名護屋からの手紙

2014年12月05日 18:32

304 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/12/05(金) 05:44:40.33 ID:B+kjcUVK
名護屋からの手紙

文禄2(1593)年、朝鮮出兵の後陣として名護屋に招聘されていた最上義光は、山形に残して来た家臣の伊良子信濃宛てに手紙を書いていた

「われらとかい(渡海)の事有さうもなく候」
「あハレあハレそのごとくニて、いのちのうちニいま一度最上のつちを踏み申度候。水を一ぱい飲みたく候」
「のへさハ(延沢)家内、おのおのけんごのよし(堅固・健吾の由)、文見申し候て満足申し候
いつかいつかくだり申候て、又五郎ふうふのもの、見申し度候」

最上義光(´・ω・`)「志なの(伊良子信濃)元気してる?こっちは唐陣で名護屋にいるんだけどね、
どうも渡海するかどうか今の時点ではわからないんよ。
山形城の普請も途中で出て来ちゃったもんだから、現場を任せきりにしちゃってゴメンね。面倒を掛けるんよ。
貰った手紙でおおよその進捗はわかるんよ。流石なんよ。あ、相談を受けた町割だけどね、
鍛冶町と銅町は城の北の川向こうへの配置にして欲しいんよ。普段から火を使う仕事だし、
火事になるとまずいからお城からは少し距離を取って、川の近くに作るんよ。
それと三ノ丸の堀だけどね、(山形は扇状地だから)低い所から掘って排水しながら高い側に作業をすると
効率が良くなると思うんよ。
…手紙を書いてて山形が懐かしくなったんよ(´つω;`)
あぁ、唐陣だ渡海だなんて正直嫌なんよ。
生きてる内に山形に帰りたいんよ。ふるさとの水が飲みたいんよ。
…信濃だから泣き言を書いちゃったけど、愚痴ばかりじゃダメだよね。あ、そういえば又五郎(延沢光昌)と松
尾姫に結婚させたけど、なかなか似合いの夫婦で仲良くやってるって聞いて義光、パパとして嬉しいんよ。
山形に戻れるかはわかんないんだけど、いつか又五郎夫婦の幸せな様子をこの目で見てみたいんよ。」

※一部原文が怪しい部分を排し、現代訳で追加している内容があります

手紙に出て来る又五郎は、先年京都で客死した延沢満延の子で、まだ幼少ながら最上義光の長女の松尾姫を妻として迎えていた

城割の相談から望郷の想いが強くなとたのと、先に亡くなった延沢満延に託された又五郎を思いやる、鮭様の手紙のお話



305 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/12/05(金) 08:52:32.88 ID:KgbI2p4P
イイハナシだなぁー

306 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/12/05(金) 09:03:31.36 ID:KdmPbkHK
山形城って火事多かったんだよな。鮭様の気遣いもうまくいかなかったのか。

309 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/12/05(金) 10:14:38.59 ID:8KdinPSe
鮭様愚痴る愚痴る w

310 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/12/05(金) 10:19:13.45 ID:XRhX+KBG
書状をめっちゃラフに訳してるけど、
候文って敬語だよね

311 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/12/05(金) 10:31:30.06 ID:B+kjcUVK
>>310
義光「あの~、義光山形に帰りたいんです。伊良子さん…家臣らで知恵を出し合ってどうにかして頂けませんでしょうか?(チラッ」
志村光安「殿、帰r…」
義光「…(おっ!」
光安「ムリポ」
義光「!」

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | 1wIl0x2Y

    管理人様

    307は馬場さんの逸話のコメントだと思います。

  2. まとめ管理人 | URL | wZ.hFnaU

    ※1
    ご指摘ありがとうございます。直しておきましたー

  3. 人間七七四年 | URL | 1wIl0x2Y

    軟水か硬水かで水が合わなかったのかも

  4. 人間七七四年 | URL | -

    故郷の水が飲みたい手紙ってこんな内容だったんだ

    こっちはおまけなんだろうけど
    町割りとか堀の作り方の話題面白いわー

  5. 人間七七四年 | URL | -

    この手紙に出て来る新婚さんが
    夫・延沢又五郎(12)
    妻・松尾姫(15)

    若いよね(´・ω・`)

  6. 人間七七四年 | URL | -

    秀吉より若いのに、めっきり老けこんでしまって…

  7. 人間七七四年 | URL | -

    なんでもっと普通に訳さないのかな。読みにくい。山形訛りでもないし。

  8. 人間七七四年 | URL | -

    山形弁は鹿児島弁並に知らない人だと戸惑うよ。

    義光「信濃、町割はんだったら」
    信濃「んねの?」
    義光「んだんねって」
    信濃「んだんねがす?」
    義光「んだがらんねって」

  9. 人間七七四年 | URL | -

    ※8
    なるほどわからん

  10. 人間七七四年 | URL | -

    鮭様は現代抱かれてしまっているイメージと、分かっている範囲での実情との間で
    かなり差のある武将ですよね。もっと早く再評価して欲しいなぁ。

  11. 人間七七四年 | URL | -

    米7-8
    義光「信濃、町割はんだったら(信濃守、町割はこうしてほしいんだ)」
    信濃「んねの?(違うんですか?)」
    義光「んだんねって(そうじゃありません)」
    信濃「んだんねがす?(こうですか?)」
    義光「んだがらんねって(だからそこは違うって)」

  12. 人間七七四年 | URL | -

    伍長がロンメルをひいきしたのは
    ロンメルも伍長と同じで訛りがキツかったから

  13. 人間七七四年 | URL | -

    ※3
    井戸を掘ってもしょっぱい水しか湧かなかったらしいよ

  14. 人間七七四年 | URL | -

    そういや名護屋には水場争いの逸話もあったよな

  15. 人間七七四年 | URL | -

    徳川と前田が井戸巡って一触即発になった逸話ね
    前田の陣に向かって銃口向けてたヤツもいたらしいね(チラッ

  16. 人間七七四年 | URL | -

    前田は喧嘩のつもりだったのかもしれんが、三河武士に喧嘩って概念がなかったんじゃないの?

  17. 人間七七四年 | URL | -

    服部半蔵・渡辺守綱「若い者らは考えが足りん。前線に行ったら本陣が手薄になるだろ。そこ(前田の本陣)を鉄砲で狙えば相手の首ねっこを押さえるのは簡単じゃよ」

  18. 人間七七四年 | URL | -

    異国で手柄をあげるぞ!とは思ってなかったんだね
    義光にとっては領内開発最優先か

  19. 人間七七四年 | URL | -

    >>18
    この手紙の前書か前後の山形への便りに「大友が軍令違反で改易された!唐陣なんてやだ!頭丸めて世を捨てたい」なんて泣き言もあったとか

  20. 人間七七四年 | URL | -

    延沢満延死後で兵500で、楯岡満茂と鮭延秀綱の二大柱が仙北小野寺氏と湯沢で揉めてる時期じゃあね

  21. 人間七七四年 | URL | -

    全体の一部分か

  22. 人間七七四年 | URL | -

    異国で手柄を上げるぞ!!
    って意気込んで、出兵した大名とか一割もいないんだろうな。

    国内での加増移封すら嫌がる連中だし。

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