島左近と聞けば、今でも気分が悪くなる。

2015年09月04日 09:52

島左近   
263 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/03(木) 23:37:29.95 ID:20Shf9vm
ここに一つの物語がある。剛なる者も急なる時は、物の判断を見定めることができなくなるという話である。
黒田家の関ヶ原の戦場に出た者達6,7人が、後に筑前で集まって話をしていた時、一人が言った

島左近の関ヶ原での振る舞いは、日頃名高きほどに見えた。
鞭を振り上げ、懸かれ懸れと叫んでいた声、今も耳に留まって不便である。
真っ黒な具足の、兜には立物もなく、差し物も差さず、柿色の羽織を着ていた。」

所が別のもの
「いやいや、鼠色の羽織であった」

別の一人は
「いや、羽織はつけていなかった」と言った。みなまちまちの見覚えであった。

「さても各々も私も、戦場であってもそれほどうろたえるような人間ではない。それが
このように記憶が違っているのはおかしくも不審なことだ。そういえば誰々は、元は
治部少に仕え、しかも関ヶ原であの場におり、良く覚えていると聞く。彼を呼び寄せ、
尋ねて不審を晴らそう。」

そう言ってこの3人は旧三成家臣の者を呼び寄せ問うと、その時の島左近の兜の立物は、
朱の天衝三尺ばかり。具足は樋皮溜塗り菱綴、その上に木綿浅葱の羽織に縄を帯にしていた、
という。

「さてもさても恥ずかしきことだ。この座の者達が度々武功をなした者でなかったら
その身の恥ともなっただろう。不思議なることだ。」

一人はそう言ったが、その中でとりわけ物慣れたものが
「いや、我らの事ながら、これも理だ。その時のことを思い出せば、今も身の毛が立つぞ。
あの時は一息切断の所であったので、顔をもたげ、敵の面を見る事も出来なかったので、
各々も覚えていないのであろう。

島左近と聞けば、今でも気分が悪くなる。鉄砲によって討ち取らなかったら、我々の頸が
何の手間もなく取られたであろうよ。今、このように良き座敷で、しかも心安い友ばかりで、
良き振る舞いを食い、気ままに酒を飲み、良き茶を飲み、寝ながら話をする。そんなことは
出来なかっただろう。
そんな状況であったから、大方の者達が目の仏を失ったのだろうな。
これまでと印象が変わったからといって、我々を笑わないでくれよ若い衆たち。」

そう語った。

(古郷物語)



264 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/04(金) 00:10:07.18 ID:sBlw/JuD
死線潜り抜けてきた後だと戦友達と過ごせる日常ってさぞ幸せに感じるだろうな

265 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/04(金) 00:27:56.61 ID:fZYmNpP9
>>264
隠居済みだったり、行政官として活躍してたら別だけど、戦しか能が無い者にとってはそうでも無いんじゃね?

266 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/04(金) 02:12:35.25 ID:cLaIxLoM
やっぱ島左近てすごかったんやな

267 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/04(金) 03:26:40.97 ID:fl7GhPFT
三成に過ぎたるものが二つあり
縞のサテンにさわやかな白

268 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/04(金) 07:51:02.73 ID:fzJzjHLW
>>267
そう書かれると三成さん暑苦しい人みたいですやん

269 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/05(土) 16:08:25.65 ID:2nVeE7/D
幻術つかいサコン現る!


つかsakonって関が原の話ばかりだが筒井時代の話ってないのかね
筒井家に右近と左近ガイルってくらいしか知らんわ

270 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/06(日) 09:55:31.94 ID:1gdl1xuw
関ヶ原じゃ左近よりも小早川の方が活躍しとるしな

271 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/06(日) 10:50:40.42 ID:nput2gN7
まあ武功は武功だが…

272 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/06(日) 16:00:03.89 ID:79S/0gKI
全くな
俺が小早川だったら千人斬りして天下無双の称号えてるよ

273 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/06(日) 17:19:44.83 ID:OCYz/l7C
>>269
超有名人なのにビックリするくらい史料にも出てこないからなぁ
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    こんな風に書かれると実際に島左近を見たくなる

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    時代劇の配役で想像出来るだけの合う俳優が少ないしなぁ。正直葵三代の夏八木勲しか思い出せない

  3. 人間七七四年 | URL | -

    葵三代は、今から見ると歴史としては解釈が逆になってるのも多いけど
    ドラマとしての出来はもの凄く良い。

  4. 山のフドウ | URL | jtni/4cA

    どうかわからんけど

    これってもしかしてこう考えらんね?
    戦況によってかね。
    最初:具足、羽織、前立てあり
    前立て→途中でとれた
    羽織→転ぶか土埃などでネズミ色→脱いだ
    みた場面が違ってこうなった。
    だけど獅子奮迅ってのは変わんないね。

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