伊達者

2015年01月07日 18:55

508 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/01/07(水) 13:34:59.92 ID:2IxhPwOg
伊達者

文禄元(1592)年、奥州の伊達政宗豊臣秀吉から唐陣の動員命令が下された
(●▽・)「兵1500を連れて参陣せよか。ただ言われた通りの数だけ連れていったんじゃ、また難癖付けられるかも知れないから、倍の3000を連れてくぞ!」
隣国の最上義光にも唐陣の命令が下されていた
(´・ω・`)「割り当ては兵500か。国元をしばらく離れるから留守を頼むんよ」

京に集まった諸将に秀吉から、唐陣で肥前名護屋に向かう前に天皇の前で軍行進が行われる事が伝えられた
(´・ω・`)「観兵式か。甲冑は身分以上に良い物を推奨して定期的に点検させてるけど、せっかくの晴れ舞台だから家来のみんなも少しは贅沢やおされをしたいだろうな
紀伊(坂光秀)、金蔵から仕度金をみんなに振る舞ってあげて。たまには羽を伸ばさせるんよ」
(●▽・)「お!天皇に公家まで見に来るのか!
目立たなきゃ損だろ!」
政宗はなにかを書き付けると京の甲冑師や鍛冶らに注文を出した

他家の者も考える事は同じらしく、京近辺での武具甲冑の値は高騰し、遠方から京に武具を売りに来る行商の姿が増えた
(´・ω・`)「…京では良い甲冑が適価でなかなか手に入りにくくなってるんよ。酒田の池田屋にも頼んでいるけどそれじゃ数が足りないだろうから、非番を増やすから、休みを利用して各自堺に足を延ばして好みの武具を調達して来るんよ」
伊達家は政宗の一括注文をメインに早めに京で武具を揃え
最上家は普段使いの物と堺での買い物をメインに武具を調えた

そして観兵式当日
前田軍・徳川軍がまずは行進
秀吉「さすがに堂に入ってるわ」
三番目に伊達政宗が率いる軍勢が登場

ざわ…ざわ…ざわ…
どよ…どよ…どよ…

京の民衆「なんじゃありゃ!?」
秀吉「!」

伊達勢の一番隊は、紺地に金の日の丸を描いた幟が30本
二番隊は高さ100挺の銃をかついだ鉄砲足軽
三番隊は弓50張
四番隊は100本の朱塗りの槍を持った足軽
足軽達は高さ三尺の金のとんがり笠に黒の具足を纏い、片面朱塗と銀粕に分けられた台形の鞘の太刀を腰に差していた
続く五番隊は馬上三十騎
いずれも黒鎧に金の半月前立の兜の出で立ち
馬の尾には色糸を集めてくくった飾り
馬鎧は虎・豹・熊の皮や孔雀の尾で飾られ
馬上の士の大小の刀は総金箔張り
特に原田宗時と遠藤宗信、後藤信康らの腰には一間半の大刀が肩から下がる金の鎖で釣られていた
騎上の政宗も例の甲冑の上に、熊毛の陣羽織を着ていた

京の民衆「あれはどこの軍だ?」
「なんと派手で酔狂な」
「伊達だ!伊達家の軍だ」
京の民衆の間から「政宗!政宗!」の声が上がった!

これが俗に言われる「派手イコール伊達者」の起源とも言われる話である

目の肥えた京の人々や公家の書き物からは他の軍の行進についての記録は
あまり残されていない



510 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/01/07(水) 14:24:24.10 ID:8AjQeFPH
>>508
鮭様のはどんなんだったん?
この二人のやりとりは、ノブヤボグラでいつも再生される。

511 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/01/07(水) 14:56:10.00 ID:2IxhPwOg
>>510
対比

伊達軍
政宗はいつもの愛用の甲冑に熊毛の陣羽織
主要な兵はほぼ統一
奇抜な新装備
兵3000

最上軍
鮭様は織田信長から志村光安が貰って来た愛用の三十八間筋兜と桶皮胴に紋入りの実戦向けの陣羽織と例の指揮棒
丸に二引両の旗は軍の各部にポイント・ポイントで配置
馬上武将は最上胴・当世具足・伊予札胴等各自の好みが混合で旗指物も各自家の物
徒士は自前の具足や背面無しの最上家お揃いの貸出給具足
火縄銃が他家より割合的に多目
兵500
他の軍に紛れて目立たなかったらしい

512 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/01/07(水) 18:40:13.04 ID:2IxhPwOg
備考
前後の最上軍の装備

最上義光
三十八間総覆輪筋兜(最上義光歴史館蔵)
桶皮胴(行方不明)

志村光安(某寺蔵)
南蛮笠風筋兜
浅葱糸威最上胴

延沢満延(伝)
八方形兜
黒糸威胴具足

池田盛周(酒田市資料館蔵)
錆色六枚張突起付兜
皮包日の丸二枚胴具足

伝・加藤清次(個人蔵)
飾付頭形兜
紺糸威二枚胴具足

513 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/01/07(水) 18:54:56.97 ID:8AjQeFPH
普通の格好だったわけね。鮭でも背負っていけばよかったのにな。

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    >二番隊は高さ100挺の銃をかついだ鉄砲足軽

    これ、「高さ」だけ抜いて読めばいいのか?

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    足軽のとんがり笠の高さの書き込み場所ミス
    普通に数が100という事で

  3. 人間七七四年 | URL | -

    >京の民衆の間から「政宗!政宗!」の声が上がった

    ここで大笑いしてしまったのは俺だけかな?流石政宗、他の武将にはできない諱呼びを平然とされてしまう、そこにしびれる!憧れる!w(褒め言葉)

  4. 人間七七四年 | URL | -

    ※3
    日本最古の大坂の陣を描いた瓦版にも「まさむね」で書かれるくらいだから

    (●▽・)「まさむねはまさむねだろ!」

  5. 人間七七四年 | URL | -

    ( ゜∀゜)o彡°まさむね!まさむね!
    ( ゜∀゜)o彡°まさむね!まさむね!
    ( ゜∀゜)o彡°まさむね!まさむね!
    (●∀゜)o彡°おっぱい!おっぱい!
    ( ゜∀゜)o彡°まさむね!まさむね!

  6. 人間七七四年 | URL | /KoANL1I

    実は昔からネタキャラ扱いだったんかね?まさむねはw

  7. 人間七七四年 | URL | -

    最上|・ω・`)「・・・」
    義宣|・ω・`)「目立たない・・・」

  8. 人間七七四年 | URL | -

    逸話見る度ネタキャラ感が強まっていく人だなあ
    だがそれがいい(AA略)


  9. 人間七七四年 | URL | -

    千五百て凄い数だぞ。
    現在の組合消防とかの観閲式で車両含め自治体規模200〜300が良いとこだろうからな。
    勿論出初め式なんかで縦列行進してる様はナカナカのもんだから千五百が具足揃えて武威をはったらそらすごいだろう。
    参勤交代の日雇い人足みたいなことは無いんだろうから壮観だったと思うぞ。

  10. 人間七七四年 | URL | -

    隻眼の大将と漆黒の軍勢、まるで李克用と鴉軍の如し
    やっぱり意識してたのかな?

  11. 人間七七四年 | URL | -

    この人自体がその塊のような存在だからだろうが、人の厨二心をくすぐるのがうまいよなぁ。普通の人なら恥ずかしさから自制が働いてしまうのだがw
    そこにしびれる、あこがれるぅってやつだな。

  12. 人間七七四年 | URL | -

    この時後藤孫兵衛信康が佩いていたとされる大太刀だけど、
    去年、宮城・塩竃神社に行った時、ここのこじんまりした博物館に(刀身だけだけど)展示してあるのを見た!。
    正確には分からず曖昧で申し訳無いが、確かにかなり長い刀身だった
    (1m50cmくらいはあったような…もっと長かったかも)

  13. 人間七七四年 | URL | -

    明治時代の尺度だと
    一間=六尺≒約1.8メートル
    一間半だと外装約2.7メートルか
    握り柄(つか)の長い半長刀?

  14. 人間七七四年 | URL | -

    この頃ヨーロッパ人もチラホラ日本に来てるから、これくらいでないと目立てないと思ったんだろうな

  15. 人間七七四年 | URL | -

    でも、ド派手な最上家の軍勢と云うのも今一想像が難しいかな?
    個人的には堅実で手堅い軍装の方が渋くて格好良い気がする。
    それに「三十八間総覆輪筋兜」に「桶皮胴(桶側胴)」に何時もの指揮棒。
    うん、凄くシックリくる出で立ちだと思う。特に指揮棒が!

  16. 人間七七四年 | URL | -

    意識したというか後世から見たら共通点があるっていうだけなんじゃない?そういうことってよくあるし

  17. 人間七七四年 | URL | -

    パレードでも指揮棒手放さなかったの鮭様…

  18. 人間七七四年 | URL | -

    !⊂(・ω・´)「宮内には持っていけなかったけど、パレードなら問題ないんよ!」

  19. 人間七七四年 | URL | -

    ずっと指揮棒持っているんですか!!鮭さまは
    いつも棒を持ち歩くって…この人を思い出してしまった

    きかんしゃやえもん(上)・やえもんと棒と苗字と
    ttp://iiwarui.blog90.fc2.com/tb.php/4810-ecec7468


  20. 人間七七四年 | URL | -

    義光「ほ、ほら…鉄棒はつわものの証って言うじゃない?」

    「山形殿(最上義光)は使者と会う時も愛用の指揮棒を常に手放さなかった」「秋田家文書」

    「山形の最上義光は鉄砕棒を好み、義光是を持つと名前を象眼し、愛用していた」「上杉家文書」

    志村光安「取り上げようとするとおちつきがなくなるので、大目に見てあげてください」

  21. 人間七七四年 | URL | -

    きっと眼鏡は体の一部みたいな感覚なんだろうな
    ちょっと前にも鉄棒持てないから鉄扇作ろうみたいな話出てたし

  22. 人間七七四年 | URL | -

    鮭様にとっての鉄棒は「ライナスの毛布」と同じなんでしょうなぁ
    鉄棒持てない時には鉄扇をと考えるだけ、やえもんさんより大人ですが。

  23. 人間七七四年 | URL | -

    >鮭様の指揮棒
    MCハマーのペプシコーラのCM見たいなものかwww
    何時ものコーラをコカ・コーラにしたら元気でないって奴。

  24. 人間七七四年 | URL | -

    ライナスの毛布って、と思ったけど、ライナスはアレでいじめっ子を撃退したことあるはず。

  25. 人間七七四年 | URL | -

    鮭様は上杉兵を撃退してるし(震え声

  26. 22 | URL | -

    24さん、そうなんですか!そこまでは
    知らなかったです。

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