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知恵伊豆の死に様

2015年07月03日 18:05

17 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/07/02(木) 21:49:03.92 ID:+AGasWoa
松平伊豆守信綱が発病した時、このように言った
「私は病人に成ってしまったが、隠居など仰せ付けられるように、などとは微塵も願わない。
何時までも職務を努め、御城にて倒れて死ぬ事こそ本望である!」

そういって毎日登城して出仕し、自身の家老たちには
「今日御城において私が病死すればこのようにしろ」
そう委細を申し付けてあった。

しかし病気は日を追って重くなり、小便も出なくなった。この事を伊豆守は嘆いた。
「私の病気の事を、上様はお尋ねなさっているそうだが、小便のことまで上聞に達してしまったらどうするのだ。
このような事をお耳に入れるのはなんとも恐れ多いことである。」

その後も病気は重くなり、伊豆守の養母が彼の枕元に付き添った。
その時養母は言った
「病気がこのように重くなった以上申しておく。今までは後世のことなど一向に構わずにいたのであろうが、
この時であれば、万事を打ち捨て、後世のために念仏をするように。」

そう進めたが、これを聞いた伊豆守は
「御尤もの事です。ですが、私は幼年より召しだされ、格別の御恩を蒙った者ですから、せめてその
万分の一も御恩を報じたく、常に心がけてきましたが、行き届かず、このような大病であれば尚更
御恩を報じることが出来ません。ですから少しでも御奉公のことを心がけ、『御奉公、御奉公』と唱えたいと
思います。なかなか、念仏を唱える暇はありません。」

そしてその後には
「もはや死も近い。この上の願いは、何卒お上の御精進日に病死致さぬように、との事であり、出来れば
七日に死にたい」と語った。
これは七日が彼の妻の命日であり、息子たちの精進日が多くならないようにとの思いからであった。

十六日になると、
「明日は権現様御命日である。どうか、今日か明後日に死にたい。」と望んだ。
そのため、その日は薬を用いず死をのみ待っていたため、その本意のごとく、十六日に死去した。

(明良洪範)

知恵伊豆の死に様、である



18 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/07/03(金) 08:44:31.81 ID:bR4qvxSR
こんな遺言うっかり脳筋に残したら逆に家滅ぼしかねない

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    こう言うのは忠義と云う名の独り善がりに見えてしまう。
    幾ら優秀で取り立てられた恩義があっても、病身で出仕されつづけると、
    下の者達だって溜まった者じゃないよ。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    K〇MATSU「知恵伊豆って、ウチの旦那でしょ?」

  3. 人間七七四年 | URL | -

    戦場での死に場所を失ったSAMURAIの最後のあがきなのか

    死に際になって件の「頑固さ」が顔をのぞかせたか

    出典も含めて高潔な死に様とは書かれなかったようだけど

  4. 人間七七四年 | URL | -

    親父が大病患おうが、死のうが息子は普段通りに働けよ
    って大意とか

  5. 人間七七四年 | URL | -

    >>3
    伊豆守さんは島原に間に合ったし、政宗さんとも揉めたし、SAMURAI満喫出来たと思うけどw
    才能ある人だから、まだまだ足りねーよ、だったかも

  6. 人間七七四年 | URL | HfMzn2gY

    ※1 俺もそう思う。こういうのはどっかの独裁者みたいに偽の新聞読ませとけよってw
    本当に大事が起きた時にどうするつもりだったんだろう?

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※6
    ポルトガルのロリコンさんじゃないですかー!>ニセの新聞

  8. 人間七七四年 | URL | -

    忠義だし独り善がりとは思わんな。迷惑でもない。
    独裁者の小細工なんか使うかよ
    なっても対処はできる

  9. 人間七七四年 | URL | -

    典拠とかに書かれなくても立派な死に様だろ。

  10. 人間七七四年 | URL | -

    ただ最近になってから見るとこれ見方変えたら社畜・・・

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