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織田頼長、巡見に

2014年09月09日 18:52

170 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/09/08(月) 22:46:29.10 ID:UGSHgts3
大阪冬の陣の時、諸国の名高き浪人たちが勢い猛くこれを守ったが、大将秀頼が出馬することは
一度もなかった。そのままでは諸人も勇気が出ず勢いも自然と落ちてしまうと、大野治長や
七手組の面々が評議し、織田信長の舎弟である有楽斎(長益)の子息・織田左門(頼長)を
秀頼公名代として、城中大将の諸持ち口を毎日一度づつ廻り、その他は横目衆が代わる代わるに
廻る事となった。

織田左門は、最初は諸将の持ち口を礼儀正しく廻っていたが、しばらくすると市十郎という
18,9歳の遊女に具足を着せて諸士並に騎馬にて召し連れたため、軍中の諸卒は

「軍中に女性を召しつれないのは古今定まった禁制であるというのに、今、
大将の名代として城中を巡見する人が女を同道するのは法外なことである!」

そう言い合い、左門のことを嘲り軽蔑した。
この事について、織田左門に懇意の者があり、この様に異見した

「昔、判官義経は静御前を愛せられ、木曽義仲は巴という女性を戦場にも召し連れたといいますが、
死を前にしてはそれを召し連れることはありませんでした。
その上、両将は名高き良将です。
貴殿はこの事を学んでいるのでしょうか?」

これを聞いた左門は赤面し
「私がどうして、かの両大将から学ばないことがあるでしょうか?もしもの時急用があった場合に、
秀頼公に御使として申し上げさせるために、女性を一人召し連れていたのです。
しかし今後はこれを止めることにします。」
と言った。

(明良洪範)

織田頼長が巡見に女性を召し連れていたことについてのお話




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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    殆ど実戦経験も無く、ましてや大軍を率いた経験も無い頼長が指揮官と云う立場が、
    大阪方の切羽詰った感と云うか、少ない身内を頼りたい感が出ている気がする。
    へうげの頼長なら陣中に女性連れ込みをやりそうでもあるw

  2. 人間七七四年 | URL | -

    頼長が市十郎を側にってだけで悪左府から義隆、盛隆などなど、走馬灯のように頭の中を駆け巡り・・・

  3. 人間七七四年 | URL | -

    ああもう死のうとしてるのね
    ダメじゃんw

  4. 人間七七四年 | URL | -

    >秀頼公に御使として申し上げさせるために、女性を一人召し連れていたのです。

    使いなら男でもいいんじゃないの?というか、男のほうが良くないか?

  5. 人間七七四年 | URL | -

    女に囲まれて育ったから男に対する免疫力が弱く、男には人見知りしやすい。
    一方女の方が話しやすい、落ち着けるみたいなとかあったのかね?
    妄想だけど。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    秀頼、なんか公家的というか、
    近づけるのは女官ならばいい というようなイメージでしょうか?。

    あ、もしかして…見慣れない男が使者として来るとすわ刺客かと疑われるのかな?。
    でも女性でも刺客はありえるし?…。

  7. 人間七七四年 | URL | ZPZR469g

    この状況じゃそりゃ信雄を総大将にって話も出てくるわ。
    いくさ下手とか以前にそもそも万の軍勢を指揮した経験だけでも貴重だし。

    ※3
    いや、意見した人は頼長の顔を立てるために義経、義仲を出したんだと思う。
    彼らですら連れてたんだから、連れてることはいいけど、彼らも死ぬ時には
    女を逃がしたんだから、決死の覚悟なら今は逃がした方がいい、なら
    頼長の面子はそこまで潰れない。正面から軍令違反だと指摘したら丸つぶれ。

  8. 人間七七四年 | URL | -

    辛うじて頼長に恥と云うものがあって良かった。
    なければきっと相手を討っていたかもしれないから。

  9. 人間七七四年 | URL | -

    左門は夜中にこの女武者を連れて城内を見回り、
    居眠りをしてる奴を見つけると、女武者に薙刀の石突きで殴らせて起して周ってた、
    って書いてあったのを何かで読んだ記憶がある。
    いや何に書いてあったかは忘れたが、大阪の陣が舞台の長編小説に、こぼれ話的にチョロっと書いてあったような感じ。
    左門は傾き者としてのイタズラの一貫としてコレをやってた的な書かれ方だった。
    コレがもし本当なら、
    女武者が近付いてきても気付かないぐらい不寝番がガッツリ居眠りしてるほど、
    大阪城内の規律は弛んでたってコトだよな。
    あ、急に小幡勘兵衛が主人公の小説だった気がしてきた。
    とすると、左門も勘兵衛同様、
    徳川のスパイだった的意味のニュアンスも含んでのこぼれ話だったのカモ知れない。

  10. 人間七七四年 | URL | -

    3
    言うほど駄目でもない
    しのうともしていない

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