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年積り候故、気根草臥れ候

2014年11月17日 18:55

209 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/11/16(日) 21:22:39.81 ID:e8mJx3vo
割と有名な書状のようだが、ここではまだ出ていないようなので


「追って珍しからず候へども、はり(玻璃)の盆一つ、同じくとうさん(「灯盞」か)二つこれを進じ候、
書状の験までに候、次に左衛門佐慮外ながら御言伝申し入れ候、
『先書に申し上げ候ごとく、爰元(ここもと)永々の御山居、よろづ御不自由、御推量なさるべく候、
我等手前などの儀は、なほ以て大草臥れ者に罷り成り申し候、御察しに過ぐべからず候、以上、』
其の許の様子、久々承はらず候間、(青木)半左衛門相下し候、御息災に候や、承はりたく候、
此の方別儀なく候、御心安かるべく候、但しこの一両年は、年積り候故、気根草臥れ候、
万事此の方の儀、御察しあるべく候、委細は半左衛門申し述ぶべく候間、具にするに能はず候、恐々謹言、 

安房 三月廿五日 昌幸(花押) 豆州 参」

(追って珍しくはありませんが、玻璃の盆一つと、同じく灯盞二つを進上します。
書状のしるしまでに。次に出しぬけですが左衛門佐の言伝を申し入れます。
『前の手紙に申し上げた通り、(昌幸の)ここでの長い御山居、御不自由を想像してください。
私たちや家臣などのことは、なおさら大草臥れ者になってしまっています。
(これについては)心配しすぎないでください。』
そちらの様子を長らく聞いていないので、半左衛門を遣わします。御息災かどうか聞きたく思います。
こちらは特に変わったこともありません。安心してください。ただしこの一両年は年を取ったせいで
気根が草臥れてしまっています。万事こちらのことを察してくださるよう。
委細は半左衛門が申し述べるでしょうから、つぶさには書きません。)


文面から長年の蟄居による昌幸・信繁の疲れ具合が見て取れる、昌幸の晩年に書かれたらしき書状である。
昌幸から信之に物を贈っているのが珍しい気がしたので、個人的にいい話に





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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    秀吉もどうせなら旧甲斐武田領やってれば、違ったかもな

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ※1さん
    それは無理でしょうね。外様で武功も足りない。しかも織豊系武将よりも土地の執着が
    強いから転封に応じたかどうか。徳川との一件見ても無理だと思う。
    何よりも「くれてやる土地が無い」。子飼いや旧織田家武将の不満も出る事は必至。

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