FC2ブログ

これぞ聞こえる蒲生家の士大将

2014年12月22日 18:39

423 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/12/22(月) 02:17:48.59 ID:lmsYp9gE
秀吉が島津を征伐なされた時、蒲生氏郷前田利長は岩石の城を攻めなさった。

氏郷の先陣・蒲生源左衛門(郷成)は、この頃は坂小坂といった。坂はまっ先に進み、仮名で
“いちばん”と墨黒に書いてある白い吹貫を門のまん中に押し立て、喚き叫んで戦った。

雨が降るように鉄砲が撃ち出され、吹貫は秋風によって破れた芭蕉のようになった。
坂は大声を上げて、「一足も引くな者ども!」と命じ、わき目も振らず攻め入った。

その様子は後陣から、「これぞ聞こえる蒲生家の士大将、小坂と言われている大剛の者よ」
と、口々に誉められていた。

寺島美濃守は、この頃は半左衛門といった。半左衛門は黒い吹貫を押し立てて坂に続いた。
軍勢は利長の士・松原久兵衛を始めとして先を争って攻め入り、最後には城を攻め落として、
4百余の首を討ち取った。

秀吉は氏郷に感状をお与えになり、坂に金銭10匹と羽織を賜った。

【原注:一説には、坂を一番と記している。秀吉が坂を賞して刀をお与えになると、坂は申して、

「一番の賞でございますならば、それは、栗田(半左衛門のことか)一人でございます。
栗田は黒い吹貫でございました。坂の吹貫は白くて目立ったのでございましょう」

と譲ったため、秀吉はますます大いに感心し、刀を栗田にお与えになったとも言われている。】

――『常山紀談』





スポンサーサイト





コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    この時代に生まれてたらぜひ士官してこの目で見てみたいのが蒲生家

  2. 人間七七四年 | URL | -

    銀の鯰尾兜も良いが
    例のバットマンみたいな具足姿の工場長も見てみたい

  3. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    確かに。
    この時代に生まれてたら是非仕官して見てみたいのは、蒲生家と最上家。
    どちらにしか仕官できないとしたら、ある意味、究極の選択。

    あ、森家とか伊達家とかは外から見ているだけでいいかなw

  4. 人間七七四年 | URL | -

    えっ?なんで唐突に最上?

  5. 人間七七四年 | URL | -

    当時が坂小坂源左衛門なのかと思ったら坂が苗字で小坂が名前なのか

  6. 人間七七四年 | URL | -

    ※5
    坂小坂という名前といい
    仮名で“いちばん”と書いてある吹貫といい
    名の聞こえた武士に対して失礼かもしれないけど
    なんか芸人かプロレスラーみたいだと思ってしまった
    目立つことが大事、という点では共通するかもね

  7. 人間七七四年 | URL | -

    弾雨の中に吹貫もって突撃って凄すぎでしょw
    しかも正直に一番乗り相手を称えている。余計に交換持たれる訳だわ。

  8. 人間七七四年 | URL | -

    だてまさーむねが大嫌い、の人か

  9. 人間七七四年 | URL | Cnub/O7I

    上から読んでも坂小坂
    下から読んでも坂小坂

  10. 人間七七四年 | URL | -

    調べるとどうも坂小番が正しいらしい(しかも幼名との説もある)。
    「番」も「坂」も「バン」と読むから、「坂小坂」って書き方ができたのか?

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://iiwarui.blog90.fc2.com/tb.php/8977-b6455661
この記事へのトラックバック