華も、一睡の夢と成り果てるのが習いなのですから。」

そういって強く淀殿を振り払い、殿主へと上がっていった。
淀殿はこれを見て、たいへんに嘆き悲しんだ。
その時までは、秀頼母子には未だ男女600人も付き従っていたのだが、この有り様を見て、
皆散り散りに逃げ落ちた。

(秀頼事記)

秀頼の切腹直前の模様である。




659 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/12(土) 01:17:25.45 ID:d0AYzX50
>>616
と同様、淀君は頼朝が朽木に隠れたことを言ってるな
しかし頼朝の頃から朽木谷は貴人の逃げ場所と考えられていたのか、とかいってみる

660 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/12(土) 01:54:42.77 ID:w2TVAIiF
蔵で死んだのに殿主とな?まぁそういうことにしておこう。

661 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/12(土) 02:16:07.72 ID:4sWUb9Mh
>>659
いや、そうではなく、朽木隠れの故事にかこつけて貴人が隠匿や見逃しを強要したのだろう
教養(強要)のある奴だけがなせる荒業

662 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/12(土) 05:52:23.60 ID:5/eyLpzS
この場合は、まんま木の中に隠れたってことでいいんだよね

663 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/12(土) 07:05:32.12 ID:SLtoAYvJ
石橋山合戦に敗れた頼朝が隠れたのは洞窟だけど
室町将軍の避難所朽木谷とごっちゃにしてる

作者の故意か勘違いかは分からん

664 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/12(土) 08:15:50.18 ID:C+DddIdY
>>658
この一連の秀頼の言動みると、秀頼に本当に必要だったのは三河者ばりに
空気を読まない行動型の諫言役だったんじゃなかろかと思う。

天下人として死のうとする覚悟より、あるべきと教えられた天下人のイメージに
取り憑かれて破滅していくような危うさみたいなのが先に来る。

665 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/12(土) 08:25:10.57 ID:5/eyLpzS
ああ、頼朝は洞窟だったか
誰か木の洞に隠れた人おらんかったっけ?
ひょっとして小説だったかな?

666 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/12(土) 09:04:24.08 ID:3LdqUCo0
かぐや姫

667 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/12(土) 09:10:53.84 ID:HhKNA22e
親父のラスボスにそんな空気の読めない諫言したらどうなるかと考えるとねえ

668 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/12(土) 09:13:21.81 ID:fkiG8AFP
諫言ができるような器量のある人達が早死するか、さっさと隠居しちゃうかだからね。
唯一、まともに物が言えたのが家康って時点でもうダメだろ。

669 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/12(土) 10:04:17.13 ID:CJdbr5cr
>>665
ググったら源平盛衰記に朽木隠れとあるね
成立時期が鎌倉後期だし広く読まれていたんじゃないのか

670 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/12(土) 10:14:57.17 ID:Peaeee37
自分で天下を獲りに行くっていう立場じゃなかったから、生に対する執着が違ったんだろう。
生きて大望を成すってことを考えていない。
信忠さんも同じ感じ。

677 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/14(月) 00:33:58.06 ID:+jq56KlR
>>658

ttp://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-3704.html

の話を思い出すな。
浅井家が滅んだ後も生き残り、太閤御台にまでなった、生命があればなんとかなるという「一代目気質」の淀と、
親の名を汚すことを恐れる「二代目」の秀頼

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | ZPZR469g

    信忠は逃げさえすれば美濃尾張近江を糾合して光秀を討てた可能性があるだけに
    批判されてもしょうがない部分はあるけど、秀頼は逃げ延びても結局捕縛されて
    切腹させられるのが見えているからそれなら切腹しようとするのは当然と思う。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    600もの人間が一斉に逃げるから、急ピッチで略奪狼藉するハメになったぜ!!

  3. 人間七七四年 | URL | -

    >660
    殿主で死んだとは書いてないね

    >670
    相手が各地で反乱頻発してる平家政権と、全国の大名を従えた徳川じゃ
    持てる希望も違うさ。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    信忠には長可をつけておくべきだった

  5.   | URL | 0Q3WCu86

    一時でも秀頼の生きる道は、豊臣の天下を否定することだからなあ
    秀頼本人含め、誰もそんなこと言えるわけないわ

  6. 人間七七四年 | URL | -

    牢人を城内にいれなければ
    和睦もスムーズにいったんじゃないか
    家康生存中までは一大名として残れたかもな
    秀忠家光の代には取り潰されてそうだが

  7. 人間七七四年 | URL | -

    米6
    大坂城は統制が取れてなかったから仮に上層が和睦で一致しても、
    中層以下が勝手に戦備を進めた。浪人も雇う。

  8. 人間七七四年 | URL | -

    別になんでもかんでも死ねば解決とは思わないけど、この逸話なら秀頼さまの覚悟に拍手だな

  9. 人間七七四年 | URL | -

    >>677
    もっと単純に、子を死なせたくない母と、潔癖な若者の差とか

  10. 人間七七四年 | URL | -

    >※7
    たしか幸村とかの浪人層が全然言うこと聞いてくれなかったんだっけ
    大坂方を秀頼が統制出来てなかったんだよなあ

    >※6
    徳川家でも家康と秀忠で意見分かれてたんだよな
    でもお家騒動で取り潰しにはなりそうだよね。大坂の陣での秀頼の態度みてると。
    豊臣家の統制が取れてなかったから、一大名として残ってもこの後近世初期の方のお家騒動事件(というか主君押し込み事件)の中の一つに入ってたかもなあ

    当主の家内での権力集中は部下との軋轢必須だからな
    これを乗り来れなかったら最悪お取り潰し

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