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徴古館 青漆塗萌黄糸威二枚胴具足

2015年09月04日 09:55

654 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/03(木) 20:53:18.32 ID:5AXdqxaN
徴古館 青漆塗萌黄糸威二枚胴具足
http://www.nabeshima.or.jp/collection/index.php?mode=display_itemdetail&id=6
青漆塗萌黄糸威二枚胴具足

鍋島勝茂が島原の乱で着用したこの甲冑、青漆とは漆に藍や石黄を混ぜて青く(実際は緑色)
した技法である。なお、この技法自体は江戸時代後期からのものとされる。

最近、この甲冑のレプリカが甲冑師の西岡文夫氏に発注され復元されたが、驚くべき事実が
明らかになった。

西岡氏は当初、レプリカにごく普通に青漆を塗ってみたが、経年劣化を考えても実物と色合いが
全く違う。そこで国立文化財機構 東京文化財研究所保存修復科学センターの北野信彦氏に
科学的調査を依頼し、徴古館の甲冑を調査したところ、青漆ではなく西洋絵画の油絵具に近い技法で
作製された塗料であることが明らかになった。

なお、日光東照宮の平成の大修理で、陽明門羽目板の下から松と鶴絵図が発見されたのはニュースで
報道されましたが、この絵にも同じ技法の塗料が使用されているとのこと。

陽明門壁画公開について
http://www.toshogu.jp/blog/2013/12/post-24.html

詳細は日本甲冑武具研究保存会の会報、甲冑武具研究191号を参照のこと


西岡氏は最初に塗った漆を全て剥がしてまた新塗料を塗りなおしたので、相当難儀されたそうです。




655 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/04(金) 02:53:48.83 ID:Nusp8EWX
甲冑は1家に一つは欲しいですな

659 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/04(金) 08:22:16.42 ID:yYyhqmta
甲冑のは鍋島家が勝茂の頃から新技術の取得に熱心だったという話か
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    鍋島家は1度はキリシタン許可してたからかな

  2. 人間七七四年 | URL | -

    >青漆とは漆に藍や石黄を混ぜて青く(実際は緑色)
    した技法である。なお、この技法自体は江戸時代後期からのものとされる。

    江戸時代初期の戦乱時に着用された鎧に江戸時代後期に確立した技法が使われていたって
    どういうこと?
    最初は違う色だったのに、江戸時代後期にその色を付けなおしたってこと?
    修復した人はそこのところどう思ってたんだろう

  3. 人間七七四年 | URL | -

    当の鍋島家で青漆と代々伝えてきてたわけ。それで甲冑師も青漆を使ってみたが、色合いも違うし、時代も疑問、それで調査を依頼した結果ってこと。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    初期伊万里焼の染付研究の副産物だったのかな>油絵具
    青系統というのは共通しているから

  5. 人間七七四年 | URL | -

    ※4
    アウグスト強王が錬金術師に磁器の研究をさせた話を思い出した。
    昔の美術家・陶芸家は結構アルケミストに近いよな。

  6. 人間七七四年 | URL | XPh8VFiw

    天草四郎の陣中旗を描いた山田右衛門作を思い出した。多分違うんだろうけど…

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